「摘要(てきよう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「摘要(てきよう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「摘要」の意味をスッキリ理解!

摘要(てきよう):重要な部分を抜き書きすること

「摘要」の意味を詳しく


「摘要」とは、重要な部分を抜き書きすることです。また、そのように抜き書きしたものや、単に重要な部分を抜き出すことを指す場合もあります。

「摘要」は、以下のように成り立っています。

  • 「摘」かいつまんで選び出す / 指先でつみ取る / 悪事を暴き出す
  • 「要」かなめ、大切なところ / まとめる、あらまし / 必要とする / 待ち受ける

これらの意味が合わさり、全体の中から「重要な部分」を「かいつまんで選び出す」という意味を表すのです。

POINT
物事の要点を抜き出しているので、「摘要」に目を通せば全体像を捉えることができます。

 

「摘要欄」とは

「摘要」は、日常生活の中で頻繁に登場する言葉ではありません。

この言葉がよく使われているのは、伝票や帳簿などを扱う「会計業務」においてです。

帳簿や、入金伝票・出金伝票・振替伝票などの会計伝票を目にすると、基本的に「摘要欄」という項目があります。これは、どのような目的で、何にいくら使ったのかを端的に記すための項目です。

金銭に関わる書類は、正しく明瞭であることが求められます。したがって、「摘要欄」は、収支に関する要点を抜き出して書くために設置されているのです。

[引用:https://keiriplus.jp/template/nyukindenpyo01/]

「摘要」の使い方

「摘要」は、以下のように使うことができます。

  1. 授業内容を摘要し、ノートに分かりやすくまとめる。
  2. 会議の摘要を聞き、大体の流れを把握した。
  3. 支出に関して、摘要欄に抜け漏れがないよう気をつける。

①の例文は、授業の重要な部分をかいつまんでノートにまとめることを「摘要する」と表現しています。

②の文章は、会議の重要なポイント(=摘要)を聞いて全体像を理解したという状況です。

③の「摘要欄」は、上記で説明した通り、会計伝票でよく目にする項目です。何に対する支出なのかを記入するためにあります。

「摘要」の類義語

「摘要」には以下のような類義語があります。

  • 要旨(ようし):主要な点、内容のあらまし
  • 大意(たいい):文章で言おうとしている要点、大体の意味や趣旨
  • 要約(ようやく):要点をまとめること、そのようにまとめたもの
  • 概要:内容を要約したもの
  • レジュメ:内容を手短にまとめて記したもの
  • ダイジェスト:内容をわかりやすく要約すること、そのように要約したもの
  • サマリー:内容を短くまとめたもの
  • シノプシス:映画や小説などのあらすじ

「摘要」の英語訳

「摘要」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • an abstract
    (摘要、要約)
  • a summary
    (要約、概要、梗概)

abstractは、動詞として使う場合、「取り出す」「抽出する」などの意味を表します。したがって、 “an abstract” と表現すると「抜粋」というニュアンスになります。また、後ろに “of 〜” とすると、「〜の摘要」と訳すことができます。

例文
I made an abstract of a material. (資料の摘要を作った。)

a summary” は、「概括」というニュアンスを表します。なお、 “a summary” は “a synopsis” と書き換えることもできます。

「摘要欄」は、 “the remarks column” と訳されます。

まとめ

以上、この記事では「摘要」について解説しました。

読み方摘要(てきよう)
意味重要な部分を抜き書きすること
類義語要旨、大意、要約など
英語訳an abstract(摘要、要約)

「摘要」の意味をきちんとおさえ、正しく使いこなせるようにしましょう。