「ハイカラ」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ハイカラ」です。

「ハイカラ」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

「ハイカラ」の意味をスッキリ理解!

ハイカラ(high collar):西洋風の身なりや生活様式をする様子・人物・事物

「ハイカラ」の意味を詳しく

「ハイカラ」には大きく分けて三つの意味があります。

ハイカラの意味
  1. 洒落た・西洋風の
  2. 気のきいた
  3. 最新の・流行りの
一般的には①の意味で使用されることが多くなっています。

初めは、西洋風の服装や生活様式を取り入れる人のことを指していましたが、現在では、「流行を追うこと・最新であること」を表す場面でも使用されています。

ファッションの分野では服装や髪型、日常生活では雰囲気や考え方を対象として「目新しくおしゃれであること」を「ハイカラ」と表現します。

「ハイカラ」の間違った意味

「ハイカラ」は明治時代の文明開化の影響で、西洋風のファッションやライフスタイルを好む人のことを指した言葉です。

明治時代に流行った言葉であることから、「昔臭い」「古っぽい」という意味があると勘違いされがちですが、このような意味はありません。

また、「ハイカラ」は「お洒落で気さくな印象」を相手に与えることから、「気のきいた感じがする」という意味で使うのが適切です。

「ハイカラ」は、西洋風の気取った雰囲気を表すため、「軽薄な人」というネガティブな意味合いで使われることもあります。注意しましょう。

「ハイカラ」の誕生

「ハイカラ」は明治時代に坂本龍馬が世の中に広め、流行となった言葉です。

坂本龍馬は海援隊という貿易商社を結成し、その隊長として政治や経済、語学や航海術などの幅広い範囲の研究に注力していました。

坂本龍馬の肖像画の足下を見るとブーツを履いていることから、西洋風の身なりやライフスタイルを真似している人物の象徴であったことが分かります。

明治時代に「ハイカラ」と呼ばれたものが、今の日本では当たり前になってしまっていることから、「ハイカラ」は現在、死語として扱われています。

「ハイカラ」の使い方

  1. 西洋の様式を取り入れた着物は、ハイカラなデザインになっている。

上の例文のように、「ハイカラ」は「西洋風の身なり・お洒落な様子」を表す時に使用されます。「ハイカラ」には多くの意味があるため、「最新の・西洋風の・お洒落な」など捉え方は人それぞれです。

「ハイカラ」の語源

ハイカラの語源は英語の “high collar” です。

「ハイカラ」の由来は、ワイシャツの襟など「丈が高い襟」を意味する “high collar(ハイカラー)” からきています。

明治時代に文明開化を迎えた日本では、仕事で海外に行く機会が増え、西洋文化を取り入れたお洒落なファッションが注目を浴び始めました。

 

当時の日本になかった目新しいデザインや色合いのファッションを好む人が増え、そういった人を西洋を代表する「ハイカラー」を文字って「ハイカラ」と呼んでいたのが始まりです。

その後、東京毎日新聞の主筆の石川半山(いしかわ はんざん)が使い始めたのがきっかけで、瞬く間に流行語として浸透しました。

「ハイカラ」の類義語

ハイカラには以下のような類義語があります。

  • 都会風:都会の習慣
  • スタイリッシュ:今風で洒落ている・流行に合っている
  • 小粋:ちょっといきなこと

①の「都会風」は、「垢ぬけて、洗練されていること」を表す語です。

②の「スタイリッシュ」は、世間で話題となっていたり、お洒落で流行りに乗っていることを表します。 「オシャレ」というような印象を抱くものを指す時に使われる形容詞が「スタイリッシュ」です。

③の「小粋」は、「どことなく気がきいて、洒落ていること」「生意気なこと」を表す単語です。

3つとも「ハイカラ」の主要的な意味である「お洒落」「西洋の」と似た言葉にあたり、言い換えの語句としては適切です。

まとめ

以上、この記事では「ハイカラ」について解説しました。

英語表記ハイカラ(high collar)
意味西洋風の身なりや生活様式をする様子・人物・事物
語源英語の “high collar”
類義語都会風、スタイリッシュ、小粋

明治時代に西洋風という意味合いで使用されていた「ハイカラ」は、時代を重ねる中で「お洒落な・最新な」という意味も持つようになりました。

明治時代に「ハイカラ」と呼ばれたものが、今の日本では当たり前になってしまっています。そのため、現在では「ハイカラ」という言葉を耳にする機会が少なくなりましたが、一つの知識として、覚えておきましょう。