四字熟語「多事多端(たじたたん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「多事多端(たじたたん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「多事多端」の意味をスッキリ理解!

多事多端(たじたたん):仕事や用事などすることが多く、忙しいこと、また、事件が続き、世の中が穏やかでないこと。

「多事多端」の意味を詳しく

「多事多端」は「多事」と「多端」という2つの言葉から構成されています。

 

「多事」は「(する)事が多い」と訓読することができます。つまり、「仕事や用事などすることが多く、忙しいこと」を表す言葉です。

一方、「多端」は「端が多い」と訓読することができます。この「端」は「いとぐち」を意味する漢字です。「いとぐち」とは「もののはじまり」を表す言葉です。

つまり「多端」は、始まったものが多く、多方面に関わっているため、「仕事や用事などすることが多く、忙しいこと」や「仕事が複雑で多岐にわたること」を表す言葉です。

 

「多事」と「多端」も、「仕事や用事などすることが多く、忙しいこと」を表す言葉です。したがって、「多事多端」も仕事や用事などすることが多く、忙しいことを表す四字熟語です。

そこから意味が派生して、事件が続き、世の中が穏やかでないことを意味するようにもなりました。

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「多事多端」の使い方

  1. 母の病気、父の転勤、姉の大学受験、妹の中学受験と今年のわが家はまさに多事多端の1年であった。
  2. 多事多端な時期は、やることに追われ続けているため、時間が過ぎるペースが非常に速い。
  3. 彼は大学に通いながら、自分の会社も経営しているため、とても多事多端な生活を送っている。
  4. クーデターが起こり、軍が政権を握って以来、あの国はずっと多事多端な状況が続いている。
  5. 中国において、春秋戦国時代はずっと戦乱の世が続く多事多端な時代であった。

①~③では、「多事多難」が「仕事や用事などすることが多く、忙しいこと」という意味で用いられています。④と⑤では、「事件が続き、世の中が穏やかでないこと」という意味で用いられています。

「多事多端」の類義語

多事多端には以下のような類義語があります。

  • 多岐多端(たきたたん):出来事や仕事が多すぎて、複雑で落ち着かないこと。
  • 他事多忙(たじたぼう):やることが多く、忙しいこと。
  • 終歳馳駆(しゅうさいちく):1年中、多忙な日々が続くこと。
  • 汲汲忙忙(きゅうきゅうぼうぼう):この上ないくらい多忙なこと。
  • 繁劇紛擾(はんげきふんじょう):多忙を極めて、わけがわからなくなること。
  • 御用繁多(ごようはんた):やるべき仕事が多くて忙しいこと。
  • 孔席墨突(こうせきぼくとつ):休む暇もないほど忙しいこと。
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「多事多端」の英語訳

多事多端を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • eventfulness
    (することが多いこと)
  • pressure of business
    (仕事の圧力)
  • busy
    (忙しい)

まとめ

以上、この記事では「多事多端」について解説しました。

読み方多事多端(たじたたん)
意味仕事や用事などすることが多く、忙しいこと、また、事件が続き、世の中が穏やかでないこと。
類義語多岐多端(たきたたん)、他事多忙(たじたぼう)、終歳馳駆(しゅうさいちく)、汲汲忙忙(きゅうきゅうぼうぼう)、繁劇紛擾(はんげきふんじょう)、御用繁多(ごようはんた)、孔席墨突(こうせきぼくとつ)など
英語訳eventfulness(することが多いこと), pressure of business(仕事の圧力), busy(忙しい)

「多事多端」の「端」は「いとぐち、ものごとの始まり」を示す漢字です。ものごとが始まるきっかけとなることが多い春は「多事多端」となることが多い季節です。

そのような時期には、手紙やメールに「多事多端な日々をお送りのことと思いますが~」という相手の忙しさを気遣うコメントを加えてみてはいかかでしょうか。

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