四字熟語「手前味噌(てまえみそ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「手前味噌(てまえみそ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「手前味噌」の意味をスッキリ理解!

手前味噌(てまえみそ):自分のことをほめること。自慢

「手前味噌」の意味を詳しく


「手前味噌」とは、「自分のことをほめること。自慢」を意味する四字熟語です。

「手前味噌」における「手前」は、「自分の」という意味です。「すぐ目の前の」「身近の」という意味はないので注意しましょう。

 

話をする時に、「自慢なのだけど」と言って始めるよりは、「手前味噌なのだけど」と言って始めた方がやわらかい印象を与えるでしょう。

「自慢」を「手前味噌」という言葉で濁(にご)すことができ、あまり角が立たないようにすることができます。

 

ビジネスシーンなどでは、謙遜(けんそん)する言葉として「手前味噌」が使われる場合もあります。

たとえば、「手前味噌で恐縮でありますが、自社の自慢の商品でございます」というような使い方があります。

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「手前味噌」の使い方

  1. 手前味噌で恥ずかしいけど、僕の妻は何でもよくできる人なんだ。
  2. 手前味噌だけど、美味しいカップケーキを作ってきたから食べてよ。
  3. 手前味噌ながら、自分の英語力を披露させていただきます。
  4. 手前味噌ではありますが、今回の公演はとてもよいものになったと思います。
①と②では、「自慢すること」の意味として、親しい間柄でされる会話に「手前味噌」が使われています。一方で③と④は、自分よりも上の立場の人に対して、へりくだるために「手前味噌」が使われています。

「手前味噌」の由来

「手前」は、この四字熟語において「自分の」という意味になります。

そして「味噌」ですが、由来の説が大きく分けて二つあります。

食品の「味噌」が由来とする説

戦前まで、味噌は基本的に各家庭で手作りをする自家製でした。味噌の歴史は長く、古代から作られており、特に室町時代に盛んに作られました。

そのため、家庭どうしで自分の味噌を自慢し合うことがありました。

「手前の味噌は・・・」というように、他の人に自家製の味噌を自慢したことから「手前味噌」という四字熟語が生まれたという説です。

「自慢」という意味の「味噌」が由来とする説

「味噌」は、「それが話の味噌である」という使い方があるように、「ポイント」「趣向(しゅこう)をこらしたところ」という意味があります。

前の説で述べたように、これは各家庭がさまざまな趣向をこらして、美味しい味噌を作ろうとしていたことが由来です。

「趣向をこらしたところ」という意味で「味噌」が使われるようになり、そこから転じて人に自慢する様子にも「味噌」が使われるようになりました。

「味噌」という言葉そのものに、「自慢」という意味が含まれることから、自慢する言葉として「手前味噌」が生まれたという説です。

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「手前味噌」の類義語

「手前味噌」には以下のような類義語があります。

  • 自画自賛(じがじさん):自分のしたことを自分で褒めること
  • 唯我独尊(ゆいがどくそん):自分だけが特別に優れていると思い込むこと

「手前味噌」の英語訳

「手前味噌」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • blow one’s horn
    (手前味噌を言う)
  • I hate to brag,but…
    (手前味噌ではありますが)
  • self‐glorification
    (手前味噌)
  • sing one’s own praises
    (手前味噌を並べる)
  • blow one’s own trumpet
    (手前味噌を並べる)
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まとめ

以上、この記事では「手前味噌」について解説しました。

読み方 手前味噌(てまえみそ)
意味 自分のことをほめること。自慢
由来 その昔、家庭の自家製の味噌を自慢し合ったことから
類義語 自画自賛、唯我独尊
英語訳 blow one’s horn(手前味噌を言う)

「手前味噌」は、使い方によっては丁寧な謙遜の表現になります。ビジネスシーンでも使われる言葉です。

また、「手前味噌」は興味深い由来があります。

由来も合わせて覚えると、正しく使うことができるでしょう。とても便利な言葉なので、ぜひ使えるようになりましょう。

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