ことわざ「石橋を叩いて渡る」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)」です。

世の中には様々な性格、価値観を持った人間がいます。皆さんの周りには「石橋を叩いて渡る」ような性格の人はいますか。

この記事では、意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「石橋を叩いて渡る」の意味をスッキリ理解!

石橋を叩いて渡る:用心の上にさらに用心を重ねて、慎重に物事を行うこと

「石橋を叩いて渡る」の意味を詳しく


「石橋を叩いて渡る」とは、用心の上にさらに用心を重ねて、慎重に物事を行うことを意味します。つまり、用心深く行動することです。そして、その用心深さの度合いは、非常に強いものであると言えます。

用心深く、慎重に物事を行うことは一般的には良いこととされます。やはり、人間何か物事を行う際には、失敗はできるだけ避けたいものですよね。慎重さは、失敗をしないためにも必要なものです。

 

しかし、一般的に良いものとされる慎重さも、度を過ぎてしまうと、好ましくない場面もあります。例えば、学校や会社でレポートや文書を作成するよう頼まれたとします。基本的には締切が設けられているのが一般的です。

ミスが無いように慎重にレポートや文書を作成することは非常に大切です。しかし、必要ないほど慎重に作成していては締切も間に合いませんし、ただ効率が悪いだけです。

あまりにも慎重すぎる人に対しては、「石橋を叩いて渡る」は皮肉や呆れを込めて使います。

 

「石橋を叩いて渡る」は、このように用心深さ、慎重さを良い意味で使う場合も、悪い意味でも使う場合もあることわざです。

このような、両面の意味を持つことわざはあまり存在しないので、ぜひ覚えておきたいです。

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「石橋を叩いて渡る」の使い方

  1. 大事なプロジェクトなので、石橋を叩いて渡るように進める。
  2. 私の上司は石橋を叩いて渡るような人で、ミスを全く起こさない。
  3. 石橋を叩いて渡りすぎて、締め切りに間に合わなかった。
  4. 彼は石橋を叩いて渡るような人間で、仕事が何もかも遅い。

➀は、慎重に物事を進める様子を表した例文です。

➁は、用心深い性格の人に対して使用している例です。

➂は、用心深さが行き過ぎてしまった様子を表した例で、マイナスの意味で使われています。

➃は、用心深さが行き過ぎた性格の人に対して、皮肉を込めて使った例です。

「石橋を叩いて渡る」の由来

「石橋を叩いて渡る」の由来は非常に単純です。

現在では想像しづらいかもしれませんが、昔の橋は木で作られたものが多くありました。橋は頑丈で、壊れないという認識が一般的ですが、昔は木で作られていた橋を渡る際は壊れる危険を伴ったのです。

 

一方、中には石でできた橋(石橋)もあり、その橋は絶対に壊れることが無いと信じられていました。しかし、その普通に考えたら壊れることが無いような橋を、壊れないかどうか、棒のようなもので叩きながら渡るような人も中にはいたとされています。

頑丈であるはずの石橋を、安全性を確かめながら渡るぐらいの慎重さから、現在のような意味合いで使用されるようになりました。

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「石橋を叩いて渡る」の類義語

「石橋を叩いて渡る」には以下のような類義語があります。

  • 転ばぬ先の杖:万が一に備えて、事前に十分な準備をしておくこと。
  • 浅い川も深く渡れ:些細(ささい)なことも、用心しておくべきだという戒めのこと。
  • 濡れぬ先の傘:失敗しないように、事前に準備しておくこと。
  • 瀬を踏んで淵を知る(せをふんでふちをしる):最初に試してみて、危険を知ること。その慎重さ。
  • 念には念を入れよ:用心の上に、さらに用心を重ねるべきだということ。

「石橋を叩いて渡る」の対義語

「石橋を叩いて渡る」には以下のような対義語があります。

  • 一か八か(いちかばちか):結果はどうなろうと運を天に任せてやってみること。
  • 虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず):危険を冒さなければ、望みは叶えられないということ。
  • 危ない橋を渡る:目的を叶えるために、危険な手段をあえて使うこと。
  • 当たって砕けろ:成功するにしても失敗するにしても、とりあえず実行しろということ。
  • 案ずるより産むが易し(あんずるよりうむがやすし):実際にやってみる方がたやすいということ。
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「石橋を叩いて渡る」の英語訳

「石橋を叩いて渡る」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Look before you leap.
    (跳ぶ前に見ろ。)
  • Hear twice before you speak once.
    (話す前に二度聞け。)

まとめ

以上、この記事では「石橋を叩いて渡る」について解説しました。

読み方 石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
意味 用心の上にさらに用心を重ねて、慎重に物事を行うこと
由来 昔の橋は木で作られていた中で、石橋は頑丈であった
類義語 転ばぬ先の杖、浅い川も深く渡れ、濡れぬ先の傘など
対義語 一か八か、虎穴に入らずんば虎子を得ず、危ない橋を渡るなど
英語訳 Look before you leap.(跳ぶ前に見ろ。)

「石橋を叩いて渡る」について、理解することはできたでしょうか。慎重に物事を行うことは良いこととされる場面も確かに多くあります。

しかし、対義語がいくつか存在しているように、場合によっては思い切って物事を進めたり、過度に慎重になりすぎないようにしたりする必要も多くあります。

状況に応じて、「石橋を叩いて渡る」のか、「一か八か」やってみるのか、判断する必要がありますね。

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