四字熟語「十人十色(じゅうにんといろ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「十人十色(じゅうにんといろ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「十人十色」の意味をスッキリ理解!

十人十色(じゅうにんといろ):人それぞれであること

「十人十色」の意味を詳しく

「十人十色」とは、性格やものの考え方、捉え方などは人によってそれぞれ異なるということを表す四字熟語です。

「十人十色」は「十人」と「十色」という単語が組み合わさって出来ています。「十」を含む慣用表現には、「一を聞いて十を知る」「十把一絡げ」などがあります。

これらの慣用表現からも分かるように、「十人十色」の「十」は単純に10人、10色を表すのではなく、「多くのもの」を意味していることが分かります。

また、「十人十色」は「じゅうにんといろ」と読みます。「十」には「とお」「と」という二つの訓読みがあり、「十人十色」では「と」を使うのがポイントです。「じゅうにんとおいろ」と読むのは誤りであるため、発音には気を付けましょう。

「十人十色」の使い方

「十人十色」の例文
  1. 最近ではテレワークが推奨されているため、働き方も十人十色だ。
  2. 人の好みは十人十色であるため、彼があの人気な店を気にいるとは限らない。
  3. どんなものに興味を持つかは十人十色だ。

全ての例文で、「人それぞれである」という意味が共通しています。また、「十人十色」を多種多様などと言い換えることもできます。

また「十人十色」は決して、10人という人数をを表しているわけではありません。そのため、対象となる相手が二人だったとしても「十人十色」は使うことが出来ます。

「十人十色」の類義語

「十人十色」には以下のような類義語があります。

  • 各人各様:人によって、それぞれやり方などが違うさま
  • 三者三様:やり方や考え方などが、人それぞれであること
  • 多種多様:いろいろなものが入り混じっていること
  • 千差万別:差異・種別が非常に多いこと
  • 蓼食う虫も好き好き:人の好みはさまざまであること

「多種多様」や「千差万別」などは、人以外にもモノや現象などに対して使うことができます。

また、「三者三様」に関して、以下のような書き間違いがあるため、注意してください。

  • :三者三様
  • :三者三葉

「十人十色」の類義語の中でも、とりわけ好みや嗜好などのニュアンスが強い類義語として、「蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき))」という慣用句があります。

「蓼(たで)」とは辛みが特徴的な植物で、「この辛い蓼を好んで食べる虫がいるように、好みは人によって違う」という意味で使用されます。「十人十色」と似た意味の表現ですが、食べ物の好き嫌いや恋愛などに関する話題などに使うのが特徴です。

「十人十色」の対義語

「十人十色」には以下のような対義語があります。

「尋常一様(じんじょういちよう)」は、「他と違うところがなく、ごく当たり前であること」「普通であること」という意味です。「彼の記録は、尋常一様な人には破れない」などのように使います。

また「異口同音(いくどうおん)」は、「複数の人が同じことを言う」「人々の意見が一致する」という意味の四字熟語です。たとえば、「その場に居た者達は異口同音に賛成した」という風な使い方ができます。主に、人の発言などに対して使うのが特徴です。

「十人十色」の英語訳

「十人十色」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • So many men, so many minds.
    (人それぞれ)
  • No snowflakes fall in the same spot.
    (人それぞれ)

「No snowflakes fall in the same spot」は、慣用表現として「十人十色」の英語訳として使われることの多い言葉です。「No snowflakes fall in the same spot」を直訳すると「雪片が同じ場所に落ちることはない」という意味になります。

まとめ

以上、この記事では「十人十色」について解説しました。

読み方十人十色(じゅうにんといろ)
意味人それぞれであること
類義語三者三様、蓼食う虫も好き好き、多種多様など
対義語尋常一様、異口同音など
英語訳So many men, so many mindsなど

「十人十色」は普段からよく使う四字熟語だと思いますが、この機会に改めて意味や使い方を確認してみてください。