サマリーの意味は?ITやビジネス、医療における意味も徹底解説!

言葉

サマリーとは「話の要点や大まかな内容を簡潔にまとめたもの」という意味です。

英語の授業などで耳にしたことのある人が多いと思いますが、その専門的な意味までは分からないですよね。

この記事では、分野ごとの詳しい意味を解説します。

☆「サマリー」をざっくり言うと……

英語表記サマリー(summary)
意味話の要点や大まかな内容を簡潔にまとめたもの
語源「一番大事なこと」を意味するラテン語の “summa”
類義語レジュメ
アジェンダなど
対義語全文
全体など

「サマリー」の意味

サマリー

話の要点や大まかな内容を簡潔にまとめたもの
例:お手元のサマリーをご覧ください。

サマリーには話の要点や大まかな内容を簡潔にまとめたものという意味があります。

また、サマリーには「要約」「概要」という意味もあるので、文章だけでなく図やグラフなどが使用されることもあります。

サマリーは、長い文章やデータを読まなくても見てすぐに内容がわかるように制作されるものです。

そのため、文章も短く簡潔で、箇条書きで整理されていることが多いです。

サマリーの表記

サマリーは語源になった英単語をカタカナ語読みしたものなので媒体によっては「サマリ」と伸ばし棒なしで表記されることがあります。

「サマリー」の分野ごとの意味


サマリーは以下のようなさまざまな分野で使われます。

  • ビジネス
  • 金融
  • IT
  • 医療
  • テニス

それぞれの分野ごとの意味を見ていきましょう。

分野➀:ビジネス

サマリーは、ビジネスシーンでは「報告書や資料の要約」という意味で使われます。

ビジネスでは、プロジェクトの企画書・報告書・提案書などを制作して案を提案することが多いです。

その際に、最初のページにサマリーを付けて、内容の全体像を簡潔に伝えるのです。

また、企画書以外に以下のようなものををまとめるときも、サマリーを作ることがあります。

  • 大きな会議の議事録
  • 膨大なデータの集計・分析結果

分野➁:金融

金融業界においてサマリーは、海外や国内の金融市場の動向・指標などをコンパクトにまとめたレポートを表します。

金融業界の中でも、株式の取引に関する分野で使われます。

株価の変動に関わるような出来事やマーケットの情報を大まかにまとめたもののことをサマリーと言います。

金融の分野でのサマリーの名前

サマリーの中でも、金融の分野で使われるサマリーのことを「市場サマリー」や「マーケットサマリー」と呼びます。

分野➂:IT

IT業界では、膨大な文章やデータを集計・要約したものをサマリーと表します。

もちろん、一般的な意味のサマリーと同様に、文章を要約したものを表すこともあります。

しかし、IT特有の意味としては「大量のデータを集計・分析してグラフなどの形でまとめたもの」になります。

 

また、Webサイトのアクセス数や傾向などのデータを集計したものや分析結果もサマリーと呼ばれます。

さらに、インターネット検索にて各サイトの概要が数行で記されている部分をサマリーと言うこともあります。

ITにおけるサマリーの類義語

「インターネット検索にて各サイトの概要が数行で記されている部分」は「スニペット」と言われることもあります。

分野➃:医療

医療・介護業界では、患者や看護対象者についての情報をまとめた資料をサマリーと言います。

医療以外にも看護や介護の業界でも同様の意味で使われます。

具体的には、以下のようなサマリーが存在します。

  • 退院サマリー
    退院・転院する患者について入院中の治療内容や診断情報をまとめた記録
  • 看護サマリー
    退院・転院する患者について入院中の治療経過や必要な情報をまとめた記録
  • 介護サマリー
    介護対象者の病状や要介護度などの情報をまとめた記録

看護サマリーは、同一の病院で看護を続けていくためにもちいられる資料です。

そして、患者が別の病院に移る際に改めて記録としてまとめられる資料が退院サマリーなのです。

分野➄:テニス

サマリーはテニスにおいてセット終了後に表示される「データ集計表」のことを表します。

データ集計表には、以下のようなデータが含まれています。

  • 得点
  • サーブの成功率
  • ミスショットの数
  • 選手の詳細データ

テニスのサマリーは、テレビやネットでの中継で表示されたり、各大会のホームページなどで掲載されたりします。

「サマリー」の使い方


サマリーは以下のような形で使われます。

  • サマリーを作成する
  • サマリーをつける
  • サマリーを説明する

「サマリーを作成する」とは、その名の通り、内容を要約してサマリーを作ることを表します。

「サマリーをつける」とは、資料などに「要約を追加する」という意味の表現です。

「サマリーを説明する」とは「話や文章の内容の概要を説明する」「作成したサマリーについて言葉で説明を加える」という意味です。

  1. 資料の最後にサマリーを付けた。
  2. 膨大なデータでもサマリーを作成すれば、ひとめでわかるようになる。
  3. 次回の手術のために、患者のサマリーを用意しておいてください。

