四字熟語「切磋琢磨(せっさたくま)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「切磋琢磨(せっさたくま)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「切磋琢磨」の意味をスッキリ理解!

切磋琢磨(せっさたくま):努力を重ねて自分を磨き上げること。また、仲間同士で向上を目指すこと

「切磋琢磨」の意味を詳しく

切磋琢磨の意味は「切磋」と「琢磨」に分けられます。「切磋」と「琢磨」はどちらも、動物の骨や角、石や玉などを細工(さいく)する際の作業のことです。

「切磋」とは、材料を切ったり磨いたりする作業のことです。これらは、細工において体力が必要な大変な作業です。このことが転じて、自分の技芸や学問に励み、熱心に努めることを意味します。

「琢磨」は、研ぐことや打つこと、磨くことを指します。この作業で、用途を向上させた加工品を作ることができます。例えば、切っただけの石を研いだり打ったりすれば、切れ味の良い包丁に変えることができますよね。そこから現在では、努力して自らの技芸や学問を向上させることを意味しているのです。

これらの二つの言葉は多少のニュアンスは異なりますが、どちらも学問や精神・人格の向上に努めることを意味しています。

 

そこから「切磋琢磨」は、「学問・人格・精神などにおいて自分自身をより一層磨き上げること」、また「同じレベルの仲間同士が互いに励まし合い、競争し合うことで共に向上を目指すこと」という意味で使われています。

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「切磋琢磨」の使い方

  1. 切磋琢磨し、夢を叶えた。
  2. 部活の仲間と切磋琢磨し、優勝を目指す。
  3. 切磋琢磨できる環境を作り、組織の業績を上げる。

「切磋琢磨」の由来

「切磋琢磨」という言葉は、中国の最古の詩集である『詩経』の「衛風淇奥(えいふうきいく)」という詩から出来た言葉です。

かつての中国には衛(えい)という国がありました。筆者が、衛の11代君主であった武公(ぶこう)の自分を常に磨き上げようとする人徳を「切(せつ)するが如(ごと)く磋(さ)するが如く、琢(たく)するが如く磨(ま)するが如く」と褒め称えたことから、「切磋琢磨」という四字熟語が生まれました。

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「切磋琢磨」の類義語

切磋琢磨には以下のような類義語があります。

  • 蛍雪之功(けいせつのこう):苦労しながらも勉学を努力した先の成果
  • 粉骨砕身(ふんこつさいしん):体のことは惜しまず、力の限り努力すること
蛍雪之功は努力の先にある成果を指し、切磋琢磨はその努力のプロセスの部分を指します。

粉骨砕身は「体のことを惜しまないほど、身を粉にして努力する」という心意気の大きさも示すため、切磋琢磨と多少ニュアンスが異なりますが、一生懸命努力するという点で類似する部分があります。

「切磋琢磨」の英語訳

切磋琢磨を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • discipline
    (訓練)
  • to work hard
    (頑張る)
  • be in friendly rivalry
    (お互いに競争する)
“discipline” と “to work hard” は努力を重ねて磨き上げることの意味に近いです。

“to work hard together” とすると、仲間同士で向上を目指すことの意味に近くなり、 “be in friendly rivalry” と同義になります。

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まとめ

以上、この記事では「切磋琢磨」について解説しました。

読み方 切磋琢磨(せっさたくま)
意味 努力を重ねて自分を磨き上げること。また、仲間同士で向上を目指すこと
由来 中国の最古の詩集である『詩経』の「衛風淇奥」という詩から
類義語 蛍雪之功、粉骨砕身など
英語訳 to work hard(頑張る)など

励まし合い、共に向上するためには、両者が目的に向かって同じ方向を向いている必要があります。切磋琢磨する貴重な仲間に出会えたら、ぜひ大切にしたいですね。

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