四字熟語「大同小異(だいどうしょうい)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「大同小異(だいどうしょうい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「大同小異」の意味をスッキリ理解!

大同小異(だいどうしょうい):わずかな違いこそあれど、だいたい同じであること。

「大同小異」の意味を詳しく

「大同小異」は「大同」と「小異」という2つの言葉から構成されています。

「大同」は「大きく同じ」と訓読することができます。つまり、「だいたい同じであること」「小さな違いはあれど、だいたいが同じであること」を表す言葉です。

一方、「小異」は「小さく異なる」と訓読することができます。つまり、「少しの違い」「わずかな違い」を表す言葉です。

 

つまり、「大同小異」はわずかな違いこそあれど、だいたい同じであることを意味する四字熟語です。

「大同小違」と書くのは誤用です。注意しましょう。
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「大同小異」の使い方

  1. 彼の書道の作品と、私の作品は大同小異であるが、なぜか彼の作品だけ優秀賞に選ばれ、納得がいかない。
  2. ここの食堂は、日替わりランチを売りにしているが、正直毎日メニューが大同小異だ。
  3. いくら会議を重ねたところで、大同小異な案が生み出されるだけで、非効率である。
  4. メーカーの新商品はやたらと新機能を強調してくるが、実際に使ってみると今までのものと大同小異だったりする。
  5. 大同小異な案ばかりが続き、聞いているこちらが飽きてきてしまっている。

「大同小異」は「今までのものと変わり映えしない」というニュアンスで否定的な文脈で使われることが多いです。

「大同小異」の由来

荘周(そうしゅう)によって書かれた思想書である『荘子』の第3部『雑編』にて、最後の項目『天下』にある記述が由来となっています。荘周は、戦国時代である紀元前370~286年に生きた思想家で、道教の始祖として知られています。

以下の記述が由来となっています。

 

「大同而与小同異、此之謂小同異。万物畢同畢異、此之謂大同異。」

現代語訳すると、「世の中には、大きな全体の中では同じだが、小さな部分が異なっているものがあり、これを小同異という。これに反して、普遍的な意味としては同じものを表しているが、個別的なものとしては異なるものがあり、これを大同異という」」となります。

ここから、「大同小異」という四字熟語は生まれ、「似たり寄ったり」という意味を表すようになりました。

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「大同小異」の類義語

大同小異には以下のような類義語があります。

  • 異曲同工(いきょくどうこう):見た目こそ違っているが、使っている手法や技術に大きな差がないこと。
  • 同工異曲(どうこういきょく):同じ技巧を使っている曲でも味わいが異なっていたり、同じ技巧を使っている詩でも趣が異なっていること。
  • 五分五分(ごぶごぶ):どちらも同等で、優劣をつけられないこと。
  • 已己巳己(いこみき):文字の形が似ていることから、2つのものがよく似ていることのたとえ。

「大同小異」の対義語

大同小異には以下のような対義語があります。

  • 大異小同(だいいしょうどう):同じ部分は少しあるが、全体的に大きく異なっていること。
  • 雲泥之差(うんでいのさ):比べものにならないほど大きな相違があること。
  • 天淵之差(てんえんのさ):非常に大きな差があること。
  • 天懸地隔(てんけんちかく):天と地のようにに大きな違いがあること。
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「大同小異」の英語訳

大同小異を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • general resemblance
    (だいたい似ていること)
  • substantial identity
    (大同小異)
  • all much the same
    (大同小異)

まとめ

以上、この記事では「大同小異」について解説しました。

読み方大同小異(だいどうしょうい)
意味わずかな違いこそあれど、だいたい同じであること。
由来『荘子』第3部『雑編』の最後の項目『天下』
類義語異曲同工(いきょくどうこう)、同工異曲(どうこういきょく)、五分五分(ごぶごぶ)、已己巳己(いこみき)など
対義語大異小同(だいいしょうどう)、雲泥之差(うんでいのさ)、天淵之差(てんえんのさ)、天懸地隔(てんけんちかく)など
英語訳general resemblance(だいたい似ていること),substantial identity(大同小異),all much the same(大同小異)

「大同小異」は、「似たり寄ったり」「変わり映えしない」というニュアンスで否定的な使い方をされることが多い四字熟語です。

誰かと同じであることは、自分だけが批判されることがないという点で楽ですが、あまり肯定的な評価を受けることはありません。

自分の個性をしっかりと主張して、自分と「大同小異」である人が存在しないような人間になりたいものです。

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