「従容(しょうよう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「従容(しょうよう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「従容」の意味をスッキリ理解!

従容(しょうよう):異変や問題が起こった時でも、あわてたり焦ったりしない冷静沈着なさま

「従容」の意味を詳しく

「従容」は、異変や問題が起こった時でも、あわてたり焦ったりしない冷静沈着なさまを表す熟語です。緊急時でも、騒いだり取り乱したりすることなく、ゆったりと落ち着いている様子を指します。

従容を使用した四字熟語「従容不迫(しょうようふはく)」「従容自若(しょうようじじゃく)」「従容中道(しょうようちゅうどう)」の意味は、下記の通りです。

「従容不迫」の意味を詳しく

「従容不迫」は、ゆっくりと落ち着いていて、あわてない様子を表す四字熟語です。

「不迫」は、どんなことにも動じないという意味です。

「従容自若」の意味を詳しく

「従容自若」は、物事に動じず、落ち着いている様子を表す四字熟語です。「従容不迫」「泰然自若(たいぜんじじゃく)」と、ほとんど同じ意味です。

「自若」は、落ち着いていて、心や態度に乱れがない様子を表します。

「縦容自若」と表記する場合もあります。

「従容中道」の意味を詳しく

「従容中道」は、自然なままのふるまいが、道理にあっているという意味の四字熟語です。

「中道」は仏教用語で、偏りがなく、絶対真実の道理のことです。

「縦容中道」と表記することもあります。

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「従容」の使い方

  1. 突如発生した大地震だったが、従業員は従容たる立ちふるまいで、避難誘導を行っていた。
  2. 彼は成功率の低い手術を受ける直前でも従容としていた。
  3. 従容として戦地に向かった父の背中は、今でも記憶に残っている。

例文➀では、従業員の冷静な対応を、「従容」と表現しています。

例文➁では、手術を前にしても取り乱さず、落ち着いている様子を指し、「従容」を使用しています。

例文➂では、あわてたり騒いだりせずに戦場へ向かう父の姿を、「従容」と言い表しています。

「従容」の語源

「従容」の「従」という漢字には、「したがう」以外に「ゆったりとする」という意味があります。また、「容」という漢字には、「ゆとりがある」という意味があります。

「従」「容」という2つの漢字の意味合いが重なり、「あわてたり焦ったりしないさま」を表すようになりました。

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「従容」の類義語

「従容」には以下のような類義語があります。

  • 冷静:感情に左右されず、落ち着いていること
  • 悠々(ゆうゆう):ゆったりと落ち着いているさま
  • 悠然(ゆうぜん):落ち着いていて、物事に動じないさま
  • 沈着:物事に動じないこと
  • 泰然(たいぜん):落ち着いていて、物事に動じないさま
  • 平然:何事もなかったかのように、落ち着いているさま
  • 綽然(しゃくぜん):落ち着いていて、余裕のあるさま
  • 綽綽(しゃくしゃく):落ち着いていて、ゆとりのあるさま

「従容」の対義語

「従容」には以下のような対義語があります。

  • 動揺(どうよう):気持ちがゆれ動き、落ち着きを失うこと
  • 狼狽(ろうばい):あわてふためくこと
  • 動転:非常に驚いて、落ち着きを失うこと
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「従容」の英語訳

「従容」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • composed
    (落ち着いた)
  • calm
    (冷静な、落ち着いた)

“have a composed attitude”で「落ち着いた態度をとる」という意味になります。また、“stay calm”で「平静をたもつ」という意味になります。

まとめ

以上、この記事では「従容」について解説しました。

読み方従容(しょうよう)
意味異変や問題が起こった時でも、あわてたり焦ったりしない冷静沈着なさま
語源「従」の「ゆったりとする」、「容」の「ゆとりがある」という意味から
類義語冷静、悠々、悠然など
対義語動揺、狼狽、動転など
英語訳composed(落ち着いた)

読み方は「しょうよう」で、「じゅうよう」ではありません。聞きなれない方も多いかもしれませんが、意味はそれほど難しくありません。

意味や読み方に加え、類義語・対義語も一緒に覚えておきましょう。

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