「ニヒル」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ニヒル」です。

「ニヒル」の意味や使い方、語源、派生語についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「ニヒル」とは?

ニヒル(nihil)さめていて、影のある様子。虚無的であること。

「ニヒル」の意味を詳しく


「ニヒル」とは、何に対してもさめた態度を取り、小ばかにするような行動をすることです。日本語では虚無的などと表されます。態度や表情など、人の様子を表す言葉として使われます。

例えば、周りの人々が騒いでいる時に一人だけ離れて、騒いでいる人たちを下らないと思うような態度が、「ニヒル」です。

クールであること、皮肉屋であることなどを指して使われる場合もあります。

スポンサードリンク

「ニヒル」の使い方

「ニヒル」は文中では以下のように使われます。

  • 彼はニヒルに笑って、何も言わずに去っていった。
  • 彼のニヒルな態度はクールで格好良いが、近寄りがたい。
小説や映画などの表現として使われることが多い表現です。

「ニヒル」な態度を取る人は現実にはほとんどいないので、あまり日常的な表現ではありません。

「ニヒル」の語源

「ニヒル」の語源は、ラテン語で「無」「何もない」を表す”nihil”で、英語での“nothng”と同じ意味です。

スポンサードリンク

「ニヒル」の派生語

「ニヒル」から生まれた言葉の例として、「ニヒリズム」「ニヒリスト」などがあります。

ニヒリズム

「ニヒリズム」とは「ニヒル」から派生した言葉で、「虚無主義」という意味を表します。ドイツの哲学者ヤコービが提唱した哲学的な用語で、この世界や人間には本質的な価値がないという主張を指します。また、宗教的・政治的など、あらゆる権力を否定するのも「ニヒリズム」の特徴です。

哲学者ニーチェはヤコービの概念を発展させ、「ニヒリズム」は「消極的ニヒリズム」と「積極的ニヒリズム」に分けられると提唱しました。

消極的ニヒリズムとは、何をしたところで価値はないという考えのもと、状況に身を任せ流されながら生きる姿勢を指します。

対して積極的ニヒリズムとは、世界に価値がないからこそ、自らの行動によって価値を生み出そうと考える、前向きな姿勢です。

同じ主張から、真逆の考え方が生まれる面白い例ですね。虚無主義というと「投げやりな考え方だ」と思ってしまいがちですが、それだけではないことに注意しましょう。

ニヒリスト

「ニヒリスト」とは、「ニヒリズム」の考え方をする人たちのことで、日本語では「虚無主義者」と呼ばれます。

また、歴史的な用語として19 世紀の帝政ロシアにおける革命的民主主義者を指すこともあります。帝政の権力を否定した彼らは、哲学的な意味での「ニヒリスト」とも共通点があると言えるでしょう。

まとめ

以上、この記事では「ニヒル」について解説しました。

英語表記 ニヒル(nihil)
意味 さめていること。虚無的であること。
語源 ラテン語で「無」を表す”nihil”より
派生語 ニヒリズム、ニヒリスト

文章を書くときなどにこの言葉を使うと、ややハードボイルドな、格好良い雰囲気になります。ぜひ使ってみてください。

スポンサードリンク