四字熟語「生々流転(しょうじょうるてん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「生々流転(しょうじょうるてん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳をわかりやすく解説します。

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「生々流転」の意味をスッキリ理解!

生々流転 (しょうじょうるてん):全てのものが常に生じ、常に変化すること。

「生々流転」の意味を詳しく

「生々流転」は「生々」と「流転」の二つの熟語から成り立っています。どちらも仏教の慣用句から生まれた熟語です。「生々」は「生まれては死に、死んではまた生まれることを永遠に繰り返すこと」という意味です。一方で、「流転」は「物事が止まることなく、移り変わっていくこと」を表します。

仏教用語で「流転」は、「六道(りくどう)の世界の間に迷いながら、生まれ変わり死に変わりすること」という意味でも用いられます。

「六道」とは、「人間は生死を繰り返して、6つの苦しみを次々とめぐるという考え」です。その6つとは、下記のようなものです。

  • 地獄:苦痛に溢れていること
  • 餓鬼(がき):欲が深いこと
  • 畜生(ちくしょう):幸福な人物を妬む(ねたむ )こと
  • 修羅(しゅら):他人と競争すること
  • 人間:辛さと楽しさがある人間界にいること
  • 天上:苦しむこと
「生々流転」は、仏教の死生観(しせいかん)をうつした四字熟語なのです。

なお、「生々流転」を「せいぜいるてん」と読むこともあります。また、「生々流転」は「生生流転」と書くこともあります。

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「生々流転」の使い方

  1. 数年見ないうちに、故郷の景色は大きく変わっていた。生々流転とは言うが、こうも変わるものだろうか。
  2. 命あるものは、成長し続けて、やがて死を迎える。つまり、すべてのものは生々流転するのだ。

「生々流転」の類義語

生々流転には以下のような類義語があります。

  • 有為転変(ういてんぺん):この世は常に移り変わること。世の中が儚い(はかない)ものであること。

「有為転変」も「生々流転」と同様、二つの仏教用語から成り立っています。「有為」は「因縁によって生じた様々な現象」「世の中の全てのもの」という意味があります。また、「転変」は「無常であること」という意味です。

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「生々流転」の英語訳

生々流転を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • All things are in flux.
    (全てのものが、絶え間ない変化のなかにある)
  • All things are constantly changing.
    (全てのものは、止まることなく変わり続ける)

“All things are in flux.”に含まれる“flux” は、「流転」を表します。

まとめ

以上、この記事では「生々流転」について解説しました。

読み方生々流転(しょうじょうるてん)
意味全てのものが常に生じ、常に変化すること。
類義語 有為転変
英語訳All things are in flux.(全てのものが、絶え間ない変化のなかにある)、All things are constantly changing.(全てのものは、止まることなく変わり続ける)

「生々流転」は一見難しそうに聞こえますが、意味は、漢字からも連想できるようなシンプルなものです。この機会に、しっかり覚えて活用できるといいですね。

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