今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「モダン」です。
「モダン」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
「モダン」の意味をスッキリ理解!
「モダン」の意味を詳しく
「モダン」は、「現代的な、近代的な」という意味です。
今風でおしゃれなことを「モダン」と表現します。
以前は、飾り気が少なく、無機質で直線的なデザインが「モダン」だとされていました。現在はデザインが多様化したため、多くの特徴が「モダン」に当てはまります。
また、新しいことを表すため、「実験的な」「前衛的な」というニュアンスを持って使われる場合もあります。
モダンアートやモダン焼きなど、熟語としても使われます。使い方を個別に解説します。
「モダンアート」の意味を詳しく解説
「モダンアート」は近代美術とも言い、「実験精神を重視し、過去の伝統的な美術様式から脱しようとした思想や様式を抱いた芸術作品」を指します。
いろいろな定義がありひとつ定められているわけではありませんが、おおよそ1860年代から1970年代の作品を指します。
有名な画家を以下にまとめました。
- フィンセント・ファン・ゴッホ
- クロード・モネ
- ポール・セザンヌ
- ジョルジュ・スーラ
「モダン焼き」の意味を詳しく解説
「モダン焼き」は「関西風のお好み焼きに焼きそばを入れたもの」です。
同じく焼きそばを入れたお好み焼きとして、広島風お好み焼きがありますが、作り方が違うため別のものです。
広島風お好み焼きは生地・麺・具材が三層に分かれていますが、「モダン焼き」は全て混ざっています。
「モダンバレエ」の意味を詳しく解説
「モダンバレエ」は「新しいステップや民族舞踊を取り入れたバレエ」です。簡単に言い換えると「現代的なバレエ」となります。
形式的なクラシックバレエに対して、自由な発想で行われるバレエであり、曲や振り付け、衣装も自由に決めることができます。
一方、クラシックバレエは昔に創作された作品を正しくトレースすることが求められます。
「モダン」の使い方
- 友達の下宿先に上がらせてもらったが、古びたアパートの見た目に反して部屋の中はモダンだった。
- モネの作品は後世に大きな影響を与えたため、モダンアートとして有名である。
- 大学生になると多くの学生がモダンな服を好むようになるのはなぜだろう。
- モダン焼きが好きなのだが、大阪の友人にも広島の友人にも邪道と言われてしまって悲しい。
- バレエに興味があるのだが、クラシックバレエとモダンバレエのどちらを習うか悩んでいる。
上の例文のように、「モダン」はデザインやファッションに対して使われるほかに、専門用語としても使われます。
①の「モダン」は「現代的な、近代的な」という意味で、部屋の内装に対して使われています。
②は「モダンアート」で「実験精神を重視し、過去の伝統的な美術様式から脱しようとした思想や様式を抱いた芸術作品」を指します。
③の「モダン」は「現代的な、近代的な」という意味で、ファッションに対して使われています。今風でおしゃれなことを表しています。
④は「関西風のお好み焼きに焼きそばを入れたもの」という意味で「モダン焼き」が使われています。
⑤の「モダンバレエ」は「新しいステップや民族舞踊を取り入れたバレエ」を指します。
「モダン」の語源
「モダン」の語源は英語の “modern” です。
英語の “modern” は「現代的な、近代的な」という意味を表し、カタカナ語の「モダン」と同じ意味を持っています。
「モダン」の類義語
「モダン」には以下のような類義語があります。
- コンテンポラリー:現代的な
- ハイカラ:西洋風の身なりや生活様式を真似する様子、人物
まとめ
以上、この記事では「モダン」について解説しました。
英語表記 | モダン(modern) |
---|---|
意味 | 現代的な、近代的な |
語源 | 英語の “modern” |
類義語 | コンテンポラリー、ハイカラ |
今風なことを「モダン」と表現するとおしゃれに見えます。ぜひ使ってみてください。