四字熟語「周章狼狽(しゅうしょうろうばい)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「周章狼狽(しゅうしょうろうばい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「周章狼狽」の意味をスッキリ理解!

周章狼狽(しゅうしょうろうばい):非常に慌てて、うろたえること。

「周章狼狽」の意味を詳しく

「周章狼狽」は「周章」と「狼狽」という2つの言葉から構成されています。

「周章」は「周章(あわ)てる」と訓読することができます。「ひどく慌てふためくこと」を意味する言葉です。

「周章」の「周」は「歩き回ること」を意味します。一方、「周章」の「章」は、「目立つ」という意味があります。すなわち「周章」は「目立ちながら歩き回る」様子を表します。ここから「ひどく慌てふためくこと」という意味が生まれたとされています。

 

「狼狽」は「狼狽(うろた)える」と訓読することができます。「予想外の出来事にどうしたらよいかわからず、取り乱す様子」を表す言葉です。

「狼狽」の「狼」も「狽」もオオカミの一種です。「狼」は前足が長くて後ろ足が短く、「狽」はその逆で、前足が短くて後ろ足が長い動物です。そのため、「狽」はいつも「狼」の後部に身を委ねて行動していました。

しかし、2匹が離れるとバランスを崩し、いつも倒れて動けなくなっていました。そのたびに、慌てふためいていたので、「狼狽」が「予想外の出来事にどうしたらよいかわからず、取り乱す様子」を表すようになりました。

 

つまり、「周章」も「狼狽」もどちらも「予想外の出来事に慌てふためく様子」を表す言葉です。

したがって、「周章狼狽」は非常に慌てて、うろたえることを意味します。

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「周章狼狽」の使い方

  1. 突然、担任の先生が家を訪れてきたから、私は周章狼狽としていたが、ただ忘れ物を届けに来てくれただけだった。
  2. 失礼を承知で言うが、周章狼狽としている彼の顔はとても面白く、笑ってしまいそうになる。
  3. 昨夜徹夜で勉強し続けたのに、赤点を取ってしまい、周章狼狽としている。
  4. 周章狼狽としているだけでは何も解決せず、むしろ事態は悪化していくばかりなので、何か対策を考え始めた方がよい。
  5. 突然の訃報に周章狼狽としている彼をなだめるのは大変だった。

「周章狼狽」の類義語

周章狼狽には以下のような類義語があります。

  • 右往左往(うおうさおう):うろたえて混乱している様子。
  • 心慌意乱(しんこういらん):突然の事態にひどく慌てて、何がなんだかわからなくなってしまう状態。
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「周章狼狽」の対義語

周章狼狽には以下のような対義語があります。

  • 泰然自若(たいぜんじじゃく):常に落ち着いていて、どんなことが起こっても動じないさま。
  • 意気自如(いきじじょ):何が起こっても驚いたり恐れたりせず、気持ちがいつもと変わらず平静でいられるさま。
  • 神色自若(しんしょくじじゃく):どんなことが起こっても顔色一つ変えず、落ち着いている様子。
  • 神色泰然(しんしょくたいぜん):いつも落ち着いていて、慌てたりしない様子。

「周章狼狽」の英語訳

周章狼狽を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • be panic‐stricken
    (狼狽している)
  • bewilderment
    (狼狽)
  • be thrown into confusion
    (混乱状態に陥る)
  • consternation
    (呆然とさせるようなひどい驚き)
  • helter‐skelter
    (あわてふためいて)
  • fall into a panic
    (周章狼狽する)
  • lose one’s head
    (慌てる)

非常に英語訳が多い四字熟語です。

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まとめ

以上、この記事では「周章狼狽」について解説しました。

読み方周章狼狽(しゅうしょうろうばい)
意味非常に慌てて、うろたえること。
類義語右往左往(うおうさおう)、心慌意乱(しんこういらん)など
対義語泰然自若(たいぜんじじゃく)、意気自如(いきじじょ)、神色自若(しんしょくじじゃく)、神色泰然(しんしょくたいぜん)など
英語訳be panic‐stricken(狼狽している),bewilderment(狼狽),
be thrown into confusion(混乱状態に陥る),consternation(呆然とさせるようなひどい驚き),
helter‐skelter(あわてふためいて),fall into a panic(周章狼狽する),lose one’s head(慌てる)

「周章狼狽」は、「驚いて、慌てふためく」という、「狼」などの地面からは想像しがたい意味を持ちます。

ただ逆に考えれば、実際に慌てふためいているときでも、「今、自分は周章狼狽している。」と呟くことができれば、その意味とは裏腹に落ち着いた印象を与えることができる言葉ではないでしょうか。覚えておいて損はない四字熟語と言えます。

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