四字熟語「多事多難(たじたなん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「多事多難(たじたなん)」です。「多事多難の1年」といったフレーズを耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。

以下では、「多事多難」の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「多事多難(たじたなん)」の意味をスッキリ理解!

多事多難(たじたなん):事件や困難が多いこと。

「多事多難(たじたなん)」の意味を詳しく


「多事多難」とは、解決するのが困難な問題が多いことや、事件がたくさんあるという意味です。

多事多難は、「多事」と「多難」の二語から成ります。

「多事」は、「することが多くて忙しい」、また「事件が多くて世間が騒がしい」という二つの意味を持ちます。今回は、後者の意味で使われています。

「多難」は、事件が多く世間が騒がしいという意味を持ちます。「困難・災難が多い」と字を分解すれば意味をとらえやすくなります。

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「多事多難(たじたなん)」の使い方

  1. 引越し先が決まるまで多事多難でしたが、先月無事引越しが終わり、新しい暮らしを楽しんでいます。
  2. 新しいアルバイトを始めるのは多事多難ですが、仕事に慣れ、後輩に教える側になった時には達成感があります。

それぞれの解説は以下の通りです。

①では、引越し先が決まるまでさまざまな困難が降りかかっていたものの、その困難を乗り越え、新しい暮らしを楽しめている様子が描かれています。

②では、アルバイトを始めた頃は慣れないことに困難を感じることが多い反面、後輩に仕事を教えられるようになると、壁をひとつ乗り越えた達成感が得られると述べています

「多事多難(たじたなん)」の類義語

「多事多難(たじたなん)」には以下のような類義語があります。

  1. 多事多患(たじたかん):物事や事件が多いと、心を悩ますことも多いこと。
  2. 多事多端(たじたたん):仕事が多くて、大変忙しいこと。事件が多くて落ち着かないこと。

それぞれ類義語ではありますが、少しずつ意味に違いがあります。

「多事多患」は、事件の多さそのものよりも、その結果として心が疲れてしまうことに焦点を当てた表現です。「患」は「患(わずら)う」と訓読でき、悩んで心が苦しむことを意味する字です。

「多事多端」は、「忙しいこと」と「事件が多くて落ち着かないさま」を表す言葉です。「端」は糸口や始まりを意味しています。そのため、「多端」は関わる物事が多いことを指します。

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「多事多難(たじたなん)」の対義語

「多事多難(たじたなん)」には以下のような対義語があります。

  1. 平安無事(へいあんぶじ):心配することがなく、安らかな生活である様子。
  2. 平穏無事(へいおんぶじ):特に変わった出来事がなく、穏やかな様。

「平安無事」や平穏無事という四字熟語は、年賀状でも使われる言葉なので聞いた方も多いのではないでしょうか。両者は、誰かに困難や災難が降りかからないことを願う言葉として、よく使われます。

「多事多難(たじたなん)」の英語訳

「多事多難(たじたなん)」を英語に訳すと、次のような表現になります。

various difficulties(多事多難)

“various”は「さまざまな」、”difficulties”は「困難」という意味です

使い方の例としては、”He has seen various difficulties.(彼はいろいろ苦労してきた。)”などがあります。

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まとめ

以上、この記事では「多事多難(たじたなん)」について解説しました。

読み方多事多難(たじたなん)
意味事件や困難が多いこと
類義語多事多患、多事多端
対義語平安無事、平穏無事
英語訳various difficulties

できれば「多事多難」であってほしくない日常ですが、意味を押さえておきましょう。類義語の「多事多患」や「多事多端」との違いも理解して使い分けましょう。

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