「レジュメ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「レジュメ」です。

「レジュメ」の意味・使い方・語源についてわかりやすく解説します。

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「レジュメ」とは?

レジュメ(resume):要旨や概要をまとめた資料のこと。また、履歴書のこと。

「レジュメ」の意味を詳しく

「レジュメ」とは、研究や講演、会議などの要旨や概要をまとめた資料のことを指します。また、近年では「履歴書」を意味することもあります。

大学の授業資料や、会議資料は「レジュメ」、または「レジメ」と呼ばれます。これは、授業や会議で、何が重要なポイントなのかを事前に資料にして、重要点の理解を深める目的で利用されるものです。

しかし、日本と欧米での「レジュメ」の使い方は少し異なります。欧米では「履歴書」という意味で用いられることが一般的です。では、どのように意味が異なるのでしょうか。それぞれ掘り下げていきましょう。

「要旨・概要」という意味

「要旨・概要」という意味の「レジュメ」は、主としてアカデミズムの分野と、ビジネスの分野で用いられるのが一般的です。アカデミズムとは、高度な知識を用いて、純粋に学問を追求する学風のことです。

アカデミズムの分野では、研究所やシンクタンクなどの研究機関での講演や発表、また大学の授業の配布資料などが「レジュメ」と呼ばれます。大学や研究機関の発表では、専門的かつ難解な知識が求められるため、事前に「レジュメ」で要点を把握させることは必要不可欠なことです。

また、学術論文の要約のことも「レジュメ」と言います。学術論文とは、専門的な学問について、新しい研究成果を内容とする論文のことです。一般的に、学術誌に掲載された論文のことを指します。

このように、アカデミズムの分野では、講演や論文発表の際に専門的で高度な知識を要するため、「レジュメ」は非常に重要な存在なのです。

 

また、ビジネスの分野では、「会議やプレゼンの内容をまとめた資料」のことを「レジュメ」と言います。ビジネスの分野でも、会議の「要約・概要」であることには変わりはありません。

しかし、ビジネスの分野では、「アジェンダ」「サマリー」など、「レジュメ」と近い意味の言葉が多く存在します。どの言葉も、会議の際に資料として配布されることの多いものです。そのため、混同してしまいがちですが、それぞれ明確に意味が異なります。

「アジェンダ」とは、「その会議において、決定すべき事項や段取りをまとめ、会議をスムーズに進めるために用意する資料」のことを指します。また、「サマリー」とは、会議の「部分部分の重要点そのもの」のことです。

つまり、「アジェンダ」は「何を決めるか」「どのように決めるか」を定めた資料です。そのため、会議の重要点をまとめた「レジュメ」とは明確に異なります。また、複数ある「サマリー」をまとめたものが「レジュメ」であるため、これらの関係性も明確な線引きがあることに注意が必要です。

「履歴書」という意味

欧米では一般的に、「レジュメ」を「履歴書」という意味で用います。ただ、「レジュメ」の意味することは、日本において一般的な、「その人がどのような人なのか」を伝える履歴書という物とは少し離れます。

「レジュメ」は、むしろ欧米的な「その人にはどのような技術・能力があるのか」という「職歴経歴書」に近い履歴書を指します。形式も、必ずしも、日本で売られているJIS規格の履歴書である必要もありません。自由に表現し、自分を売り込む形式の履歴書が、欧米における「レジュメ」です。

近年、グローバリゼーションの時代となり、外国資本の企業の日本進出が進んでいます。それにより、日本でも「履歴書」という意味の「レジュメ」を使う機会が増えてきました。しかしながら、日本的な履歴書とは若干の意味や形式の違いがあるということに注意が必要です。

なお、「履歴書」という意味が欧州では一般的と説明しました。しかし、イギリスでは履歴書のことを curriculum vitae と言います。イギリスにおいては、「履歴書」という意味で「レジュメ」を使うことはあまり一般的ではないことに注意が必要です。

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「レジュメ」の使い方

  1. 講演に向けて、レジュメを準備する。
  2. ゼミの発表に向けて、レジュメを切る。
  3. 転職するため、自分の資格をレジュメに記入した。

レジュメは、資料そのものを指すため、名詞形としてのみ用いることができます。

①,②の文章では、「レジュメ」は要旨・概要をまとめた資料という意味で用いられています。言葉の後の動詞は、「配る」「準備する」などが用いられます。

一方で、②の文章にあるように、「レジュメを切る」という特殊な表現があります。「レジュメを作成する」という意味の言葉で、学生用語として長い間利用されて来ました。一説では、昔の印刷方法である「ガリ版」で紙を印刷することを、「ガリ版を切る」と言っていたことから派生したされています。

③の文章では、「レジュメ」は「履歴書」という意味を表しています。先ほど説明したように、職歴経歴書のような、「自分が何をできるか」ということに力点を置いた履歴書である必要があります。

「レジュメ」の語源

レジュメの語源はフランス語の “résumé” です。

フランス語では、résumé は「要約」「概論」を意味します。フランス語の動詞である résumér (要約する)という言葉から派生した名詞形です。

さて、先ほど「レジュメ」は「レジメ」と呼ぶことがあると説明しました。この読み方の違いは、言語の違いが原因です。英語では resume と綴り(つづり)、「レジュメ」に近い音で発音します。一方で、フランス語では résumé と綴り、「レジメ」に近い音で発音します。

そのため、「レジュメ」と「レジメ」はどちらで用いても間違いということはありません。

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まとめ

以上、この記事では「レジュメ」について解説しました。

英語表記 レジュメ(resume)
意味 要旨や概要をまとめた資料のこと。また、履歴書のこと。
語源 フランス語の résumé

レジュメを作る作業は、かなり手間がかかります。

レジュメを作るためには、当然自分が発表内容をしっかり理解する必要があります。また、何が自分のもっとも伝えたい部分なのかを綺麗にまとめる必要もあります。

それだけではなく、人数分印刷し、参加者全員に行き渡るようにしなくてはなりません。

レジュメは計画的に作成しましょう。

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