四字熟語「独断専行(どくだんせんこう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「独断専行(どくだんせんこう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「独断専行」の意味をスッキリ理解!

独断専行(どくだんせんこう):自分ひとりの判断だけで物事を行ったり、決断したりすること。

「独断専行」の意味を詳しく

「独断専行」は「独断」と「専行」という2つの言葉から構成されています。

 

「独断」は「独(ひと)りで断ずる」と訓読することができます。つまり、「自分ひとりで物事を決断すること」を意味する言葉です。

自分ひとりで下した判断は、自分の思い込みに基づいたもので公正さを欠く傾向にあります。そこから、「自分の思い込みだけで判断して、公正を欠くこと」を意味するようにもなりました。

「専行」は「専」と「行」という2つの漢字から成り立っています。「専」には、「ひとりじめする」「勝手気ままにする」という意味があります。つまり、「専行」は「自分の判断だけで勝手気ままに行うこと」を表します。

 

「独断」も「専行」も「自分ひとりだけの判断で」物事を行ったり、決断したりすることを表す言葉です。したがって「独断専行」は、自分ひとりの判断だけで物事を行ったり、決断したりすることを意味します。

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「独断専行」の使い方

  1. 上司の独断専行でここまでやってきたが、その上司の考え方が間違っていることが明らかになった。
  2. 組織において、独断専行することは控えないといけない。
  3. 彼はいつも独断専行しているが、あのように独りよがりな行動をとっていたら、いつか痛い目を見るだろう。
  4. 緊急時には、他の人の意見を聞いたり、許可を取っている暇がないため、独断専行せざるをえない。
  5. あのまま独断専行のスタイルで進めていたら、致命的なミスに気付かず、大失敗するところだった。

「独断専行」の類義語

独断専行には以下のような類義語があります。

  • 我田引水(がでんいんすい):自分の利益のみのためだけに行動したり、自分に都合のよい理屈を作り上げたりすること。
  • 得手勝手(えてかって):自分の都合を最優先に考えて好き勝手に行動すること。
  • 勝手気儘(かってきまま):自分の好きなように振る舞うこと。
  • 私利私欲(しりしよく):自分の利益と欲求のために行動すること。
  • 直情径行(ちょくじょうけいこう):相手の気持ちや周りの状況を慮(おもんばか)ることなく、自分の好きなように行動すること。
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「独断専行」の対義語

独断専行には以下のような対義語があります。

  • 衆議一決(しゅうぎいっけつ):多くの人々が考えや意見を出し合って議論した結果、結論が出ること。
  • 衆口一致(しゅうこういっち):多くの人たちの意見が一致した結果、結論が出ること。
  • 満場一致(まんじょういっち):全ての人たちの意見が1つにまとまって結論が出ること。
  • 百川帰海(ひゃくせんきかい):多くの人の意見や気持ちが1つになること。

「独断専行」の英語訳

独断専行を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • arbitrary decision and execution
    (恣意的な判断と実行)
  • act arbitrarily without consultation
    (相談をせずに勝手に行動すること)
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まとめ

以上、この記事では「独断専行」について解説しました。

読み方独断専行(どくだんせんこう)
意味自分ひとりの判断だけで物事を行ったり、決断したりすること
類義語我田引水(がでんいんすい)、得手勝手(えてかって)、勝手気儘(かってきまま)、私利私欲(しりしよく)、直情径行(ちょくじょうけいこう)など
対義語衆議一決(しゅうぎいっけつ)、衆口一致(しゅうこういっち)、満場一致(まんじょういっち)、百川帰海(ひゃくせんきかい)など
英語訳arbitrary decision and execution(恣意的な判断と実行), act arbitrarily without consultation(相談をせずに勝手に行動すること)

「独断専行」は「自分一人だけの判断で物事を実行してしまうこと」を意味します。

「独断専行」のメリットは、「実行までのスピードが速い」ところです。いろんな人の意見を聞いたり、判断を仰いだりする必要がないため、素早く実行することができます。これは、災害時や戦争時など、周りの状況が目まぐるしく変化するときには非常に大切なメリットです。

一方、「独断専行」のデメリットは「判断の偏りや間違いを修正できない」ところです。人間である以上、どんな人にでも意見の偏りや間違いは存在します。ただ、「独断専行」ではそれを修正する機会がないため誤った方向に進み続けてしまいます。

 

「独断専行」が基本的に否定的なニュアンスで使われることが多いことからもわかるように、「独断専行」からはあまりよい結果が生まれないことが多いです。

多くの人の意見のよいところを取り入れながら、「独断専行」にならないように意思決定していきましょう。

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