ことわざ「危ない橋を渡る」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「危ない橋を渡る」です。

言葉の意味や使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「危ない橋を渡る」の意味をスッキリ理解!

危ない橋を渡る:ある目的を達成するために、危険な手段をあえて使うこと

「危ない橋を渡る」の意味を詳しく


「危ない橋を渡る」とは、ある目的を達成するために、危険な手段をあえて使うことを意味することわざです。

その危険な手段は、時に法律に触れる行為を指すこともあります。

 

「危ない橋を渡る」ということわざのポイントは、このことわざの主体(危険な手段を使う人)は危険であることを承知しているという点です。

その手段を用いることが危険であること、場合によっては法にも触れることをわかったうえで実行するのです。

危険を承知であえて実行する理由はただ一つ、ある目的を達成するためです。その目的を達成するために、危険な手段を用いるしかない場合、危険な手段が一番効率的な場合などに「危ない橋を渡る」のです。

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「危ない橋を渡る」の使い方

  1. 大事な試験にヤマを張ってのぞむのは、まさに危ない橋を渡ることだ。
  2. 彼はお金を稼ぐためには危ない橋を渡ることもするような人だ。
  3. 今までは生きていくために危ない橋を渡ってきた。

➁と➂の例文は、実際にどのような手段を用いたのかは不明ですが、法に触れる手段を用いていると考えられます。

「危ない橋を渡る」の由来

「危ない橋を渡る」は、今にも落ちそうな吊(つ)り橋を渡ることに由来しています。

現在ではあまり見かけることはありませんが、昔は橋と言えば吊り橋が一般的でした。さらに、その吊り橋は木で作られたものが大半でした。

完成から長い年月が経った吊り橋は、腐り果てて今にも落ちそうな状態になることもしばしばです。

そんな今にも落ちそうな危険な橋を、危険であると知っていながら渡ることから転じてできたのが「危ない橋を渡る」ということわざです。

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「危ない橋を渡る」の類義語

「危ない橋を渡る」には以下のような類義語があります。

  • 剣(つるぎ)の刃(は)を渡る:非常に危険なことを、非常に危険だとわかったうえで実行すること
  • 危険な橋を渡る:ある目的を達成するために、危険な手段をあえて使うこと
  • 枝先(えださき)に行かねば熟柿(じゅくし)は食えぬ:危険を冒(おか)さなければ、自分が望むものは得られないということ
  • 危ない枝に上がらねば熟柿は食えぬ:危険を冒さなければ、自分が望むものは得られないということ
  • 虎穴(こけつ)に入(い)らずんば虎子(こじ)を得ず:危険を冒さなければ、自分が望むものは得られないということ
  • 危ない橋も一度は渡れ:時には危険を冒してやってみることも必要だということ
  • 火中の栗を拾う:自らの利益にはならないが、他人の利益のために危険を冒すこと

「危ない橋を渡る」の対義語

「危ない橋を渡る」には以下のような対義語があります。

  • 石橋(いしばし)を叩(たた)いて渡る:用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うこと
  • 石橋に鉄の杖(つえ):用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うこと
  • 念には念を入れよ:物事を行う際は、用心の上にさらに用心を重ねて行うべきだということ
  • 浅き川も深く渡れ:物事を行う際は、用心の上にさらに用心を重ねて行うべきだということ
  • 転ばぬ先の杖:失敗しないように、万が一に備えた十分な対策を行うこと
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「危ない橋を渡る」の英語訳

「危ない橋を渡る」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • stick one’s neck out
    (首を突き出す)
  • Skating on thin ice
    (薄い氷をすべる)
  • go out on a limb
    (危険を冒す)

まとめ

以上、この記事では「危ない橋を渡る」について解説しました。

意味 ある目的を達成するために、危険な手段をあえて使うこと
由来 今にも落ちそうな吊り橋をあえて渡ることから
類義語 剣の刃を渡る、危険な橋を渡る、枝先に行かねば熟柿は食えぬなど
対義語 石橋を叩いて渡る、石橋に鉄の杖、念には念を入れよなど
英語訳 stick one’s neck out(首を突き出す)

「危ない橋を渡る」の意味や使い方などを理解することはできたでしょうか。類義語として「虎穴に入らずんば虎子を得ず」などがあるように、何かしらの目的を達成するために、「危ない橋を渡る」ことも時には必要でしょう。

しかし、「危ない橋を渡る」ことは時に、法律に違反する行為になることもあります。法律に違反することは許されることではありません。

何事も目的を達成することだけにとらわれないように注意することは必要です。「危ない橋を渡」り過ぎないようにしたいところです。

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