ことわざ「団栗の背比べ」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「団栗の背比べ」の意味をスッキリ理解!

団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ):どれも似たり寄ったりで、抜きん出て優れたものがいないこと

「団栗の背比べ」の意味を詳しく


団栗の背比べは、どれもこれも大したことがなく、似たり寄ったりで優れたものがいないことのたとえです。比較してもほとんど差がないものを表す時に使われます。

ポイントは、比較対象が単に似ているだけではなく、真ん中より下の水準で大小を争っているという文脈があることです。比較対象がそれぞれ優れていて順位をつけられないという場合は、「甲乙つけ難(がた)い」を用います。「甲」はより優れているものを、「乙」はより劣っているものを指します。

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「団栗の背比べ」の使い方

  1. 鈴木君と橋下君は、20点と21点で競い合っている。まさに、団栗の背比べだ。
  2. 今回参加している選手たちは、みんな団栗の背比べで良い記録が出ない。
  3. 提出された課題は、どれも団栗の背比べで採点のし甲斐がなかった。
それぞれ、「20点と21点」「良い記録が出ない」「採点のし甲斐がなかった」等、期待値を下回る水準で争いが行われている様子が描かれていますね。このように、どれもたいしたことがないという前提の下で似たり寄ったりである状況を「団栗の背比べ」と言うのです。

「団栗の背比べ」の由来

「団栗の背比べ」は、大きさや形に大した差がない団栗を背比べをしたところで、どれも突出していないため意味がないということからできたことわざです。

似たり寄ったりであるという部分も大事ですが、そもそも小さい者同士の団栗を比べることの無意味さにも意識を向けましょう。

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「団栗の背比べ」の類義語

「団栗の背比べ」には以下のような類義語があります。

  • 五十歩百歩:少しの違いがあっても本質的には同じであること
  • 一寸法師の背比べ:特に優れたものがなく似たり寄ったりであること
  • 大同小異:小さな違いがあっても、大体が同じであること
  • 似たり寄ったり:どれもほとんど同じで大した違いがないこと
「五十歩百歩」は、「五十歩」と「百歩」の2語で構成されていることから読み取れる通り、比較対象が2つの場合に用います。

「団栗の背比べ」の対義語

「団栗の背比べ」には以下のような対義語があります。

  • 掃(は)き溜(だ)めに鶴:つまらないところにそこに似合わない美しいものが混じっていること
  • 鶏群(けいぐん)の一鶴(いっかく):たくさんの凡人の中で、1人だけ抜きんでた優秀な人物がいること
「掃き溜めに鶴」の「掃き溜め」とは、ごみを捨てておく場所のことを指します。ごみ捨て場に似つかわしくないような美しい1羽の鶴がいるという不思議な状況から来ている言葉です。

「鶏群の一鶴」とは、野生の鶏の中に、美しい鶴が1羽いる様子を意味します。そこから派生し、非凡な人たちの中で、ひときわ優れた才能を持った1人がいるイメージを押さえるようにしましょう。

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「団栗の背比べ」の英語訳

「団栗の背比べ」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • There is little difference among them.
    (それらの間には、ほとんど差がない)
  • They are all much of a muchness.
    (それらはどれも似たり寄ったりだ)
  • There is nothing much to choose between them.
    (団栗の背比べであり、選択する価値もない。)
much of a muchness は、「似たり寄ったり」を意味する英語表現です。覚えておきましょう。

また、nothing much to ~ は、~する価値がないという意味です。押さえておきましょう。

まとめ

以上、この記事では「団栗の背比べ」について解説しました。

読み方団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)
意味どれも似たり寄ったりで、抜きん出て優れたものがいないこと
由来団栗は、大きさや形に大した差がなく、背比べをしても意味がないことから
類義語五十歩百歩、一寸法師の背比べ、大同小異、似たり寄ったり
対義語掃き溜めに鶴、鶏群の一鶴
英語訳There is little difference among them.(それらの間には、ほとんど差がない)

団栗は確かに似たような色、形で見分けるのは難しいですよね。しかし、実はたくさんの種類があって、日本には22種類の団栗が自生しています。たまには、一つ一つ違いを見極めてみるのもいいかもしれません。

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