四字熟語「粉骨砕身(ふんこつさいしん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「粉骨砕身(ふんこつさいしん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「粉骨砕身」の意味をスッキリ理解!

粉骨砕身(ふんこつさいしん):力を尽くして努力すること。

「粉骨砕身」の意味を詳しく

粉骨砕身は、「力を尽くして努力すること」を意味する四字熟語です。

この四字熟語は、何かに取り組む際の意気込みの強さを表しています。意気込みの強さの程度は、四字熟語を構成する漢字を見ることで理解できます。

粉骨砕身は、「粉骨」と「砕身」のふたつの部分に分けられます。これらはそれぞれ「骨を粉にする」「身を砕く」ということを指し、どちらも努力を惜しまないことを意味します。

ひたすら努力する様子を指す言葉を繰り返すことで、その意味を強調しているのが「粉骨砕身」なのです。

 

「粉骨」を「紛骨」と書き間違えたり、「砕身」を「細心」や「砕心」と書き間違えたりする誤用が多く見受けられます。正しい漢字は「粉骨砕身」ですので、しっかり確認しておきましょう。

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「粉骨砕身」の使い方

  1. 粉骨砕身して仕事に取り組んだが、結果に結びつくかどうかはまだ分からない。
  2. このチームに入ったからには粉骨砕身し、周りの役に立ちたい。
  3. 日本代表チームは、今日の試合に向けて粉骨砕身の思いで練習を重ねてきた。

「粉骨砕身」の由来

古代中国で書かれた禅宗の経典『禅林類纂(ぜんりんるいさん)』は、この四字熟語が登場する書物のひとつです。

『禅林類纂』の中に、「粉骨砕身も未だ酬ゆる(むくゆる)に足らず、一句(いっく)了然(りょうぜん)として百億を超う」という一節があります。

この節は、「とても苦労しながら努力しても、仏の恩に報いるのは難しい。仏の説法(せっぽう)は、例え一句だけでも百億年の修行を超える価値があるのだ。」ということを意味しています。つまり、この節では「労力を惜しむことなく努力する」という意味で粉骨砕身が使われているのです。

 

『禅林類纂』以外にも、同じく古代中国の伝奇小説である『霍小玉伝(かくしょうぎょくでん)』や、詩篇の『証道歌(しょうどうか)』にも粉骨砕身は登場します。

これらのうちどれが最古のものかはっきりとはしていませんが、いずれにせよ、粉骨砕身が由来するのは禅宗の教えなのです。

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「粉骨砕身」の類義語

粉骨砕身には以下のような類義語があります。

  • 一生懸命(いっしょうけんめい):命がけで物事に取り組むこと。
  • 刻苦勉励(こっくべんれい):非常に努力すること。
  • 粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく):こつこつと努力を重ねること。

一生懸命は、一所懸命(いっしょけんめい)と書かれることもあります。

「粉骨砕身」の英語訳

粉骨砕身を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • exert oneself to the utmost
    (最大限まで努力する)
  • making one’s best exertions
    (その人の最大限の努力をする)
  • do one’s very best
    (精一杯物事に取り組む)
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まとめ

以上、この記事では「粉骨砕身」について解説しました。

読み方粉骨砕身(ふんこつさいしん)
意味力を尽くして努力すること。
由来『禅林類纂』など、禅宗の教えから。
類義語一生懸命、刻苦勉励、粒粒辛苦
英語訳exert oneself to the utmost(最大限まで努力する)

努力するというニュアンスをもった四字熟語は、ひとつでも多く知っておいて損はありません。粉骨砕身も、ぜひボキャブラリーの中に入れておきましょう。

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