コンサバの意味とは？医療やビジネス、ファッションの意味を解説！

コンサバとは「保守的であること、無難であること」という意味です。

コンサバはファッションの分野でよく耳にする言葉ですが、政治やビジネスでの意味は知る機会がなかなかないですよね。

この記事では、コンサバの複数の分野での意味を詳しく解説します。

☆「コンサバ」をざっくり言うと……

「コンサバ」の意味

コンサバは、保守的であることや無難であることを表す言葉です。

保守的とは、古くから伝わる伝統や文化などを大切にし、ものごとの急激な変化を嫌う考え方のことです。

「新しいものを受け入れない」というマイナスのニュアンスで使われることもあります。

コンサバは、思想や考え方、ファッションスタイルなどのさまざまなものを形容するために使われます。

「コンサバ」の分野ごとの意味

コンサバは、主に以下の分野で使われます。

分野➀：政治

政治におけるコンサバは、いわゆる「保守主義」を意味します。

政治的な意味の「保守派」とは、従来の社会制度や伝統、習慣などを尊重し、革新派などに反対する思想を指します。

政治以外でも、「既存の体制を変えずに守り抜こうとする思想」を広く表すこともあります。

分野➁：医療

医療の分野におけるコンサバは「保存的療法(非手術的療法)」という意味です。

保存的療法とは、手術をせずに内服薬や湿布などの保守的な治療法によって症状や病状を回復させようとする医療行為のことです。

以下のように、外科手術以外のさまざまな医療行為、治療行為が保存的療法に当たります。

分野➂：ファッション

ファッションの分野におけるコンサバは「上品で落ち着いた系統の服装」という意味で使われます。

[出典：YOTSUBA]

男女でコンサバの意味は若干異なります。

男女ともに、控えめで上品なファッションを表します。

ファッション用語としてのコンサバは、「派手で奇抜な服装」の対極にあり、とにかく派手でないことが特徴です。

特に、1980年代のバブル経済時期に流行したスーツやジャケット、シャツなどを合わせた服装がコンサバの代表例です。

分野➃：ビジネス

ビジネスにおける「コンサバ」とは、「考え方が古臭い」というマイナスの意味や「控えめ・無難」というニュートラルな意味で使われます。

ただし、イノベーションが必要とされるビジネスの場面では、コンサバが良い意味で使われることは少ないです。

ビジネスにおけるコンサバの意味は、以下のように多岐にわたります。

「コンサバ」の使い方

コンサバは、使う場面によって意味が異なるので注意が必要です。

また、シチュエーションや文脈によっていい意味でも悪い意味でも使われます。

➀のコンサバは、「ビジネスにおいて控えめで無難であること」という意味で使われています。

➁のコンサバは、「政治において保守的な思想を持っていること」という意味で使われています。

➂のコンサバは、「ファッションにおいて上品な服装の系統」という意味で使われています。

「コンサバ」の語源

コンサバの語源は、英語の “conservative” です。

英語の “conservative” は、以下のように構成されています。

英語の “conservative” には、以下のような意味があります。

英語の “conservative” をカタカナ語表記したのがコンサバティブで、それを略した言葉がコンサバになります。

コンサバと英語の “conservative” はほとんど同じ意味を持つことがわかりますね。

「コンサバ」の類義語

コンサバには以下のような類義語があります。

「コンサバ」「オールドスクール」「トラディショナル」の違い

「コンサバ」「オールドスクール」「トラディショナル」は以下のように異なります。

オールドスクールとトラディショナルは、昔からのやり方やスタイルに沿っていて、古風なようすを表す言葉です。

これらとコンサバの違いは、「伝統を守ろうとする強い意志があるかどうか」です。

コンサバのみ、伝統を守ろうとする強い意志があります。

「コンサバ」の対義語

コンサバには以下のような対義語があります。

「コンサバ」のまとめ

以上、この記事ではコンサバについて解説しました。

コンサバの複数の意味をこの機会にマスターしましょう！