➀のサマリーは、ビジネスにおける「資料の要約」という意味で使われています。

➁のサマリーは、ITにおける「データを図やグラフ化してわかりやすくまとめたもの」という意味で使われています。

➂のサマリーは、医療における「患者や看護対象者についての情報をまとめた資料」という意味で使われています。

サマリーの動詞化

英語ではサマリーを作成することを「サマライズ」(summarize)と言います。

同様に、日本語でも話し言葉として「サマる」という表現が使われる場合があります。

「サマリー」の語源


サマリーの語源は、「一番大事なこと」を意味するラテン語の “summa” です。

これが、英語の “summary” に派生し、それをカタカナ語読みしたものがサマリーです。

英語の “summary” には以下のような意味があります。

  • 概要
  • 要約
  • 梗概

英語の “summary” は、以下のような形で使用されることが多いです。

  • short summary
    要約、概略
  • short summary of
    ~の要約、~の概略
サマリーと同じ語源の言葉

合計という意味のある “sum” (サマリー)は、語感が似ていることからサマリーと同じ意味で使われることがありますが、意味が違うので注意しましょう。

ただし、両者は同じ “summa” という語源を持ちます。

「サマリー」の類義語

サマリーには以下のような類義語があります。

  • レジュメ
    文章を要約したもの
  • アジェンダ
    会議やプロジェクトの振興計画
  • アブストラクト
    物事のだいたいのところ
  • シノプシス
    物事のだいたいのところ
  • アウトライン
    物事のあらまし、概要のこと
  • スニペット
    Webページから抽出した文章の断片
  • 摘録(てきろく)
    要点をかいつまんで記録すること。記録したもの
  • 要約
    文章などの要点をまとめて簡潔に表現したもの
  • 概要(がいよう)
    かいつまんでまとめた要点のこと
  • 要綱(ようこう)
    文章などの要点をまとめて簡潔に表現したもの
  • 大筋
    物事のだいたいのところ

「サマリー」と「レジュメ」の違い

レジュメとは、公演や会議のの内容を短くまとめたものという意味の言葉です。

サマリーとレジュメには、以下のような違いがあります。

サマリーとレジュメの違い
  • サマリー
    文章・データなど広範囲なものを指す
  • レジュメ
    内容を短くまとめた文章を指す

つまり、サマリーはレジュメを含めた広い意味を持つのです。

「サマリー」の「アジェンダ」の違い

サマリーとアジェンダには、以下のような違いがあります。

サマリーとアジェンダの違い
  • サマリー
    文章・データなど広範囲なものを指す
  • アジェンダ
    会議やプロジェクトの「計画」を簡潔にまとめたもの

つまり、アジェンダは会議などを円滑に進めるための計画を表すもので、物事の要約を表すサマリーとは、そもそも表すものが違うのです。

「サマリー」と「アブストラクト」の違い

サマリーとアブストラクトには以下のような違いがあります。

サマリーとアブストラクトの違い
  • サマリー
    論文の最後に書かれる要点や内容全体をまとめた結論
  • アブストラクト
    論文の最初に書かれる筆者が述べたい主要な点をまとめた短い文章

サマリーとアブストラクトは、どちらも学術論文によく使われる言葉です。

最初に大まかな内容をまとめらた「あらすじ」的な役割であるアブストラクトに対して、サマリーは最後に内容をまとめる「結論」なのです。

「サマリー」と「シノプシス」の違い

「シノプシス」は「あらすじ」「概要」という意味です。元は “synopsis” というギリシャ語由来の英語です。

どちらも「概要」という意味は共通していますが、「サマリー」と「シノプシス」には以下のような違いがあります。

サマリーとシノプシスの違い
  • サマリー
    幅広い分野の要約として使うことができる
  • シノプシス
    説・演劇・映画や論文などの分野の内容を要約したものを表す

シノプシスは、特に映画の分野では、主題、登場人物、舞台などを設定した「あらすじ」という意味で使われます。

導入部だけではなく、登場人物の葛藤や結末まで含まれることもあります。

シノプシスとアブストラクト

学術論文においては、著者が客観的にその研究内容の目的・方法・結論などを要約したものを「シノプシス」と呼びます。

この意味のシノプシスは、アブストラクトと同じ意味です。

「サマリー」と「アウトライン」の違い

アウトラインは「あらまし」や「物事の大要」という意味の言葉です。

ビジネスシーンでは「枠組み」や「骨子」などの意味合いで使われます。

サマリーとアウトラインには以下のような違いがあります。

サマリーとアウトラインの違い
  • サマリー
    内容の概要や要約
  • アウトライン
    内容の一覧をリスト化したもの

アウトラインは、資料の内容を箇条書きでリスト化したものを限定して表す言葉です。

サマリーはアウトラインに含まれます。

「サマリー」の対義語

サマリーには以下のような対義語があります。

  • 全文
    文章全体のこと
  • 全体
    あるひとまとまりの物事のすべての部分

「サマリー」の関連語


サマリーには、以下のような関連語があります。

  • サマリーシート
    ひとつのテーマについてA4・1枚でまとめた、3分程度で説明できるドキュメント
  • エグゼクティブサマリー
    事業計画書の重要ポイントだけを抜き出してまとめた概略
  • レイサマリー
    学術論文や研究論文の内容を、わかりやすくまとめたもの

サマリーシートやレイサマリーは、ビジネスの分野でよく使われます。

サマリーシートのテーマには、以下のようなものがあります。

  • 行った取り組み
  • 先月の振り返り
  • 来月の取り組み内容
  • KPIに対しての進捗

「サマリー」のまとめ

以上、この記事ではサマリーについて解説しました。

英語表記サマリー(summary)
意味話の要点や大まかな内容を簡潔にまとめたもの
語源「一番大事なこと」を意味するラテン語の “summa”
類義語レジュメ
アジェンダなど
対義語全文
全体など

サマリーには、複数の意味があることがわかりましたね。