四字熟語「右往左往(うおうさおう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「右往左往(うおうさおう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「右往左往」の意味をスッキリ理解!

右往左往(うおうさおう):混乱して物事が進まないこと

「右往左往」の意味を詳しく

「右往左往」は、「うおうさおう」と読みますが、「うおうざおう」と読む場合もあります。慌てふためいて、混乱してしまいあっちへ行ったりこっちへ行ったりして、物事が進まないという意味です。

また、大勢の人があっちへ行ったりこっちへ行ったりして、秩序を無くしてしまうという意味もあります。「右往」は右へ行き、「左往」は左に行くという意味です。

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「右往左往」の使い方

  1. 慣れない土地で運転すると、右往左往してしまう。
  2. 指示や伝達が上手く行かずに、現場は右往左往した。
  3. ブランドのイメージが定着しないため、右往左往する。

「右往左往」は、何か行き詰まったときの状況を表したいときによく使われる四字熟語です。例えば、その文字通りに道に迷ったときです。地図もなく、慣れてない土地に来ると迷うことがあります。

いくらスマホのGPS機能を使って、自分の現在地を確かめても建物の中に入ってしまうと迷うこともよくあります。そのときに道が分からず、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてしまいます。

目的地には辿り着けずに、進歩はないです。この状態を「右往左往」と言います。何かトラブルなので混乱してしまい、どうして良いのか分からなくなったときに使えるのです。

 

①の例文は運転に関する例文です。運転をするときは、歩いているときと違って細心の注意を払わなければなりません。そのため、いくらカーナビがあっても地図をゆっくり見つめることはできません。

しかし、地図を見なければ、見慣れた場所ではない限り迷ってしまいます。さらに一方通行など車道特有のルールがあるため、少し道を間違えてしまうと大変です。

「右往左往」の文字通り、右折や左折を繰り返して様々なところをぐるぐるとまわってしまうからです。運転中は「右往左往」しやすいです。

 

②の例文は、部下や現場で働く人たちの心情を表した例文です。いくら優秀な部下でも、上司の指示や決定なしに動くことはできません。もし自分で判断して行動してしまったら、統率が取れてないので組織が崩壊してしまいます。

そのため、部下や現場で働いている人たちにとって、上司から指示をもらうことでようやく行動することができます。しかしながら、その指示を出す人の指示が良くなかった場合には大変な混乱状態になります。

例えば、「あれを動かしておいて」という指示を現場の人が受けたとします。現場の人は「あれ」が何を指しているのか分からず、間違ったものを動かした際にはミスが生じます。それではないとまた指示が入って現場の人が行動を繰り返します。

このように、うまく行かなくてもたもたしてしまう場合も「右往左往」が使える場面です。

 

③の例文は会社や企業でよく使われる例文です。商品を売り出すとき、大勢の人が購入したいと思えるブランド商品を作り出さなければなりません。

しかしながら、何か悪いイメージを作ってしまったり、ブランドの方向性が定まらなかったりすると、多くの人にとってそのブランドは魅力的にならないのです。

 

このようにブランドのイメージが高まらずに、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてる状態を「右往左往」していると言います。例えば、エナジードリンクを売っていたとします。

多くの人に飲んでもらうために、企業は画策します。しかし新発売を繰り返すたびに甘かったり炭酸が強かったりして、一定の味で定まらないと方向性が固まりません。

のらりくらりと形を変えてしまうので、消費者にとって魅力的には思えないわけです。これが「右往左往」している状態です。

「右往左往」の類義語

「右往左往」には以下のような類義語があります。

  • 紆余曲折(うよきょくせつ):いろいろと寄り道をすること
  • 試行錯誤(しこうさくご): 挑戦と失敗を何回も繰り返すこと

「紆余曲折」は、「右往左往」と同じように回り道を何回もすることの意味で使われます。しかしながら、「右往左往」のように行ったり来たりを繰り返して混乱をするというような意味が含まれていません。

ただ単純に「いろいろな事があった」ということを伝えたいときに使います。例えば、ここに来るまでに「紆余曲折」いろいろあったというように使います。いろいろなことと言っても、マイナスなことばかりであると限りません。

もしかすると、何か偉業を成し遂げたことや社会に貢献するようなことを成し遂げたのかもしれません。それらの出来事を全てまとめて、「紆余曲折」と呼んでいるのです。

 

「試行錯誤」も「紆余曲折」と同じく、マイナスの意味だけで使われているのではありません。「右往左往」のようにいろいろなことを行うという意味では共通しているのですが、マイナスの意味はないのです。

使われる場面としては、誰かの偉業を解説するときです。例えば、誰かがノーベル平和賞を取ったとします。当然ノーベル平和賞は、1日や2日の努力でつかめるものではありません。

何度も実験や研究を繰り返して、手に入れたものです。その途中で挑戦や失敗を何度も繰り返します。この過程を「試行錯誤」と言います。

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「右往左往」の英語訳

「右往左往」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • run about in confusion 
    (混乱してあたふたする)

“run” だけでは、走るという意味になります。しかし “run about” で走り回るという意味になります。 “confusion” が混乱ですので、直訳すると混乱の中を走り回るという意味になります。

“run about in confusion” が取っ付きづらく、覚えにくいという方は、 “go this way and that” という言い方がおすすめです。同じ「右往左往」に該当するフレーズですが、直訳が「右往左往」にとても似ています。

直訳で、「この道やあの道を行く」という意味です。英語が苦手だと言う人でも、左に行ったり右に行ったりということをあの道を行ったりこの道を行ったりと言えば英語で「右往左往」になります。先に日本語が浮かんできても翻訳しやすいフレーズです。使用してみるといいですね。

まとめ

以上、この記事では「右往左往」について解説しました。

読み方 右往左往(うおうさおう)
意味 混乱して物事が進まないこと
類義語 紆余曲折、試行錯誤など
英語訳 run about in confusion(混乱してあたふたする)

「右往左往」は、状況を表す四字熟語です。過去の体験談を話すときによく使われる四字熟語でもあります。「今は成功しているけれど昔は右往左往だった」と言われて、すぐに意味を理解できるようにしておきましょう。ぜひ、この記事で使い方もマスターできるといいですね。

 

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