「校正(こうせい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「校正(こうせい)」です。

言葉の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

「校正」の意味をスッキリ理解!

校正(こうせい):文字・文章を比べて誤りを正すこと、計器類の狂い・精度を標準器と比べて正すこと

「校正」の意味を詳しく

「校正」は「文字・文章を比べて誤りを正すこと」「計器類の狂い・精度を標準器と比べて正すこと」の二つの意味を持っています。

どちらも「比較し正すこと」というニュアンスが共通しています。

「校正」の「校」という漢字は「双方を見比べて良くすること」を表します。「正」と組み合わせて、「校正」は「比較し正すこと」を意味します。

以下で二つの意味について詳しく解説します。

「文字・文章を比べて誤りを正すこと」について詳しく解説

文字・文章を比べて誤りを正す作業は、印刷業界などで行われます。原稿と出版物を見比べて、出版物の文章が原稿の通りに記されているか確認する作業が「校正」に当たります。

また、文字・文章だけでなく、レイアウトや色味なども確認する必要があるため、それらも含めて「校正」と表現する場合もあります。

「校正」が行われる場所によって、「内校」と「外校」に区別される場合があります。それぞれについて以下にまとめました。

  • 「内校」:印刷所や製版内で行われる、内部の「校正」のこと
  • 「外交」:顧客に対して行われる、外部の「校正」のこと

「計器類の狂い・精度を正すこと」について詳しく解説

計測器は時間の経過により、測定値が正しい値からズレ続けます。このズレを正すことを「校正」と言います。

たとえば、精密な重さを測る電子天秤を使用して一年が経ったとします。長い期間使用していれば、内部のセンサーの具合などが変わって実際の重さと表示される重さがズレている可能性があります。

そこで、標準器であるズレのない電子天秤で物体の正しい重さを把握した後に、「校正」したい電子天秤でその物体の重さを測ります。この重さと正しい重さが異なっていれば、その差を入力し正します。

この作業を「校正」と呼びます。

「校正」の使い方

  1. 四月から校正の業務を任せられるようになったが、細かいところに気が回らない性格のため、この仕事は向いていないと思う。
  2. 電気化学は電流計・電圧計の精度が肝であるため、これらの機器の校正を半年に一回やるようにしている。

上記の例文のように、「校正」は印刷業界、または研究開発やものづくりの現場などで使用されます。

①の「校正」は「文字・文章を比べて誤りを正すこと」を表します。

②は「計器類の狂い・精度を標準器と比べて正すこと」の意味で「校正」が使われています。

「校正」の語源

かつて、「校正」は「較正」と表記されていました。先ほど紹介した「比較し正すこと」のニュアンスに最も近い表記です。

しかし、「較」が常用漢字でないことを受けて「双方を見比べて良くすること」を表す「校」に置き換わり「校正」となりました。

「校正」の類義語

「校正」には以下のような類義語があります。

  • 校閲:文章の内容の誤りを確認すること
    「校正」は二つの文章間の誤りを正す作業ですが、「校閲」は文章の内容そのものを確認する作業を指します。
  • キャリブレーション:計器の目盛りを正しく調整すること
    「校正」の「計器類の狂い・精度を標準器と比べて正すこと」と同じ意味を持つカタカナ語です。

まとめ

以上、この記事では「校正」について解説しました。

読み方校正(こうせい)
意味文字・文章を比べて誤りを正すこと、計器類の狂い・精度を標準器と比べて正すこと
語源比較し正すことを表す「較正」
類義語校閲、キャリブレーション

「校正」には二つの意味があります。使われる場面が異なるため、文脈から意味を推測してください。