上手に使い分けよう!「書留」と「簡易書留」の4つの違い

違いのギモン

「書留(かきとめ)」や「簡易書留(かんいかきとめ)」を利用したことはありますか。

「書留で送ってください」「簡易書留にしてください」という指示があれば、その通りにすれば良いですね。しかし、いざ自分でどちらかを選ぶとなると、両者の使い分けに迷ってしまうのではないでしょうか。

実は、「書留」と「簡易書留」は4つの点で異なります。そこで、この記事では、両者の4つの違いについて解説します。

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はじめに:書留郵便とは

送達してから宛先に到着するまでに過程を記録する郵便を “書留郵便(かきとめゆうびん)” といいます。また、送るものが送っている途中で壊れたり、届かなかったりしたら、賠償を求めることができるのも “書留郵便” の特徴です。

“書留郵便” を扱っているのは、郵便局の窓口とゆうゆう窓口です。郵便ポストやコンビニから送ることはできません。

土日・祝日にも配達され、相手には必ず手渡しで届きます。受け取る方は印鑑を押さなければなりません。

“書留郵便” には、以下の3種類があります。

  • 書留(一般書留)
  • 簡易書留
  • 現金書留

この3つのうち、「書留」と「簡易書留」について詳しく解説します。

【1】追跡事項の違い


冒頭で、 “書留郵便” は送ったものが到着するまでの過程を追跡し、記録するものであると解説しました。しかし、 “書留郵便” のなかでも、「書留」と「簡易書留」とでは、追跡する範囲が異なるのです。

まず、「書留」の追跡事項は以下の6項目です。

  • 郵便物を出した郵便局
  • 郵便物を出した時間
  • 経由した郵便局
  • 最終的に到着した郵便局
  • 最終的に郵便局に届けられた時間
  • 宛先に届いた時間
一方、「簡易書留」の追跡事項は以下の5項目です。
  • 郵便物を出した郵便局
  • 郵便物を出した時間
  • 最終的に到着した郵便局
  • 最終的に郵便局に届けられた時間
  • 宛先に届いた時間
両者の追跡内容を見比べてみましょう。「書留」では、出した郵便物が到着するまでの過程のなかで、途中の経由地まで記録している一方、「簡易書留」では経由情報は追わず、送達と到着の情報しか記録していないことがわかります。

出した郵便物の行方をより細かく把握したい場合は、「書留」を利用するのが良いですね。

追跡を確認する方法

書留郵便の追跡記録は、郵便局のホームページ内の「個別番号検索」というところから確認することができます。

送達時に、自分が出した書留郵便の番号控えが渡されますから、その番号を入力すれば、郵便物が今どこにあるのかということを確認することができます。

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【2】追加料金の違い


書留郵便は、追跡記録を行う特別なものですから、普通の郵便物よりも高い料金を払わなければなりません。「書留」と「簡易書留」では、追加料金の値段に違いがあります。

「書留」は、通常の郵便料金に430円を追加する必要があります。

ただし、ゆうメールであれば、通常料金に370円を追加すれば送ることができます。ゆうメールとは、3㎏ 以内の冊子や CD, DVD などを安価な値段で届けることができるものです。

 

一方、「簡易書留」は、普通の郵便であってもゆうメールであっても、通常の料金に310円を追加すれば送達できます。

このように、追加料金は、「書留」のほうが「簡易書留」よりも高いのです。

なお、 “書留郵便” は2, 3日で届くものの、速達の機能はついていません。ですから、急いで「書留」や「簡易書留」を送りたい場合には、速達料金を加える必要があります。

【3】補償額の違い


記事の冒頭で解説したとおり、書留郵便では、送ったものが壊れたり届かなかったりした場合、送る際に申し出てあった範囲内で賠償を求めることができます。「書留」と「簡易書留」では、その補償額に差異があります。

「書留」の補償額は10万円です。さらに、5万円の増額ごとに21円払えば、最大500万円まで増やすことができます。

一方、「簡易書留」の補償額は5万円です。この額を増やすことはできません。

つまり、「書留」は「簡易書留」よりも補償の範囲が広いのです。

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【4】内容の違い


すでに解説たように、「書留」は追跡記録が細かく、賠償額の範囲が広いという特徴があります。

ですから、高額なものを送るときに使うと、万が一の事態が起きた場合も安心です。特に、宝石と貴金属は必ず「書留」で送らなければならないという決まりがあります

一方、「簡易書留」は追跡記録が「書留」ほど細かくなく、補償額の範囲が狭いという特徴がありましたね。

このため、貴金属ほど高額ではないものの、確実に届けられたことを確認する必要のあるものを送りたいときには、「書留」よりも「簡易書留」を使った方が追加料金を抑えることができます。内容物の例として、重要書類やチケットなどが挙げられます。

「現金書留」について解説


記事の冒頭で、簡易書留には以下3つの種類に分けられると解説しました。あらためておさらいしましょう。

  • 書留(一般書留)
  • 簡易書留
  • 現金書留

ここまで、「書留」と「簡易書留」のそれぞれの特徴について解説しました。それでは、「現金書留」とはどのようなものなのでしょうか。

①内容

「現金書留」は、名前の通り現金を郵便で送るものです。のし袋や手紙を同封することもできます。

「書留」と「簡易書留」で現金を送ることはできませんから、注意しましょう。もちろん、普通の郵便でも現金を送ることはできません。

②追跡事項

「現金書留」では、「書留」と同じく、途中で経由する郵便局の情報も含めた経緯が記録されます。

③追加料金

「現金書留」の追加料金は、「書留」と同じく430円です。

しかし、「現金書留」を贈るためには専用の封筒が必要ですから、手元にない場合は封筒代(税込みで21円)も用意しましょう。なお、封筒には印を押す必要があります。

④補償額

「現金書留」の補償額は1万円です。5000円増額するごとに10円払えば、最大50万円まで補償額を増やすことができます。

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まとめ

以上、この記事では、「書留」と「簡易書留」の4つの違いについて解説しました。最後に、両者の違いを表で復習しましょう。

書留簡易書留
追跡事項 経由を含めた配達経緯 経由を除く配達経緯
追加料金 430円(ゆうメールは370円) 310円
補償額 10 万円(最大500万円まで増額可) 5万円(増額不可)
内容 高価なもの 届いたことを確認したいもの

送るものの特徴や、確認したい追跡の範囲などを考慮して、「書留」と「簡易書留」を上手に使いこなすことが大切です。

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