四字熟語「紆余曲折(うよきょくせつ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「紆余曲折(うよきょくせつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「紆余曲折」の意味をスッキリ理解!

紆余曲折(うよきょくせつ):複雑な事情のせいで、物事がなかなか上手くいかないこと

「紆余曲折」の意味を詳しく

「紆余曲折」という四字熟語は、2つの似た意味の単語からできています。まず「紆余(うよ)」は、「うねり曲がっていること」を表しています。次の「曲折」にも文字通り、同じように「折れ曲がっている」という意味があります。

このように、「紆余曲折」は似た意味の単語を重ねることで、「曲がりくねっていること」が強調されているのです。

 

「紆余曲折」は2種類の異なるものを表すのに使うことができます。

1つ目は「細長い形状のもの」です。「道」や「川」など、くねくねと曲がっているものを表現することができます。

2つ目は「物事」です。「あることの事情が込み入っていて、解決するのに手間取ること」を表します。

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「紆余曲折」の使い方

  1. 車で紆余曲折した道をドライブしたため、少し車酔いしてしまった。
  2. 入社してから様々な紆余曲折を経て、ついに昇進することができた。
  3. ミーティングの最初に出された案は紆余曲折の末、皆が納得するプランにまとまった。

1つ目の例文は、前章で扱った「細長い形状のもの」に対して用いている例文です。

2つ目と3つ目の例文は、前章で扱った「物事」の経過の複雑さを表現する際の例文です。物事が「最初の状態」から「最終的な状態」になるまでに、多くの変化や試練があったことを表すことができます。例文にあるように、「紆余曲折を経て」や「紆余曲折の末」というように用いるのが一般的です。

「紆余曲折」の類義語

紆余曲折には以下のような類義語があります。

  • 複雑多岐(ふくざつたき):事情が込み入っていて、さらに道筋が複数あること
  • 盤根錯節(ばんこんさくせつ):解決するのが非常に難しいほど、物事の事情が複雑であること
  • 二転三転(にてんさんてん):あるものの状況や状態が、何度も変わること

「複雑多岐」と「盤根錯節」のどちらの四字熟語も、「物事の複雑さ」を表現しています。しかし、「経過をたどる」というニュアンスはありません。

ですので、紆余曲折が「紆余曲折の末」「紆余曲折を経て」という形で使われるのに対して、これらの類義語を「複雑多岐の末」や「盤根錯節を経て」というように同じ形で使うことはできません。

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「紆余曲折」の対義語

紆余曲折には以下のような対義語があります。

  • 単純明快(たんじゅんめいかい):物事が単純で分かりやすいこと
  • 直往邁進(ちょくおうまいしん):何も恐れずまっすぐ進むこと

「紆余曲折」の英語訳

紆余曲折を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • meandering
    (曲がりくねった)
  • after many twists and turns
    (多くの曲折や回転の後)
  • with some bumps and detours
    (悪路や遠回りを経て)

1つ目の “meandering” は、「川」や「道」などの「形が曲がりくねっているもの」に対してよく使われます。

2つ目と3つ目の表現は、文章の最初や最後に置くことで、「紆余曲折を経て」という言い回しと同じように用いることができます。「回転」や「遠回り」という単語で、物事のたどった経過の複雑さを表現しているのです。

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まとめ

以上、この記事では「紆余曲折」について解説しました。

読み方 紆余曲折(うよきょくせつ)
意味 複雑な事情のせいで、解決するのに手間取ること
類義語 複雑多岐、盤根錯節、二転三転
対義語 単純明快、直往邁進
英語訳 “meandering” (曲がりくねった)、“after many twists and turns” (多くの曲折と回転の後)など

世の中には、単純で思い通りにいくことは少ないですよね。

そのような複雑で大変な事態に直面した時は、「紆余曲折」したとしても最後まであきらめずに努力できると良いですね。

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