四字熟語「厚顔無恥(こうがんむち)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「厚顔無恥(こうがんむち)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「厚顔無恥」の意味をスッキリ理解!

厚顔無恥(こうがんむち):図々しくて、恥知らずの人。またはそのような態度

「厚顔無恥」の意味を詳しく


「厚顔無恥」とは、図々しくて、恥知らずな人やそのような態度のことを指す四字熟語です。

「図々しい」とは、簡単に言うと「他人に迷惑や手間をかけても平気でいるさま」という意味であり、「恥知らず」は「普通の人なら恥ずかしいと思うようなことを平然とする」という意味です。

また、「厚顔」は単独でも「図々しくて、恥知らず」という意味があります。

その「厚顔」のあとに「無恥」をつけることで、その意味をより強調させるかたちになっています。

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「厚顔無恥」の使い方

  1. あの人は、散々会社に迷惑をかけておきながら、謝りもせずにバカンスに出かけた。厚顔無恥とはまさにこのことだ。
  2. 初対面で金を無心するなんて、彼は厚顔無恥にもほどがある。
  3. 人の迷惑を考えない自己中心的である厚顔無恥な人間になってはいけない。

例文を見ればわかるように、「厚顔無恥」は基本的に良い意味では使われませんね。

「厚顔無恥」の由来

「厚顔無恥」は、中国最古の詩集である『詩経(しきょう)』にその由来を持ちます。

そこでは、「厚顔」という熟語の前半部分が登場します。

「言葉巧みに、場を切り抜け、外面をよく見せ内面の恥を隠す」という意味で用いられた「厚顔」という言葉は、漢文とともに平安時代に日本に入ってきて、「内面が醜い人」という意味で用いられるようになりました。

 

そこに、「恥が無い」と書く「無恥」が付け加えられ、「図々しくて、恥知らずであること」という意味を持つ「厚顔無恥」という四字熟語が完成したのです。

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「厚顔無恥」の類義語

「厚顔無恥」には以下のような類義語があります。

  • 得手勝手(えてかって):他人の都合は考えず、自分のことばかり考えて行動すること
  • 寡廉鮮恥(かれんせんち):心に悪意があって、恥知らずな人
  • 面張牛皮(めんちょうぎゅうひ):非常に厚かましいことの人や態度のたとえ
  • 頑鈍無恥(がんどんむち):信念がなく、恥知らずなこと
  • 我田引水(がでんいんすい):他人のことを考えず、自分の利益のことだけを考えて行動すること

「厚顔無恥」の対義語

「厚顔無恥」には以下のような対義語があります。

  • 遠慮会釈(えんりょえしゃく):他人のことを考え、控えめな態度をとること
  • 越畔之思(えっぱんのおもい):自分の領分を守り、他人の領域を侵さないように心がけること
  • 小心謹慎(しょうしんきんしん):言葉や行動が落ち着いていて控えめなこと
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「厚顔無恥」の英語訳

「厚顔無恥」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • shameless
    (恥知らず)
  • brazen and unscrupulous
    (厚かましくて不道徳)
  • thick-skinned
    (皮膚が厚いこと。また、批判や侮辱に対して鈍感・無神経であること)

まとめ

以上、この記事では「厚顔無恥」について解説しました。

読み方 厚顔無恥(こうがんむち)
意味 図々しくて、恥知らずの人。またはそのような態度
由来 『詩経』
類義語 得手勝手、寡廉鮮恥、面張牛皮、頑鈍無恥、我田引水
対義語 遠慮会釈、越畔之思、小心謹慎
英語訳 shameless(恥知らずな)、brazen and unscrupulous(厚かましくて不道徳)、thick-skinned(皮膚の厚い、批判や侮辱に対して鈍感・無神経)

使い方のところでも触れたように、「厚顔無恥」とは基本的には良い意味で用いられることはありません。

図々しく恥知らずな「厚顔無恥」にならないようにしましょう。

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