「同工異曲」の意味とは?使い方から類義語や英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「同工異曲(どうこういきょく)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「同工異曲」をざっくり言うと……

読み方同工異曲(どうこういきょく)
意味手法や手際が同じでも、捉え方や味わいは様々だということ。また、違うように見えて中身は大体同じであること。
由来中国の韓愈が書いた『進学解』に登場
類義語大同小異、異曲同工など
英語訳much the same(似たり寄ったり)

「同工異曲」の意味をスッキリ理解!

同工異曲(どうこういきょく):手法や手際が同じでも、捉え方や味わいは様々だということ。また、違うように見えて中身は大体同じであること。

「同工異曲」の意味を詳しく

「同工異曲」とは、音曲など技法や手際は同じであってもそれぞれおもむきや味わいが違っている様子です。「工」とは技量や巧みさのことを言い、同じように巧みであっても曲調が異なることから同じようでも違うという意味になります。

そこから転じて、違っているように見えても実は同じようだという意味もあります。

この四字熟語一つで「同じ」と「違う」という真逆の意味を持つということです。これは使う文章の内容によって異なってくるので、「同工異曲」を見ただけではどちらの意味なのかは判断が難しいです。最近では似たり寄ったりという意味合いで使われることが多いですが、よく文章を読んで判断しましょう。

「同工異曲」の使い方

  1. 最近の映画は同工異曲で、差別化を図ることが難しそうだ。
  2. 俳句は、決められたルールがあるが、おもむきはそれぞれ違う。まさに同工異曲だ。

「同工異曲」の由来

中国の文人、韓愈(かんゆ)が書いた『進学解(しんがくかい)』に「子雲、相如、同工異曲」と登場します。

意味は「漢の子雲や、司馬相如(しばしょうじょ)などがあり、音楽でいえば曲は違っても同じく巧みなことに似たようなものだ」で、優れた文人を列挙した後に使われています。『進学解』の中で、「同じだが違っている」という意味で使われたのが由来です。

「同工異曲」の類義語

同工異曲には以下のような類義語があります。

  • 大同小異:大体は同じだが、細かいところに違いがあること。
  • 異曲同工:異なっているように見えても、大体同じなこと。

「同工異曲」の英語訳

同工異曲を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • much the same
    (似たり寄ったり)
  • be all similar
    (全て似ている)

「同工異曲」がもつ2つの意味のうち、「手法や手際が同じでも、捉え方や味わいは様々だということ」という意味を表す英語表現はありません。しかし、上記のように「違うように見えて中身は大体同じなこと」という意味の英語表現はあります。

まとめ

以上、この記事では「同工異曲」について解説しました。

読み方同工異曲(どうこういきょく)
意味手法や手際が同じでも、捉え方や味わいは様々だということ。また、違うように見えて中身は大体同じであること。
由来中国の韓愈が書いた『進学解』に登場
類義語大同小異、異曲同工など
英語訳much the same(似たり寄ったり)

「同じ」と「違う」という相反する意味を持つ珍しい四字熟語ですが、ビジネスでも使われるほど幅広い場面で活躍する表現です。前後の文章に注意して正しく使いたいですね。