ことわざ「雲泥の差」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「雲泥の差(うんでいのさ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「雲泥の差」の意味をスッキリ理解!

雲泥の差(うんでいのさ):著(いちじる)しい違いや隔(へだ)たりがあることのたとえ

「雲泥の差」の意味を詳しく

雲は天にあり、泥は地面にあります。このことから「雲泥の差」は天と地のように対極にあり、大きな隔たりがあるものの関係を表した言葉です。

よって、「雲泥の差」は2つのものの間に非常に大きな差があり、かけ離れているさまという意味を持ちます。

 

注意すべき点はただ単に遠く離れていることを表すのではなく、格差があることを示す言葉であることです。どちらかが優れていて、どちらかが劣っていることを表現する際に使いましょう。

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「雲泥の差」の使い方

  1. 私は絵を書くことが趣味だが、その出来栄えはプロの作品と雲泥の差がある。
  2. 同じ会社とは言え、部長の彼と平社員の僕とでは給料に雲泥の差があるよ。
  3. 次の試合で戦うチームとは実力が雲泥の差だ。到底勝てるとは思えない。

「雲泥の差」の由来

「雲泥の差」の由来は唐代の詩人である白居易(はくきょい)の詩『傷友(友を傷む)』です。

『傷友』の中にある「今日長安の道、対面雲泥を隔つ」という一文が語源と言われています。ここでは、天と地のような比べ物にならないほど大きな差という意味を表します。

日本では、菅原道真が編纂した漢詩文集『菅家文草(かんけぶんそう)』が最古の使用例だと言われています。

『菅家文草』には「雲泥、地の高く卑しきことを許さず」という句が掲載され、天地に大きな隔たりがあることを示しています。

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「雲泥の差」の類義語

雲泥の差には以下のような類義語があります。

  • 天地の差:天と地ほどかけ離れていることのたとえ。非常に隔たりがあること。
  • 雲泥万里(うんでいばんり):非常にかけ離れており、差があること。天にある雲と地上にある泥は万里ほどの差があることから。
  • 月とすっぽん:月も鼈も丸く、一見形は似ているが、美しく輝く月と泥の中に住む鼈では比べ物にならないほど差があるということ。
  • 提灯(ちょうちん)に釣鐘(つりがね):どちらも吊り下げるものであるが、重さがまるで異なり、つり合わないこと。
  • 雪と墨(すみ):2つのものの差が大きすぎて比べ物にならないことのたとえ。

「天地の差」と「雲泥万里」の2つは「雲泥の差」とほぼ同じ意味を表します。

「月とすっぽん」と「提灯に釣鐘」は、どちらも2つのものの間に大きな差があるという意味を持つ点では「雲泥の差」と同じです。しかしこの2語は、一見同じように見えるが実際は異なるという意味を含むので、注意が必要です。

「雲泥の差」の対義語

雲泥の差には以下のような対義語があります。

  • 五分五分(ごぶごぶ):双方とも互角で、優劣のないこと。
  • 大同小異(だいどうしょうい):だいたいは同じで、細かい点にのみ違いがあるさま。大差がないこと。
  • 五十歩百歩(ごじゅっぽひゃっぽ):多少の違いはあるが、本質的には同じだということ。
  • 紙一重(かみひとえ):薄い紙一枚ほどのわずかな違い。
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「雲泥の差」の英語訳

雲泥の差を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • wide difference
    (大きな違い)
  • all the difference in the world
    (天と地の開き)
  • light and shade
    (天と地ほどの差)

まとめ

以上、この記事では「雲泥の差」について解説しました。

読み方 雲泥の差(うんでいのさ)
意味 著しい違いや隔たりがあることのたとえ
由来 白居易の詩『傷友』より
類義語 天地の差、雲泥万里、月とすっぽんなど
対義語 五分五分、大同小異、五十歩百歩など
英語訳 wide difference(大きな違い)

「雲泥の差」はよく耳にしますが、実は漢字が難しいことわざです。

成り立ちから理解することで、漢字の間違いや細かな意味の間違いを正すことができます。ぜひ、この記事を参考にしてみてください。

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