「概要(がいよう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「概要がいよう」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「概要」の意味をスッキリ理解!

概要(がいよう):全体の要点を取りまとめたもの。あらまし。

「概要」の意味を詳しく

「概要」とは、物事の要点をとりまとめたものという意味です。

「概要」は、「概」と「要」という 2つの漢字から構成されています。それぞれの漢字の意味は、以下の通りです。

漢字の意味
  • 概:大体、おおむね
  • 要:大切な部分

「概」は、「おおむね」と訓読でき、「大体」や「おおよそ」という意味を持ちます。「要」は、「必要」や「重要」等の熟語にも用いられているように、「大切な部分」という意味です。

このことから、「概要」は、「大切な部分をまとめた大体の内容」という意味を表します。

以上を踏まえると、ビジネスシーンにおける「会社概要」や「新規事業概要」等は、企業や事業に関する大まかな要点を解説したものであることがわかります。また、「これから概要を説明します」と言われた場合には、物事の大筋(おおすじ)について話されるのだろうと予想することが出来ます。

「概要」の使い方

  1. 物語の概要について、説明する。
  2. 新規事業概要を、読み上げる。
  3. 洗剤の成分の概要を、調べる。

①の例文では、「大筋、全体の流れ」という意味で使われています。この意味では、本やテレビの内容など、一連の流れがあるものについて説明する際に使われます。

②の例文では、「要点、おおまかな趣旨」という意味で使用されています。主にビジネスシーンや発表等の場面では、この意味で多く使用されます。新規事業の概要とは、何をするのかはもちろん、その事業の目的や、期待できるメリットなどが該当します。

③の例文では、「多く配合されているもの、主に構成しているもの」という意味で使われています。食品や、洗剤等の加工品の材料に関して「概要」が使われる場合、この意味で使われます。

このように、「概要」は、状況に応じて、さまざまな意味を表すことがわかります。

「概要」の類義語

概要には以下のような類義語があります。

  • 概略(がいりゃく):おおその内容。あらまし。
  • 要約(ようやく):論点や要旨を端的(たんてき)に表すこと
  • 概観(がいかん):大体の様子・状況
  • 概説(がいせつ):物事の大体の説明・解説
  • 要略(ようりゃく):必要な部分のみをまとめたもの

「概観」は、「世界情勢の概観」など、漠然とした状況を手短に把握する際に用います。

「概説」は、「日本文学の概説」など、比較的大きな流れを持つ対象について、大まかな点を取り上げる際に用います。

また、「骨組み」や「模式図」等の熟語も「概要」と似た意味をもちます。

「概要」の対義語

概要には以下のような対義語があります。

  • 詳細(しょうさい):細部に至るまで詳しいこと
  • 委細(いさい):細々した詳しい事情

「概要」の英語訳

概要を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • outline
    (物事の輪郭、あらまし)
  • overview
    (概観、大要)
  • summary
    (あらすじ)

それぞれを用いた例文は以下の通りです。

例文
  • This is our company’s outline.
    (こちらが会社概要です。)
  • From now, I explain to you about the overview of that application.
    (そのアプリの概要をこれから説明します。)
  • Please explain about the summary of the case.
    (事件の概要を聞かせてください。)

まとめ

以上、この記事では「概要」について解説しました。

読み方概要(がいよう)
意味全体の要点を取りまとめたもの。あらまし。
類義語概略、要約、概観など
対義語詳細、委細
英語訳outline(物事の輪郭、あらまし)など

発表を行う際に、物事の大まかな内容や、要旨から伝えることで、相手にわかりやすく、興味をもってもらいやすくなります。これは、会話においても同じことです。

日頃から、話したいことの要点をしっかり考えて発信することで、より効果的に相手に伝えることができます。

「概要」は、普段の生活でもよく見かける言葉です。しかし、複数の意味を持つため、正しく理解していないと使い方に戸惑う熟語でもあります。それぞれの状況における意味をきちんと理解して、上手く使いましょう。