バイブスとは「言葉によらず伝わる雰囲気」という意味です。
ヒップホップ音楽や日常会話においてバイブスという言葉が使われることがあります。
なんとなくわかったような気でいても、実際には意味を知らないという方も多いのではないでしょうか。
この記事ではバイブスの意味や使い方を詳細に解説します。
☆「バイブス」をざっくり言うと……
読み方 | バイブス |
---|---|
意味 | 言葉によらず伝わる雰囲気 |
由来 | 英語の “vibration” (バイブレーション)を短縮して出来た言葉 |
類義語 | ノリ フィーリング 気合 など |
英語訳 | vibes(雰囲気) vibration(雰囲気) mood(心的状態) など |
このページの目次
「バイブス」の意味
言葉によらず伝わる雰囲気
バイブスとは言葉によらずに伝わる雰囲気を指します。
レゲエやヒップホップ音楽から広まった言葉です。実際にはあいまいな意味で使われることが多いです。
またバイブスはスラングのため、改まった場の使用は控えましょう。
レゲエとヒップホップの違い
レゲエ
ジャマイカ発祥の音楽で、スカやロックステディをルーツに持つ黒人音楽
ヒップホップ
1970年代にアメリカで生まれた文化で、音楽はソウルやディスコがルーツ
「バイブス」の使い方
バイブスには以下のような使い方があります。
- 雰囲気について表現するとき
例:ヒップホップ音楽が流れ続けるバイブスの良い店だ。 - 心の高ぶりを表現するとき
例:飲み会に親友が来ると知ってバイブスが上がってくる。 - 友達同士相性の良さを表現するとき
例:私たちバイブスが合うよね! - 気分が落ち込むことを表現するとき
例:イベントが雨で中止になりバイブスが下がる。
「バイブス」の由来
バイブスは英語の “vibration” (バイブレーション)を短くした言葉です。
Vibrationには以下のような意味があります。
- 振動
- 心の動揺
- 感情
③の感情という意味で使われていた “vibration” が、短くなってバイブスという表現になりました。
日本でバイブスが流行したきっかけ
バイブスは英語が由来となった言葉です。
日本では2013年の6月にモデルの今井華さんがテレビ番組『踊る!さんま御殿!!』でバイブスという言葉を多用したことから流行しました。
バイブスは日本の若い女性が使う言葉「ギャル語」として広まります。
2013年のギャル語大賞で、バイブスは1位となりました。
2013年のギャル語大賞
バイブスが1位となった2013年のギャル語大賞のベスト10には以下の言葉がランクインしました。
ランキング順に並んでいます。
- バイブス
言葉によらず伝わる雰囲気 - 激おこぷんぷん丸
非常に怒っている状態 - BIG LOVE
愛してる - ○○さん
私服さん、プリクラさんなど固有名詞につける - わちゃわちゃ
楽しみ騒ぐ様子 - つらお
つらいこと、「つらいお」の略 - ヤグる
浮気現場を彼氏に目撃されること - りょ
了解 - KS
既読スルー - 後でしょ
後回しにすること
「バイブス」の類義語
バイブスには以下のような類義語があります。
- ノリ
その場の雰囲気 - フィーリング
ばくぜんと、また直感的に抱く感情 - 気合(きあい)
気分 - 雰囲気(ふんいき)
その場に醸し出されている気分 - 気分
その場のばくぜんとした心の状態 - 心緒(しんしょ)
思いのちょっとしたところ - 感じ
外界の刺激によって生じる感覚
「バイブス」の英語訳
バイブスを英語に訳すと、次のような表現になります。
- vibes
(雰囲気) - vibration
(雰囲気) - mood
(心的状態)
日常会話で使われるヒップホップ用語
バイブスはヒップホップ用語に由来するスラングです。
ここでは、その他の日常会話で使われるヒップホップ用語を解説します。
「バイブス」のまとめ
以上、この記事では「バイブス」について解説しました。
読み方 | バイブス |
---|---|
意味 | 言葉によらず伝わる雰囲気 |
由来 | 英語の “vibration” (バイブレーション)を短縮して出来た言葉 |
類義語 | ノリ フィーリング 気合 など |
英語訳 | vibes(雰囲気) vibration(雰囲気) mood(心的状態) など |
バイブスは、若者の間でよく使われるスラングです。
言葉の意味を知っておくと、若者の会話を理解しやすくなります。