四字熟語「自業自得(じごうじとく)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「自業自得(じごうじとく)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「自業自得」の意味をスッキリ理解!

自業自得(じごうじとく):自分の行いが、自分に返ってくること

「自業自得」の意味を詳しく

「自業自得」は、自分が取った行動や習慣が、後になって自分に返ってくることを意味しています。

「自分がやってきたことが結びつき、努力が実る」という意味ではないことには注意が必要です。悪いことを行った際に、それが自分で行ったこととして自分に返ってくるというニュアンスで使うのです。

「自業」は自分の行いを表しています。「自得」は自分で経験するという意味になります。

「得」という漢字が、多くの人々の感覚では「お得などプラスのイメージですが、実は「自業自得」での意味は違います。これら2つの熟語を合わせると、「自業自得」の意味になるのです。

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「自業自得」の使い方

  1. 今まで借金をしてきたのだから、返済できないのは自業自得だ。
  2. 浮気をして彼女と別れたのは自業自得である。
  3. 自業自得の世の中だから、恥じない行動をするべきだ。

「自業自得」は、何か悪い行動をした後に予測できる未来に対して使います。

①の例文は、社会問題を表した例文です。

例えばパチンコや競馬といったギャンブルが好きな人は、自分の持っているお金以上にお金をギャンブルに投資してしまいがちです。そのため、お金をどこかから借りてきてギャンブルに投資し、お金を全て失ってしまいます。

借りてきたお金はもちろん、自分の持っているお金まで失ってしまうので、借りてきたお金も返済することができません。こうして大変なことになってしまいます。こうした一連の流れを「自業自得」と言うのです。

 

②の例文は、恋愛に関する例文です。

彼女がいるのにも関わらず、平然と浮気を重ねている人がいるとします。

彼女は、それには全く気が付かずお付き合いは継続します。しかし、ある日突然彼女が、彼氏が浮気をしていると知ってしまい、別れを切り出します。

彼氏は別れたくないと言いますが、原因を作ったのは彼氏自身ですね。

 

③の例文は、助言に関する例文です。

例えば、誰かの行動を正したいときです。ある大学受験を控えた、受験生が全く勉強をせずに遊んでいたとします。

他人から命令されても見向きもしません。このままでは良くないので、本人が自発的に行動を改めようとしてくれることが一番良いです。そこで「自業自得」を使うと良いでしょう。

「自分がやっていることは、将来返ってくる」ということをうまく伝えられると、自発的に行動を改めやすくなります。このように、「自業自得」は、周囲の人の行動に対して忠告したいときも効率的なフレーズなのです。

「自業自得」の由来

「自業自得」は、元々仏教用語です。仏教の考え方では、良いことも悪いことも巡り巡って自分に返ってくるという考え方があります。また「業」は、インドの昔の言葉でカルマと読んでいました。

その考え方を元に生まれたのが、「自業自得」です。時間が流れて、現在のように悪い行いをしたときに使われるようになりました。

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「自業自得」の類義語

「自業自得」には以下のような類義語があります。

  • 因果応報(いんがおうほう) :良い行いと悪い行いは自分に返ってくること

「因果応報」は、「自分や相手に対して良い行いを行えば、良い未来が待ち受けており、逆に自分や相手に対して悪い行いを行えば、悪い未来が待っている」という意味です。

例えば毎日庭の木を手入れしていると、庭は綺麗になります。綺麗な庭に惹かれてやってくる人やイメージもアップします。このように何かをすれば何かが起こるという意味で使われるのが「因果応報」です。

使い方としては、「因果応報だから、毎日努力を続ける人は、必ず良い人生を歩むだろう」というように使います。

 

「因果応報」は元々「自業自得」と同様に仏教用語でした。

元々の意味は、前世で行った悪いことが現在の不幸を作り出しており、前世で行った良いことが現在の幸せを作り出しているという意味です。現在のように過去の過ちや努力ではなく、前世だったのです。

仏教の教えでは、現世で良いことをすれば、来世で良い人生を送れるというものです。この「因果応報」もこういった仏教思想からできあがった物なのです。

「自業自得」と異なる点は、前世や来世といったことを考えることです。そして、「自業自得」は主に悪いことをすれば、自分に返ってくるという意味ですが、「因果応報」の場合は良いことも悪いことも自分に返ってくるという意味です。

「自業自得」の英語訳

「自業自得」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • You reap what you sow
    (自分の蒔いた種を回収する)

直訳すると「自分の蒔いた種を回収する」ですが、大きな意味も隠れています。自分の行ったことは自分で処理しろという意味です。 “sow” は、あまり日常生活で使いませんが、種を蒔くという動詞です。

また、 “reap” というのは収穫するという動詞です。「自業自得」を英語にした場合、行いを植物に例えているわけです。つまり、種を巻くという行為は自分が過去に行った行為です。

それを収穫するということは、過去にやったことの報いを受けるという意味になります。ちょっとした皮肉が込められていることがわかります。

 

注目すべき点としては、この英語のフレーズは聖書にも書かれていることです。「自業自得」も「因果応報」とともに、仏教用語として多くの人の教えとなってきました。英語の場合でも聖書に、多くの人の教えとなるよう記載されているのです。

自分かやったことは自分に返ってくるというのは、万国共通で人間が知っておかないといけないことなのですね。

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まとめ

以上、この記事では「自業自得」について解説しました。

読み方 自業自得(じごうじとく)
意味 自分の行いが、自分に返ってくること
由来 仏教の教えから
類義語 因果応報など
英語訳 You reap what you sow(自分の蒔いた種を回収する)

「自業自得」は、小学生でも習う四字熟語です。人生を生きる上で大切な指針を与えてくれるからです。「自業自得」は悪い意味で使われることが多いですが、反対に良いことをすれば自分にも返ってきます。

ぜひこの記事を参考にして、「自業自得」の人生にならないようにしましょう。

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