「ペンディング」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ペンディング」です。

「ペンディング」の意味や使い方、語源、類義語、その他のビジネス用語の例についてわかりやすく解説します。

「ペンディング」とは?

ペンディング(pending):先送りにすること、未解決のまま保留すること

「ペンディング」の意味を詳しく

「ペンディング」とは、案件を先送りにすること、未解決のまま保留することです。

日本で「ペンディング」という言葉を使う場面は、ほとんどがビジネスの場です。

特にIT業界では「ペンディング」が使われることが非常に多いです。

なぜなら、IT業界はスピードが速い業界であり、「これを一旦保留にしないと進まない」という状態が多く起こるからです。

「ペンディング」が好まれる理由

「ペンディング」という言葉が好まれるのは、プラスのイメージがあるからです。

「先送り」「保留」にはなんとなくネガティブなイメージがあります。

他の企業との取引や、交渉の際に「先送り」などのマイナスのイメージを持つ言葉は使いたくありません。

 

一方、「ペンディング」言葉は「先送り」や「保留」などの言い方よりもプラスのイメージがあります。

そのため、「先送り」「保留」と比べて気軽に用いることができるのです。

「ペンディング」の略語は「P」

「ペンディング」は特に政治家や国家公務員の場合、「P」と略すことが多いです。

資料などで先送りにすべき案件には「P」と記入します。

一方、一般企業では「P」という略語は一般的ではありません。

そのため、社内で「ペンディング」を「P」と略す風習がない場合は、「ペンディング」とそのまま表記しないと伝わりません。

仮想通貨における「ペンディング」

「ペンディング」は仮想通貨用語としても使われます。

仮想通貨における「ペンディング(pending)」は、取引所で仮想通貨を購買したが、まだその取引がブロックチェーンに記載されてない状態のことです。

ちなみに、ブロックチェーンとは、仮想通貨の取引を記録する台帳のようなものです。

ブロックチェーンに取引が記載されると、「コンフィルム(confirm)」という表記に変わります。

「ペンディング」の使い方

  1. この案件は、担当者がいないせいで1週間以上ペンディングになっている。
  2. ペンディングしたまま放置するのはどうかと思うよ。
  3. ペンディングした事項をリスト化しておいてください。
  4. 会議の時間も押しているので、これはペンディングしましょう。
  5. 今回の会議の議題は、前回ペンディングした件についてです。

上記の例文のように、「ペンディング」は以下のような言い回しで用いられることが多いです。

「ペンディング」のよくある言い回し
  • ペンディングする
  • ペンディングにする
  • ペンディングになる
  • ペンディング状態
  • ペンディング事項
  • ペンディング案件
  • ペンディング中

「ペンディングする」という言い方と「ペンディング『に』する」という使い方が混在しています。

どちらも正しい使い方なので、どちらで言っても大丈夫です。

「ペンディング」の語源

「ペンディング」の語源は英語の “pending” です。

“pending” は “pend” の現在進行形です。

“pending” には以下のような意味があります。

“pending” の意味
  1. 宙ぶらりんの
  2. ぶら下がっている
  3. 未決定の

この「未決定の」という意味がカタカナ語の「ペンディング」の由来になったのです。

「ペンディング」の類義語

「ペンディング」には以下のような類義語があります。

  • 未決定(みけってい):あることについてまだ決断されてないこと
  • 保留(ほりゅう):その場で決定せずにそのまま留めていくこと
  • 一時停止(いちじていし):いったんその場にとどまること
  • 休止状態(きゅうしじょうたい):活動が行われてない状態のこと
  • 棚上げ(たなあげ):問題の解決をあとにのばすこと
  • 据え置き(すえおき):そのままの状態にしておくこと
  • 塩漬け(しおづけ):そのまま長期間放置すること
  • 一時凍結(いちじとうけつ):一時的に今の状態に保つこと
  • 懸案(けんあん):問題だがまだ解決してない問題
  • 留保(りゅうほ):手元にとどめておくこと
  • 中断(ちゅうだん):実行中の物事が途中で途切れること
  • 無期延期(むきえんき):物事の実施を期限を定めずに先延ばしすること
  • 繰り延べ(くりのべ):期日を伸ばすこと
  • リスケ:予定を組み直すこと

「ペンディング」と「リスケ」の違い

「リスケ」とは、一度決まったスケジュールを先延ばしにしてもう一度組み直すことです。

「ペンディング」と「リスケ」には以下のような違いがあります。

  • ペンディング:する予定だったことを無期限に延期する
  • リスケ:する予定だったことを延期して次に行動を起こすタイミングを決める

「リスケ」は「ペンディング」と違って、ただ先延ばしにするのではなく、する日程を決めるのです。

「ペンディング」以外のビジネス用語の例

最初に言った通り、「ペンディング」はビジネス用語の一つです。

そこで、「ペンディング」以外のよく使われるビジネス用語の一部も簡単に紹介します。

英語の意味のまま使われている単語もあれば、少し違う意味で使われているものもあります。

まとめ

以上、この記事では「ペンディング」について解説しました。

英語表記ペンディング(pending)
意味先送りにすること、未解決のまま保留すること
語源「宙ぶらりん」のいう意味の英単語 “pend” から
類義語未解決、保留、一時停止、休止状態など
その他のビジネス用語の例フィックス、レバレッジ、アサイン

「ベンディング」はあまりなじみのない言葉かもしれません。

しかし、本を読む際や、ビジネスの場面で登場することもあるのでしっかりと覚えておきましょう。