「フィックス」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「フィックス」です。

「フィックス」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

「フィックス」とは?

フィックス(fix):固定、決定

「フィックス」の意味を詳しく


「フィックス」には以下のような意味があります。

「フィックス」の意味
  1. 確定・決定
  2. 修正(完了)
  3. 固定
  4. 調整

それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

意味①:確定・決定

「フィックス」の意味として一番良く使われるのは「確定」「決定」です。

資料、経営方針、商談など、途中でさまざまな変更を加えられるものがこれ以上変更されることない最終形態に落ち着いた様子を表します。

この意味は特にビジネスシーンで用いられることが多いです。

意味②:修正(完了)

「フィックス」の意味として、「修正」もしくは「修正完了」もよく用いられます。

あるものの問題点をなくしたり、より望ましいように改善したりすることを指します。

特にIT業界でプログラムを修正したり改善したりする時に用いられることが多いです。

意味③:固定

「フィックス」には「固定」という意味もあります。

ビジネスシーンでは変更されないものなどに対して「固定」の意味の「フィックス」が用いられます。

建築業界・映像業界でも「固定」という意味で「フィックス」が使われることが多いです。

意味④:調整

「フィックス」には「調整」という意味もあります。

会議などの日程を調整したり、場所や参加メンバーなどを調整することを指します。

「決定」とほぼ同じ意味です。

「フィックス」の業界ごとの意味

「フィックス」は以下の業界ごとに異なる意味で用いられる場合もあります。

  • 映像業界:カメラと画像を固定して撮影すること
  • 建築業界:開閉できないように固定されたもののこと
  • IT業界:プログラムなどを修正すること
  • 航空業界:特定の位置、目標地点のこと
  • 金融業界:基準となるレートが決まる時間のこと

それぞれの業界での意味について詳しく見ていきましょう。

映像業界での「フィックス」の意味

映像業界での「フィックス」はカメラと画像を固定して撮影することを指します。

カメラと画像を固定しておけば手ブレが起こらないため、安定した画像や映像を撮影することができます。

三脚を用いてカメラを固定することが多いです。

建築業界での「フィックス」の意味

建築業界での「フィックス」は開閉できないように固定されたもののことです。

たとえば、「フィックス窓」は開閉が不可能な窓のことを指します。

「フィックス窓」は大きな窓を設置してデザイン性を高めたい場合などに用いられます。

IT業界での「フィックス」の意味

IT業界での「フィックス」はプログラムなどを修正することを指します。

アプリやソフトなどを動かしているプログラムは製作者が意図してない動きをすることがあります。

そのような時に、意図通りの動きをするようにプログラムを修正することを「フィックス」と呼びます。

航空業界での「フィックス」の意味

航空業界での「フィックス」は基準の位置、目標地点のことです。

地上や空中の目標となる地点のことを指します。

また、日時や経路などが固定されている航空券のことを指すこともあります。

このような航空券は「フィックス航空券」と呼ばれ、出発前に日程や経路を決める必要があり、いかなる理由でも変更ができません。

金融業界での「フィックス」の意味

金融業界での「フィックス」は基準となるレートを決定する時間のことです。

特にFXで使われる言葉です。

たとえば、「ロンドンフィックス」の場合は日本時間で午前0時(冬時間の場合は午前1時)です。

この時間帯はさまざまな思惑が働いて値動きが激しいです。

「フィックス」の使い方

  1. これが議事録のフィックス版だ。
  2. 脚本家に原稿のフィックスをお願いする。
  3. この紙を掲示板にフィックスする。
  4. 午後2時決行で予定をフィックスする。

この単語がよく使用されるのは、ビジネスの場面です。

ビジネス用語では、「決定する」「決定」という意味で使用します。

たとえば、何かスケジュールや台本の最終版と言いたいときに、「フィックス」を使って表現します。「フィックス版」「フィックスする」という使い方をします。

 

