四字熟語「臨機応変(りんきおうへん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「臨機応変(りんきおうへん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「臨機応変」の意味をスッキリ理解!

臨機応変(りんきおうへん):その場その時の状況の変化に合わせた対応をすること

「臨機応変」の意味を詳しく

「臨機応変」は、一つ一つの漢字の意味に注目するとより意味が理解しやすくなります。

まず「臨」は、「状況に直面する」という意味です。次に、「機」は「機会」や「時機」といった単語にあるように「あることが発生するきっかけ」を表しています。最後に「応」と「変」は、文字通り「変化に応じる」という意味合いを持ちます。

したがって、以上の4つの漢字から構成される「臨機応変」は、「変化する状況に直面し、それに応じて対応する」という意味を持つのです。

ちなみに、「臨機」と「応変」というそれぞれの単語は単独で「場に応じた対応をすること」を意味する熟語として用いることができます。

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「臨機応変」の使い方

  1. イベント中にトラブルが発生してしまった。しかし、その場にいたスタッフが臨機応変に行動したため、問題なくイベントを進行することができた。
  2. 明日が本番ですが、今日のミーティングで決まらなかった点については、臨機応変にやりましょう。
  3. 子供から高齢者まで年齢に合わせた対応を行ったところ、臨機応変な対応力をほめてもらった。

これらの例文にもあるように、「臨機応変」はマニュアルにはないような状況が発生した際に、自主的に状況を把握して最善の対策を取るという行動を表します。

通常とは異なる変わった状況に対して、柔軟な対応をした人に対する褒め言葉としても用いることができます

「臨機応変」の由来

「臨機応変」の由来は、中国の歴史書である『南史』にさかのぼります。

当時存在した梁(りょう)という国に、蕭明(しょうめい)という司令官がいました。梁がある国を攻めている時、ついに敵を取り囲んだのですが、軍を率いていた蕭明はしばらく特に動きを見せませんでした。

焦った部下たちが、蕭明に対して次に取るべき行動についてアドバイスをした時に蕭明が「吾自ら機に臨みて変を制す。多言する勿れ」と言いました。これは、「自分自身で事態に臨んで、変化に応じて敵を制するから、余計なことを言うな」という意味です。

現代ではよく褒め言葉として使われますが、怒った将軍の一言が元々の由来だったのですね。

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「臨機応変」の類義語

臨機応変には以下のような類義語があります。

  • 当意即妙(とういそくみょう):気を利かせて状況の変化に対応すること
  • 量体裁衣(りょうたいさいい):現実の状態に合わせて、物事に対応すること
  • 当機立断(とうきりつだん):時期を捉えて、すぐさま決断を下すこと
  • 変幻自在(へんげんじざい):自由自在に変化すること

「臨機応変」の対義語

臨機応変には以下のような対義語があります。

  • 杓子定規(しゃくしじょうぎ):状況の変化に関わらず、一つの考え方を押し通すこと

「杓子定規」は、「臨機応変」と正反対の意味を持っています。

「杓子」は、お米をすくうのに使う「しゃもじ」のことです。「杓子」を長さを測るのには向いていないことは明らかですね。「杓子定規」は、このように状況に対して適切でない対応をすることすることを表しているのです。

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「臨機応変」の英語訳

臨機応変を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • flexible
    (柔軟な)
  • act according to circumstances
    (状況に応じて行動する)
  • play it by ear
    (その場で考える)

まとめ

以上、この記事では「臨機応変」について解説しました。

読み方 臨機応変(りんきおうへん)
意味 その場その時の状況の変化に合わせた対応をすること
由来 古代中国で司令官が「自身で状況に応じて敵を制すことができる」と言ったエピソードから
類義語 当意即妙、量体裁衣、当機立断など
対義語 杓子定規
英語訳 “act according to circumstances” (状況に応じて行動する)など

臨機応変に動くことのできる力は、緊急事態に限らず日常的にもとても役に立つスキルです。

柔軟な頭で適切な対応ができるような人を目指したいものですね。

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