四字熟語「時期尚早(じきしょうそう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「時期尚早(じきしょうそう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

「時期尚早」の意味をスッキリ理解!

時期尚早(じきしょうそう):あることを行うにはまだ早いこと

「時期尚早」の意味を詳しく


「時期尚早」とは、「あることを行うにはまだ早いこと」を意味する四字熟語です。

「今は待つが、やがて良い機会が来るはず」という未来に期待するニュアンスがあります。

「時期尚早」の読み方

「時期尚早」の正しい読み方と誤った読み方は以下のとおりです。

正しい読み方じきしょうそう
誤った読み方じきそうしょう
誤った読み方じきそうそう

「時期尚早」の間違った表記

「時期尚早」は以下のように間違って表記されることがあります。

間違った表記時期早尚
時期早々
時機尚早
時季尚早
次期尚早

「時期尚早」の使い方

  1. 彼がエースになるのは時期尚早だと言われていた。
  2. 時期尚早な模様替えで、季節感が合わない部屋になった。
  3. もう結婚のことを考えるなんて、時期尚早だよ。
  4. 私のチームの案は、時期尚早な案だと却下された。

上記の例文のように、「時期尚早」は「時期尚早な」「〇〇は時期尚早だ」という形で用いられるのがふつうです。

また、敬語で使う時には「時期尚早ではございますが」「時期尚早ではありますが」などと言います。

「時期尚早」の語源

「時期尚早」の漢字を分解すると以下のようになります。

「時期尚早」の漢字の意味
  • 時期:何かをする時、期間、季節
  • :まだ
  • :早い

ここから、「時期尚早」は「何かをするにはまだ早い時期」という意味になったのです。

このうち「尚早」は中国で古くから使われていた言葉です。

たとえば、中国春秋時代(紀元前770年~紀元前221年)の歴史資料『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』には「盛服将朝尚早、坐而假寝」という表現が出てきます。

これは「服を来て朝廷に出ようとしたものの、時間がまだ早く、座ったままうとうと寝ていた」という意味です。

「時期尚早」の類義語

「時期尚早」のには以下のような類義語があります。

  • 早計(そうけい):早まった考え
  • 拙速(せっそく):出来は良くないが仕事が早いこと
  • 性急(せいきゅう):気が短くせっかちなこと
  • 見切り発車(みきりはっしゃ):まだ議論が尽くされないまま物事を実行に移すこと
  • まだ機(き)が熟(じゅく)してない:物事を行う時に、まだ適切な時期になってないこと

「時期尚早」の対義語

「時期尚早」には以下のような対義語があります。

  • 時期到来(じきとうらい):あることを行うのによい機会がやって来ること
  • 好機到来(こうきとうらい):またとないよい機会がめぐってくること
  • 機会損失(きかいそんしつ):本来得られるはずの機会を失ったこと
  • 千載一遇(せんざいいちぐう):めったに訪れない良い機会のこと
  • 後の祭り(あとのまつり):時期が間に合わず手遅れであること
  • 絶好の機会(ぜっこうのきかい):物事を行うのにきわめて良い機会
  • 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず):一度起きたことは二度と戻らないこと

「時期尚早」の英語訳

「時期尚早」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • It is premature.
    (時期尚早だ。)
  • It is too early.
    (時期尚早だ。)
  • untimely
    (時期尚早に)

まとめ

以上、この記事では「時期尚早」について解説しました。

読み方時期尚早(じきしょうそう)
意味あることを行うにはまだ早いこと
類義語早計、拙速、性急など
対義語時期到来、好機到来、機会損失など
英語訳It is premature.(時期尚早だ)など

物事を行う時は、タイミングが大切な場合があります。早すぎることなく、遅すぎることない頃合いを見計らうのは難しいかもしれません。

「時期尚早」かもしれないと、タイミングを伺(うかが)いすぎても、もう手遅れになってしまう時もあります。

しかるべき時を見計らうのは難しいですが、「時期尚早」にならないよう注意しましょう。