今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「キャパシティ」です。
「キャパシティ」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
「キャパシティ」の意味をスッキリ理解!
「キャパシティ」の意味を詳しく
「キャパシティ」は「容量、受け入れることができる能力」という意味のカタカナ語です。
たとえば、ライブ会場があるとします。ライブ会場は当然、観客の人たちが多く利用します。その観客が入る人数のことを「キャパシティ」と言います。つまり、「受け入れることができる容量」ということです。
このような意味のカタカナ語として使用します。
「キャパシティ」の使い方
- 東京ドームのキャパシティは想像を絶するほど大きい。
- 自分の キャパシティに見合った仕事の量だと思う。
- キャパ越えしたので、限界を感じている。
「キャパシティ」は施設の収容量や人の能力について言及するときに使用します。
①の例文は、施設の収容量に関する例文です。ここでは東京ドームについて言及しています。「東京ドームの収容人数はとても多い」という意味です。
②の例文は、人の能力に関してです。「自分のキャパシティ」とは、自分自身の能力のことです。たとえば、仕事を5つ同時に行うことは、よほどの人でない限り大変です。できて2つ程度です。
この能力のことを「キャパシティ」を使って表しています。
③の例文の「キャパシティ」は「キャパ」と略して使用しています。「キャパ」という形で使うことは非常に多いので覚えておきましょう。若者言葉としても使います。
ちなみに「キャパ越え」とは、「自分の能力を超えてしまっている」という意味です。
「キャパシティ」の語源
「キャパシティ」の語源は英語のcapacityです。意味はカタカナ語とほぼ同じです。「容量」「収容能力」という意味があります。
カタカナ語にない意味としては「資格」「立場」があります。ここはカタカナ語と混同しないように注意しましょう。
ちなみにさらに語源をたどると、ラテン語になります。ラテン語の「容量」から、capacityの意味に派生しました。
「キャパシティ」の類義語
「キャパシティ」には以下のような類義語があります。
サイズ
「サイズ」は「大きさ」という意味のカタカナ語です。物の大きさが大きいほど、たくさんの体積があります。つまり、「キャパシティ」があるということです。そういった意味でこの単語は似ています。
「箱のサイズが大きい」「サイズの小さいバケツなので水が入らない」というような例文があげられます。
アビリティ
「アビリティ」は「能力」という意味のカタカナ語です。「キャパシティ」も能力に関する意味があるので、似ています。
「パソコンのアビリティがある」というような使い方をします。
ケイパビリティ
「ケイパビリティ」は「性能」「能力」という意味のカタカナ語です。一般的な「性能」「能力」というのではなく、「実行する能力」「企業や人の強み」という意味合いがあります。特にビジネスでよく使うカタカナ語です。
「営業力は彼のケイパビリティのひとつだ」というような使い方をします。
まとめ
以上、この記事では「キャパシティ」について解説しました。
英語表記 | キャパシティ(capacity) |
---|---|
意味 | 容量、受け入れることができる能力 |
語源 | 英語のcapacity |
類義語 | サイズ、アビリティ、ケイパビリティなど |
「キャパシティ」は日常生活でもよく使うカタカナ語のひとつです。「キャパ」と略して使うことも多いですよね。
ライブ会場に行くときや、イベントに参加するときに何気なく使っています。ぜひ、この記事を参考にして「キャパシティ」の意味や使い方について覚えましょう。