今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「gkbr(ガクブル)」です。
言葉の意味・使い方・由来についてわかりやすく解説します。
「gkbr」の意味をスッキリ理解!
「gkbr」の意味を詳しく
「gkbr」は、2つのとある日本語のローマ字表記をもじった、ネットスラングの一種です。そのため、もじられた言葉の数だけ、その意味も2通り存在します。
1つ目は「ガクガクブルブル」をもじったもので、震えて恐怖する様子です。主に、ホラーゲームなどの感想や、実際に目の当たりにした恐怖体験などを、オンライン上でシェアする場合に使われることが多いと言えるでしょう。
2つ目は「ゴキブリ」をもじったもので、意味は元の言葉通りゴキブリです。しかし、「gkbr」という単語が出てきた場合には大抵の場合①の意味になるため、②の意味はほぼ用いられないと言っても良いでしょう。
また、どちらの使い方に関しても普段の会話の中で使用されるというよりは、ネット上のテキストの中で、くだけた印象で用いられることが多い単語である、と考えて良いでしょう。
「gkbr」の使い方
- この間買ったホラー映画がマジ怖すぎてgkbr
- 昨日の夜家にgkbr出てきて笑えない。
①では、恐怖に怯える様子を表して「gkbr」が用いられています。ここではホラー映画を引き合いに出していますが、さまざまな恐怖体験をTwitterやスレなどで共有する場合に、よく見られる表現と言えるでしょう。
②は「ゴキブリ」という意味の「gkbr」です。基本的には万人から嫌われているゴキブリに対して、その名をユーモアを交え、伏字的に伝える場合に使用されることがメインです。
加えて、ニコニコ動画やYouTubeなどのコメント欄に「gkbr」単体で用いられる場合も多く見られます。基本的にネットスラングは簡潔に感情を表現するための言葉であるため、こうした単体での使われ方も多く見られるようです。
ただし、途中でも述べた通り、あくまでもネットスラングの一種であるため、実際の会話で使われることを想定して作られた単語ではありません。そのため使用する場合には、オンライン上だけに留めておいた方が賢明だと言えるでしょう。
「gkbr」の由来
「gkbr」は途中でも紹介した通り、人が恐怖で震える際の様子を表した擬態語である、「ガクガクブルブル」のローマ字表記「gakugakuburuburu」の一部分をもじるかたちで作られた、ネットスラングの1つです。
その始まりはネット上や友達とのチャットで自分におきた恐怖体験を伝える際、「ガクガクブルブル」という単語が使われ出したことです。その後入力の手間を省くために、「ガクブル」、そして「gkbr」へと省略される形で単語が生み出されました。
また、本記事内で2つ目の意味として紹介している「ゴキブリ」ですが、こちらの意味の始まりは、ネットユーザーが、テレビで放送禁止用語に対してピー音を入れるようなイメージで、ゴキブリを表現したことに始まります。
ただし、ゴキブリはより簡潔に、「G」と表現されることの方が多いため、そういった理由からも「gkbr」は「恐怖する様子」の意味が強いといえるでしょう。
まとめ
以上、この記事では「gkbr」について解説しました。
読み方 | gkbr(ガクブル・ゴキブリ) |
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意味 | ガクガクブルブル(恐怖で震える様子)/ゴキブリ |
由来 | ガクガクブルブル/ゴキブリのローマ字表記をもじったことによる |
ネットスラングの中でも、特に意味が浸透しておらず、どのような意味なのかがわからない、と言われがちなのがこの「gkbr」です。そのため、その時の状況や、話している相手をしっかりと考慮した上で使用することが重要であると言えるでしょう。