「ステレオタイプ」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ステレオタイプ」です。

「ステレオタイプ」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

「ステレオタイプ」の意味をスッキリ理解!

ステレオタイプ(stereotype):先入観、固定観念

「ステレオタイプ」の意味を詳しく

「ステレオタイプ」は「先入観」「固定観念」という意味のカタカナ語です。たとえば、日本人というのは「礼儀正しくて怒らない」と一般的に言われています。

日本人は温厚だと思って日本に来た留学生が日本人が怒っているのを目撃してびっくりすることもあるでしょう。これはその留学生の「日本人は礼儀正しくて怒らない」という思い込み、つまり「ステレオタイプ」があったからです。

このような「思い込み」「信じ切っていること」を「ステレオタイプ」と言います。また、「考えを変えられない古い人間」というマイナスな意味でも使います。

心理学での意味

心理学では「ステレオタイプ」が詳しく定義されています。「集団やカテゴリーに属する人たちに対して、他の人々が持つイメージ」です。主に対人関係の用語で使います。

特に職業や性別といったイメージからどういった人間かある程度想像してしまうことです。たとえば、弁護士というと「真面目な人」というイメージがあります。

ちなみにこの固定観念なイメージを形成することを「ステレオタイプ的認知」と言います。また、こうしたイメージを形成すると真実とズレが生じてしまい、差別や偏見の対象になりやすいという性質もあります。

介護分野での意味

介護分野でも「ステレオタイプ」は使います。最近よく使うのは、年配の人に対する「ステレオタイプ」です。

介護分野には「エイジズム」という単語があります。「高齢者は不健康」「高齢者は時代遅れ」という思い込みのことです。こうした悪い思い込みに関して「ステレオタイプ」を使います。

たとえば、「高齢だから」という理由で必ずしも介護しなければならないわけではありません。中には健康的な高齢の人もいます。

ジェンダーでの意味

ジェンダーに関しても「ステレオタイプ」を使います。ジェンダーとは「性」のことです。「男だから強くあるべき」「女だから大人しくしなければならない」という性による思い込みです。

こうした考え方が昔からありますが、最近このような思い込みはよくないという風潮があります。それが「ジェンダーニュートラル」で「性別に頼らない考え方」です。

オブジェクト指向での意味

オブジェクト指向のプログラミングにおいても使います。「統一モデリング言語」という意味のUMLがあります。UMLはUnified Modeling Languageの頭文字を取ったもので、人や言語の違いによって生じる表現の違いを統一をするものです。

たとえば、システムの設計図は書く人によって書き方が異なれば、読む人にとっては意味が分かりません。そこで図を使って誤解を生じさせることなく誰にでも分かるようにしたものがUMLです。

 

そのUMLでアプリケーション、問題領域固有の意味をモデルに表現するために追加する文字列のことを「ステレオタイプ」と言います。

日常生活では使わないので覚えなくても大丈夫です。

「ステレオタイプ」の使い方

  1. 血液型に対するステレオタイプがある。
  2. ステレオタイプ人間だから仕方がない。
  3. オタクに関してのステレオタイプを取っ払いたい。

「ステレオタイプ」は日常生活でよく使います。①の例文の血液型は代表的な「ステレオタイプ」の例です。②の「ステレオタイプ人間」とは「考え方が古い人」という意味です。ビジネスなどでも使います。

③の実例としては、「オタクの中にはファッションに気を使っている人がいる」などがあげられます。

「ステレオタイプ」の語源

「ステレオタイプ」の語源は英語のstereotypeです。意味は日本語とほぼ変わりません。元はフランス語で、それを英語読みして「stereotype」という単語ができました。

「ステレオタイプ」の類義語

「ステレオタイプ」には以下のような類義語があります。

バイアス

「バイアス」は「先入観」という意味です。たとえば、「正常化バイアス」と言います。自分にとって都合の悪いことを無視したり、大したことではないと思ったりすることです。

レッテル

「レッテル」は「思い込み」という意味です。よく「レッテルを貼る」と言います。たとえば、「臆病者というレッテルを貼られる」などと言います。

「ステレオタイプ」を押し付けることが「レッテル」です。

まとめ

以上、この記事では「ステレオタイプ」について解説しました。

英語表記ステレオタイプ(stereotype)
意味先入観、固定観念
語源英語のstereotype
類義語バイアス、レッテルなど

「ステレオタイプ」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。

ぜひ、この記事を参考にして「ステレオタイプ」の意味や使い方を覚えましょう。