「怪我の功名」の意味とは?使い方から類語や英語や対義語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「怪我の功名(けがのこうみょう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「怪我の功名」をざっくり言うと……

読み方怪我の功名(けがのこうみょう)
意味失敗や過失が、意外なよい結果を招くこと
類義語雨降って地固まる、災い転じて福と為すなど
英語訳fortunate break(幸運な間違い)

「怪我の功名」の意味をスッキリ理解!

怪我の功名(けがのこうみょう):失敗や過失が、意外なよい結果を招くこと

「怪我の功名」の意味を詳しく

「怪我の功名」とは、失敗や過失が、意外なよい結果を招くことです。また、何気ない行動が良い結果を招くというニュアンスで使われることもあります。

「怪我」はものの例えで、失敗することや過失のことを指します。「功名」とは、すぐれた手柄を立てることで名をあげることです。

「怪我」という不幸な出来事と、いい結果である「功名」は直接的には結びません。そのため、「怪我の功名」は「怪我」がたまたま「功名」を招いたというニュアンスになります。「良い結果を狙ってわざと失敗した」という場合には「怪我の功名」にはならないので気をつけましょう。

「怪我の功名」の使い方

  1. 実験が失敗したおかげで新しい発明を思いついただなんて、怪我の功名だね。
  2. 風邪で行けなかったパーティーで食中毒が起こったそうで、まさに怪我の功名だ。

「怪我の功名」は、「悪い行動」によって「よい結果を得た」「悪い結果を避けた」という場面で使うことができることわざです。

①の例文では、「実験の失敗」によって、「新しい発明を思いつく」というよい結果を得たことを指して「怪我の功名」と表現しています。

それに対し、②の例文のように、「過失によって、起こるはずだった悪い結果を避けた」という場合にも「怪我の功名」が使えます。

「怪我の功名」の類義語

怪我の功名には以下のような類義語があります。

「雨降って地固まる」は、「揉め事が起こった後には、かえってよい結果が得られる」という意味のことわざです。「悪いことが起こった後、その出来事によって意外なよい結果が得られる」という意味で「怪我の功名」と共通します。

「怪我の功名」の場合、起こる出来事は「揉め事」に限定されませんが、「雨降って地固まる」の場合には限定されるので注意しましょう。

また、「雨降って地固まる」は、「揉め事が起きたときはたいていかえってよい結果が得られるものである」と、「よい結果」が起こると予測される確率が比較的高めです。その点では、出来事同士が完全に意外性を持っている「怪我の功名」と若干ニュアンスが違います。

 

「災い転じて福と為す」とは、不幸な出来事を利用し、よい結果に変えることです。

「悪い出来事の後によい出来事が起こる」という意味では「怪我の功名」と共通します。しかし、「怪我の功名」が、「たまたまよい結果を得た」というニュアンスであるのに対し、「災い転じて福と為す」は「わざとよい結果に変えた」という意味になるので注意が必要です。

 

「人間万事塞翁が馬」と「禍福は糾える縄の如し」は、幸せと不幸は変わりゆくものだということを指す言葉です。

「人間万事塞翁が馬」は、幸せ・不幸がどのように変わるか予測できないとするのに対し、「禍福は糾える縄の如し」は、幸せ・不幸が交互に来るのだとしています。

必ずしも「不幸」という出来事の次に「幸せ」が起こるという意味を表さないので気をつけましょう。

このように、「幸せ」と「不幸」の関係を表すことわざはたくさんあります。場面に応じて小さなニュアンスの違いも使い分けられるようにしましょう。

「怪我の功名」の英語訳

怪我の功名を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • fortunate error
    (幸運な間違い)

“fortunate error” は、「幸運なミス」という英語表現で、「怪我の功名」と同じ意味になります。

「誤り」や「間違い」を表すerrorは、一般的にはよくないことですが、「幸運な」という意味のfortunateがつくことによってよいことに変わっています。そこから、「間違いによってよい結果を得る」「怪我の功名」という意味になるのです。

まとめ

以上、この記事では「怪我の功名」について解説しました。

読み方怪我の功名(けがのこうみょう)
意味失敗や過失が、意外なよい結果を招くこと
類義語雨降って地固まる、災い転じて福と為すなど
英語訳fortunate break(幸運な間違い)

「怪我」はしたくないものですが、「怪我の功名」のように必ずしも悪いことばかりではないとわかると、希望が持てますね。