「フェーズ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

フェーズは「段階、局面」という意味です。

普段、何気なく使用しているカタカナ語ですが、意味を聞かれると細かい部分まで分からないということはありませんか。

ビジネスでも使うので、意味が分からないと困るかもしれません。

そこでこの記事では、フェーズの意味や使い方を詳しく解説します。

「フェーズ」の意味

フェーズ

段階、局面

フェーズは「段階、局面」という意味で、分刻みの短い時間ではなく、少し長めの期間の段階や局面を指します。

具体的な時期は定められていないので、数日程度から、年単位に渡るほどの長さのフェーズもあります。

 

たとえば、ビルで火災が発生したとします。

火が大きくなるにつれて、どうやって避難するべきなのかなど、対処方法が変わってきます。

この場合、「火災のフェーズに合わせた避難行動をとる」と言うことができ、ものごとの段階や局面について表しているのがフェーズです。

フェーズは意識高い系の言葉

フェーズは難しいカタカナ語なので、「意識高い系」の言葉とも言われています。使用するときは注意しましょう。

フェーズの表記

フェーズはフェイズと表記する場合もあります。

意味は同じですが、フェイズの方が英語の発音に近いです。

フェーズは、以下のようにさまざまな分野で使用される言葉です。

「フェーズ」が使われる場面
  • ビジネスシーン
  • ラグビー
  • 医療
  • 建設分野
  • 防災分野

それでは、それぞれ詳しく意味を見てみましょう。

【ビジネスシーン】「フェーズ」の意味

ビジネスではフェーズは「物事が変化する過程の一区切り」という意味合いで使います。

ビジネスでは、会社全体で大きなプロジェクトを動かしていて、途中で何かトラブルが起こると、長期的な目標が達成できないかもしれません。

そこで、「第一フェーズ」「第二フェーズ」などの期間で目標を管理して、チームや会社全体で共有すると業務が効率的になります。

これがフェーズを立てるメリットです。

 

たとえば、商品開発を行う場合、商品の構想を練るときと製作時期では仕事の内容は異なります。

このことをフェーズを使って、「商品の構想フェーズ」「商品製作のフェーズ」と言い表せます。

ちなみに、次のフェーズに移行してもよいかどうかを判断する基準のことを「フェーズゲート」と言います。

【ラグビー】「フェーズ」の意味

ラグビーでは、「攻撃した回数」をフェーズと言います。

ゲームが止まった後再開されて、攻撃を行い、密集ができるまでを1回のフェーズとカウントします。

そして、また同じようにボールを密集から取り出して攻撃を行うと2回と数えます。

これらを「ファーストフェーズ」「セカンドフェーズ」と呼びます。

【医療】「フェーズ」の意味

医療の現場では、臨床試験の各段階、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症の警戒段階のことをフェーズと言います。

たとえば、新型コロナウイルスに関して「医療体制がフェーズ4になる」と言いますが、これは「医療体制がパンクする直前の段階」という意味です。

【建設分野】「フェーズ」の意味

建設分野では、建築物の完成までの工程を一定期間で区切ったものをフェーズといいます。

【防災分野】「フェーズ」の意味

防災分野では「フェーズフリー」という言い方をします。

これは、「平常時でも災害時でも利用可能」という意味です。

たとえば、「フェーズフリー食品」は普段の食事として美味しく食べることができ、災害時には温めなくても手軽に栄養補給として食べられる食品のことです。

「フェーズ」の使い方

フェーズは以下のような表現で使います。

  • フェーズが変わる
  • 最初のフェーズ
  • フェーズが進行

フェーズはビジネスを中心に数多くの場面で使用します。

実際の例文を見ていきましょう。

  1. 国家危機のフェーズが変わった。
  2. 最初のフェーズでの選手の動きがよかった。
  3. 疫病は変異種の影響で、フェーズが進行した。
  4. 商品開発のフェーズにこぎつけた。
  5. 今はそういったことを議論するフェーズではない。

①はニュースで使う例文で「以前と比べて、国家の安全が守れない局面になった」と言っています。

②はラグビーに関する例文です。

③は、医療についての例文で、同じように災害や疫病などの非常事態の段階についてもフェーズを使います。

 

④はビジネスに関する例文で「商品開発の段階にたどり着いた」と解釈できます。

⑤はディスカッションに関する例文で「今は問題を議論する局面ではない」という意味です。

「フェーズ」の語源

フェーズの語源は英語の “phase” で、意味はカタカナ語と同じ「段階」「時期」などです。

ちなみに、語源をさらにさかのぼると、「現れること」という意味のギリシア語になります。

「フェーズ」の類義語

日本語の類義語には以下のようなものがあります。

  • 段階
    物事の状態が進む過程のひとくぎり
  • 局面
    物事の成り行き
  • 工程
    工作や工事などの仕事を進めていく順序・段階
  • 時期
    時間の区切り
  • 階級
    身分や職業による区別
  • 位置
    人やものがある所
  • 立場
    人などが置かれた地位や条件

  • 身分などによる区別

カタカナの類義語には以下のような単語があります。

  • ステップ
    歩調、物事の進行段階
  • ステージ
    舞台、段階
  • グレード
    等級、段階
  • プロセス
    過程、工程
  • タスク
    課題、仕事
  • ピリオド
    期間

「フェーズ」と「ステージ」「ステップ」の違い

フェーズとステージ、ステップには以下のような違いがあります。

  • フェーズ:中期的な段階
  • ステージ:長期的な段階
  • ステップ:短期的な段階

それぞれ明確にどれくらいの期間かという定義は存在しません。

しかし、みっつを並べたときには「ステップ<フェーズ<ステージ」という時間関係があって、ステージがもっとも長期的で、ステップがもっとも短期的です。

たとえば、商品企画の第一ステージでは、チームで話し合いや資料作成というステップを重ねることで、社内で見積もりの依頼など商品企画の第一フェーズを達成できます。

そして、クライアントとの交渉など次のフェーズを完了すると、最終的に第一ステージも達成できるのです。

「フェーズ」のまとめ

以上、この記事ではフェーズについて解説しました。

英語表記フェーズ(phase)
意味段階、局面
語源英語の“phase”
類義語段階、ステップ、ステージなど

フェーズは「段階」「局面」という意味ですが、実際に使用する場面によって意味合いが異なります。

ぜひ、この記事を参考にして意味や使い方を覚えましょう。