四字熟語「有為転変(ういてんぺん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語「有為転変(ういてんぺん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「有為転変」の意味をスッキリ理解!

有為転変(ういてんぺん):この世のすべてのものは、常に移り変わっていくと定められていること

「有為転変」の意味を詳しく

有為転変は、「この世のすべてのものは、常に激しく移り変わっていくと定められていること」を意味します。

そして、この世が無常で、儚いものであることの例えとして用いられます。

つまり、有為転変は、人生や世の中、生活が常に激しく変化する様子を表すときに使われるのです。

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「有為転変」の使い方

  1. 有為転変な世の中では、安心した暮らしは簡単に保証されるものではない。
  2. 有為転変は世の習いとはいえ、大好きだった小学校が廃校になるのは切ないものだ。
  3. 1年ぶりに日本に帰国したら、まるで違う国かと思った。有為転変とはまさにこのことだ。
  4. いつまでも元気だと思っていた両親の老いを目の当たりにして、有為転変を思い知る。
①の例文では、物事は移り変わっていくので、安心した生活もいつ一変するかわからないという恐れを感じているのがわかります。

②の例文の「有為転変は世の習い」とは、「物事が常に変化し続けることは、世の中の常識である」という意味です。

③の例文では、たった1年間だけでも、国は大きく変化するものだということを実感していることがわかります。

④の例文では、若いと思っていた親が実際には年老いていく様子から、人も常に変化していることを感じているのがわかります。

「有為転変」の由来

有為転変は、仏教用語から派生して、現代でも使われている四字熟語です。

「有為」とは、「この世にあるもの」「巡りあわせによって生じたすべての現象」のことを指します。巡りあわせとは、因果関係のことです。

例えば、ボールが窓に当たり、窓が割れたとします。つまり、ボールが窓に当たったことが原因で、窓が割れたことが結果です。ここで、窓は割れてしまっているので、元の割れる前の状態からは変化しています。

 

また、「転変」とは、文字通り「転がるように移り変わっていく」という意味です。

したがって、有為転変とは、全ての物は原因と結果で結ばれているので、常に同じ状態であることはあり得ないということです。

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「有為転変」の類義語

有為転変には以下のような類義語があります。

  • 盛者必衰(じょうしゃひっすい):この世は無常であり、勢いの盛んな者もついには衰え滅びるということ
  • 諸行無常(しょぎょうむじょう):あらゆるものはいつも流転し、変化・消滅が絶えないこと
  • 有為無常(ういむじょう):この世の全ての現象や存在は常に移り変わり、儚いものだということ
  • 生生流転(せいせいるてん):すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていくこと
  • 泡沫夢幻(ほうまつむげん):人の命が儚いことのたとえ

「有為転変」の対義語

有為転変には以下のような対義語があります。

  • 一定不変(いっていふへん):どんなことがあっても変わることがないこと
  • 永遠不変(えいえんふへん): いつまでも変わらないこと
  • 恒久不変(こうきゅうふへん): いつまでも変わらないこと
  • 万古不易(ばんこふえき):永久に変わらないこと
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「有為転変」の英語訳

有為転変を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • the vicissitudes of life
    (人生の浮沈、移り変わり)
  • mutability
    (変わりやすさ、無常)

“I experienced all the vicissitudes of life.” で「私は人生のあらゆる移り変わりを経験した」という意味になります。

まとめ

以上、この記事では「有為転変」について解説しました。

読み方 有為転変(ういてんぺん)
意味 この世のすべてのものは、常に移り変わっていくと定められていること
由来 仏教用語
類義語 盛者必衰、諸行無常、有為無常など
対義語 一定不変、永遠不変、恒久不変など
英語訳 the vicissitudes of life(人生の浮沈)

物事が常に移り変わっているということは、同じ時間は1秒たりとも存在しないということです。

時間の有限性を意識しながら、毎日を大事に過ごしたいですね。

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