「多感(たかん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「多感(たかん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「多感」の意味をスッキリ理解!

多感(たかん)感受性豊かで、ささいなことで感情が動かされること

「多感」の意味を詳しく

「多感」は、感受性豊かで、ささいなことでも感情が動かされることを表す熟語です。10代の少年・少女の心情を説明する際に、使用することが多いです。

簡単に言うと、一喜一憂が激しいということです。小さなできごとで感動を味わったり、喪失感を抱いたりします。

 

今回は、「中学3年生の男子が、同じクラスの女子を映画デートに誘い、断られる」ということを例にあげて、説明します。

多くの大人は「中学生の時にデートを断られても、長い目で見ればたいしたことではない」と考えるでしょう。

また、年齢を重ねるにつれ、失恋や挫折を経験します。自身が断られた場合でも、うまく立ち直り、気持ちを切り替えるすべを持っていることが多いはずです。

 

しかし、恋愛というものが新鮮な中学1年生の男子にとって、デートのお誘いは一大事です。断られれば、自分自身が否定されたかのように感じ、大きなショックを受けるかもしれません。

そして、多感であればあるほど、「もう人生は終わりだ」「明日から教室に行けない」と過度に落ち込んでしまいます。大人よりも、気持ちを切り替え、安定させることにも慣れていないはずです。

このように、小さなできごとで感情が動かされ、気持ちが不安定になることを、「多感」といいます。

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「多感」の使い方

  1. 多感な10代後半の日々は、さまざまな悩みを抱えながらも、一瞬のうちに過ぎていった。
  2. 思春期の多感な少年にとって、友人と一緒にいられるかどうかは、非常に重大な問題だ。
  3. 息子は、青春一歩手前の多感な時代だ。父として、教育には特に気を配らなくてはならない。

「多感」は、特に思春期前後の若者の心情を指すことが多いです。➀の例文では「10代後半の日々」を、➁の例文では「少年」を修飾しています。

➂の例文のように、「時代」という言葉と組み合わせて使用することも多いです。

「多感」の類義語

「多感」には以下のような類義語があります。

  • 多情多感(たじょうたかん):感情が豊かで、心がゆれ動きやすいこと
  • 繊細(せんさい):感情などが細やかで、デリケートであること

「多情多感」の「多情」は、感情が豊かなことを表します。「情」「感」それぞれの漢字に「多」をつけて強調し、両者を組み合わせた四字熟語です。

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「多感」の対義語

「多感」には以下のような対義語があります。

  • 冷静:感情に動かされず、落ち着いていること
  • 沈着(ちんちゃく):落ち着いており、物事に慌てないこと
  • 冷静沈着:落ち着いており、動揺しないこと
  • 従容自若(しょうようじじゃく):落ち着いており、物事に動じない様子
  • 泰然自若(たいぜんじじゃく):落ち着いており、物事に動じない様子

「多感」の英語訳

「多感」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • sensitive
    (感じやすい、傷つきやすい)
  • susceptible
    (感受性の強い、多感な)
  • sentimental
    (感情に動かされる)

多感な年ごろは“sensitive age” 、多感な若者は“susceptible adolescents”と表現できます。

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まとめ

以上、この記事では「多感」について解説しました。

読み方多感(たかん)
意味感受性豊かで、ささいなことでも感情が動かされること
類義語多情多感、繊細など
対義語冷静沈着、従容自若、泰然自若など
英語訳susceptible(感受性の強い)

今回は「映画デートを断られ、ショックを受ける」ことを例にあげて説明しましたが、「多感」は悪いことばかりではありません。

ささいなことに大きな感動や喜びを覚えることができます。また、日々が新鮮な気づきにあふれています。

ぜひ適切な場面で「多感」という表現を、使ってみてください。

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