ネット用語「残当」の意味と使い方をわかりやすく解説

言葉

残当とは「残念ながら当然だ」という意味です。

ネット用語としてよく使用されていますが、「そんな日本語あるの?」と思った方も多いのではないでしょうか。

この記事では、残当の意味や使い方について詳しく解説しています。

「残当」の意味

残当ざんとう

残念だが当然だ

残当は「ざんとう」と読み、「残念だが当然」を略したネットスラングです。

意味は文字通り「残念だけど、当然起こるべくして起きた」ということを表しています。

単純に「残念だった」というよりも、「こうなることは分かり切っていた」「そうなるに決まっていただろう」というようなニュアンスが込められています。

「残当」の派生

残当は、「残念でもないし当然だ」という意味で使用されることがあります。

「そうなるに決まっているだろう」「そうなるのも無理はない」という状況を表す場合に、「残念でもないし当然」を略した言葉として残当が使用されます。

本来の「残念だが当然だ」という意味と混同しないよう、前後の文脈をしっかり確認しましょう。

「残当」の使い方

残当は、以下のような場面でよく使用されます。

  1. 当然の結果だという場面
    例文:彼は今期で退任するらしいが、これまでの成績を考えれば残当だ。
  2. 残念なことだが仕方がないという場面
    例文:試験に落ちてしまったが、勉強していなかったので残当だと言える。
  3. 残念だったという場面
    例文:彼が部活を辞めるのは残当だ。
①②の例文のように、「残念な出来事が起きてしまったが、それには原因があるので当たり前だ」というような意味で使用されます。

一方で、③の例文ように、「それは残念だ」という気持ちを表す場合に使用することがあります。

この場合、「そうなる理由は想像できるが」というニュアンスがあるため、単純に「残念だ」と言うよりも含みのある表現だと言えます。

「残当」の由来

残当の語源は、2006年7月14日、2ちゃんねるというネット掲示板において次のような書き込みがあったことが由来とされています。

以下の内容は事実無根であるため注意してください。

●●速報・豊田投手、投身自殺●●
1 :どうですか解説の名無しさん:2006/07/14(金) 21:53:07.09 ID:AE9b2KtO
首都高4号線外苑出口付近で読売巨人軍の豊田投手(32)が大型トラックに飛び込み即死した。
度重なるリリーフ失敗
苦にして発作的に飛び込んだものと見られる。

巨人原監督の話
「残念だが当然。男らしい最期といえる」

情報自体はまったくのデタラメですが、掲示板内の「残念だが当然」というセリフが広まっていき、「残当」という形に変化していきました。

また最近では、TwitterやインスタグラムなどのSNSでも使用されることが増えてきました。

「残当」の類義語


残当には以下のような類義語があります。

  • 妥当
    物事の実情などによくあてはまっていること
  • 自業自得(じごうじとく)
    自分の行いの結果を自分が受けること
  • 因果応報(いんがおうほう)
    良い行いと悪い行いは自分に返ってくること
  • 穏当(おんとう)
    穏やかで、筋が通り無理がないこと。
  • 至当(しとう)
    きわめて当然なこと
妥当には、残当のように「残念だ」というニュアンスは含まれていないため注意しましょう。

また、自業自得は「日頃勉強しないから、試験に落ちるのは自業自得だよ」のように使用します。

自業自得と残当は、使われ方が非常に似ている言葉です。

「残当」の対義語

残当には以下のような対義語があります。

残当には、「残念なことだがそうなる原因があるので当然だ」という意味がありました。

一方で、「運否天賦」は、「自分に起こる良い出来事、悪い出来事は天が決める」という意味の言葉であり、天の決定により出来事が起きるという点で、残当とは意味が異なります。

また、「思いがけず」は「予想されていなかった」「考えてもみなかった」という意味であり、「当然だ」という意味の残当とは意味が異なります。

「残当」のまとめ

以上、この記事では残当について解説しました。

読み方残当(ざんとう)
意味残念ながら当然だ
由来ネット掲示板での使用から
類義語妥当
自業自得
因果応報 など
対義語運否天賦
理不尽
不条理

残当はネットを中心に使用される言葉であるため、使い方を詳しく知らなかった方も多いのではないでしょうか。

例文を参考にしながら、しっかり使い方を確認しておきましょう。

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活字中毒の男子大学生。 本・雑誌から食品の成分表までつい読んでしまいます。 取り込んだ知識を活かして、敬語や熟語を中心に執筆しています。