四字熟語「虚心坦懐(きょしんたんかい)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語「虚心坦懐(きょしんたんかい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「虚心坦懐」の意味をスッキリ理解!

虚心坦懐(きょしんたんかい):心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること

「虚心坦懐」の意味を詳しく

「虚心坦懐」は、「心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること」を指します。

わだかまりとは、偏見や先入観のことです。気持ちがさっぱりしているとは、心が平穏な状態のことを意味します。

つまり、「虚心坦懐」とは、どんな人や物にも偏見や先入観が持たずに、平穏な心で対応できる様子です。

「虚心坦懐」の使い方

  1. 誰とでも虚心坦懐に話すことができる人は、友達が多いように思われる。
  2. 恋人と喧嘩をするときは、虚心坦懐に話を聞くことができず、言い争ってしまう。
  3. 仕事や人間関係で悩んでいる時でも、ヨガをしている間は虚心坦懐に過ごすことができる。
  4. 虚心坦懐な姿勢で望めば、結果は後からついてくる。

これらの例文のように、「虚心坦懐」は以下のような言い回しで用いられることが多いです。

「虚心坦懐」のよくある言い回し
  • 虚心坦懐に話す
  • 虚心坦懐に過ごす
  • 虚心坦懐に考える
  • 虚心坦懐に接する
  • 虚心坦懐な〇〇

❶の例文では、どんな人にもすがすがしい気持ちで受け答えすることが、人から好かれる秘訣だということを説いています。

❷の例文では、喧嘩をするときに平静な気持ちで臨めないことを悩んでいることがわかります。

❸の例文では、ヨガをすることで精神を統一し、心が平穏になることがわかります。

「虚心坦懐」の由来

「虚心坦懐」に明確な出典はありません。

以下の2つの熟語が組み合わさって「虚心坦懐」という四字熟語が生まれました。

  • 虚心
    心に先入観やわだかまりがなく、ありのままを素直に受け入れることのできる心の状態
  • 坦懐
    わだかまりがなく、さっぱりとした心のことや、好悪の情にとらわれない平らな心

「虚心」と「坦懐」はほぼ同じ意味であることがわかります。

「虚心坦懐」の類義語

虚心坦懐には以下のような類義語があります。

  • 虚心平意(きょしんへいい):心にわだかまるところがなく、落ち着いている様子
  • 虚心平気(きょしんへいき):疑念や不満、不信などをなくし、心を穏やかにすること
  • 明鏡止水(めいきょうしすい):邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の様子
  • 光風霽月(こうふうせいげつ):心がさっぱりと澄み切ってわだかまりがなく、爽やかな様子
  • 晴雲秋月(せいうんしゅうげつ):心に汚れがなく、澄みとおっていること
  • 誠心誠意(せいしんせいい):この上ないまごころのこと
  • 泰然自若(たいぜんじじゃく):落ち着いていて動じないこと
  • 自由闊達(じゆうかったつ):広くのびのびとして物事にこだわらないこと
  • 闊達自在(かったつじざい):心が広く小さなことにこだわらないこと
  • 明朗闊達(めいろうかったつ):明るく朗らかで細かいことにこだわらないこと
  • 天空海闊(てんくうかいかつ):果てしなく度量が広いこと
  • 一点素心(いってんそしん):名誉は利益にこだわらない純粋な心
  • あるがまま:今ある状態の通りで
  • 胸襟(きょうきん)を開く:心を打ち明けること

「虚心坦懐」の対義語

虚心坦懐には以下のような対義語があります。

「虚心坦懐」の英語訳

虚心坦懐を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • open minded
    (偏見がない、公平な)
  • being free from bias
    (偏見がない)
  • without prejudice
    (偏見なく)
  • calm
    (落ち着いて)
  • laid-back
    (くつろいでいる)

このほか、frankly(率直に), candidly(ざっくばらんに), honestly(正直に)などでも、先入観がないさっぱりとした様子を表すことができます。

まとめ

以上、この記事では「虚心坦懐」について解説しました。

読み方虚心坦懐(きょしんたんかい)
意味心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること
由来「虚心」と「坦懐」という2つの熟語の組み合わせ
類義語虚心平意、虚心平気、明鏡止水など
対義語意馬心猿、玩物喪志、疑心暗鬼など
英語訳open minded(偏見がない、公平な)など

目まぐるしい現代の生活で、常に虚心坦懐を実践することは難しいかもしれません。

しかし、これを心にとどめておくようにすることが重要ですね。