①の例文での「フィックス」は「最終決定版」という意味です。

②の例文での「フィックス」は「修正」という意味です。

③の例文での「フィックス」は「固定」という意味です。

④の例文の「フィックス」は「調整」という意味です。

「フィックス」がつく言葉

「フィックス」がつく言葉には以下のようなものが挙げられます。

  • フィックスドフォント
  • フィックスミスト
  • フィックスポイント
  • フィックス事項
  • フィックス版

それぞれの言葉の意味について詳しく見ていきましょう。

フィックスドフォント

「フィックスドフォント」とは、すべての文字が同じ幅に設定されているフォントのことです。

ふつう、「I」など横幅が狭い文字はほかの文字より横幅が狭く設定されています。

しかし、「フィックスドフォント」では「I」であっても「E」「N」などほかの文字と横幅が同じに設定されています。

フィックスミスト

「フィックスミスト」とは、メイクをした後に吹きかける仕上げ用のスプレーのことです。

「化粧を固定するミスト」ということですね。

「フィックスミスト」は化粧崩れを防ぐだけでなく、紫外線を防いだり、肌を乾燥から防いだりする効果もあります。

フィックスポイント

「フィックスポイント」とは、車の上にスキー用品などを固定できるベースキャリアのうち、固定式のものを指します。

「フィックスポイント」ではベースキャリアを車のネジ穴で固定して設置します。

フィックス事項

「フィックス事項」とは、決定事項のことです。

まれに「修正事項」のことを指すこともあります。

フィックス版

「フィックス版」とは、最終決定版のことです。

修正や調整などが終わり、これ以上変更されることがないもののことを指します。

「フィックス」の語源

「フィックス」の語源は、英語の “fix” です。

“fix” には以下のような意味があります。

“fix” の意味
  1. 取り付ける
  2. 固定する
  3. 腰を据える
  4. 定住する
  5. 集中させる
  6. (アメリカ英語)準備する
  7. (アメリカ英語)用意ができる

「取り付ける」「固定」するなどカタカナ語の「フィックス」と同じ意味もありますが、かなり意味が広いことがわかります。

「フィックス」の類義語

「フィックス」には以下のような類義語があります。

「アジェンダ」の意味

「アジェンダ」は、「行動計画」という意味のカタカナ語です。

国際的な取り組みなどについて「アジェンダ」を使用します。

たとえば、地球温暖化です。地球温暖化の対策のために、各国がプランを考えています。

そのプランをもとにより具体的な行動をまとめたものが「アジェンダ」です。

 

「フィックス」には、「最終決定」という意味がありますが、「アジェンダ」は「こういう行動をしようと決定されたもの」です。

この点が「アジェンダ」と似ています。「アジェンダを遂行する」「アジェンダを決める」という使い方をします。

「アタッチメント」の意味

「アタッチメント」は、「取り付け」「付属品」という意味のカタカナ語です。

「フィックス」とは、「固定」「取り付け」という意味が共通しています。

しかしながら「アタッチメント」は、「付属品の取り付け」という意味合いが強くなります。例えば、家具やエアコンの取り付けです。

 

また、全く異なる意味もあるので注意しましょう。

「アタッチメント」は心理用語で、「特定の相手に対する心理的な結びつき」という意味もあります。こちらは主に母子の結びつきについて言及するときに使います。

心理用語と家具の付属品では意味が全く違うので、文脈から見分けるようにしてください。

「フィックス」の対義語

「フィックス」には以下のような対義語があります。

「ペンディング」は「未決定」「先送り」などの意味があるカタカナ語です。

課題の解決をその時点では中断し、後回しにすることを指します。

「フィックス」の意味のうち「確定」「決定」の対義語になっています。

まとめ

以上、この記事では「フィックス」について解説しました。

英語表記フィックス(fix )
意味固定、決定
語源英語の “fix”
類義語アジェンダ、アタッチメントなど
対義語ペンディング

「フィックス」は、いざ聞かれると分からない単語として挙げられる中のひとつです。

英単語としての馴染みが深い方が多いかもしれません。もし意味を聞かれても、きちんと答えたいですよね。

ぜひこの記事で「フィックス」の意味や使い方を覚えて、実生活で応用できるようになりましょう。