「小職(しょうしょく)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「小職(しょうしょく)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「小職」の意味をスッキリ理解!

小職(しょうしょく):官職についている人が自分をへりくだって指す第一人称。

「小職」の意味を詳しく

「小職」は、官職についている人が、自分のことをへりくだって指す第一人称として使われます。

もともとは、低い官職という意味で使われていたので、官職(公務員)の使う言葉でした。しかし現在は、官職に限らず、民間の職でも役職についている人が使うようになりました。

自分のことをへりくだって使う謙譲語ですので、相手に敬意を払うシーンで使われます。ビジネスメールや文書、商談などで見聞きすることもあるかと思いますが、かしこまった印象があります。

「小職」の使い方

  1. 本企画の内容について提案がある方は、小職までご提出いただきますよう、お願いいたします。
  2. 未熟な小職でありますが、何卒よろしくお願いいたします。
  3. 小職は、18時まで会議のため、席を外しております。
  4. お忙しい中、小職宛にお手紙を送ってくださり、誠にありがとうございます。

「私」と同じように、主語として使うことができます。④の「小職宛」は、自分宛に郵便物などを、送ってもらった時、また送ってほしい時に使います。「小職」と「宛」を用いた言葉で、よくセットで使われるため、覚えておくと良いでしょう。

また、「小職」は男性でも女性でも使うことができますが、固い印象から、男性が使うことが多い言葉です。

先ほど述べたように、現在は官職以外の民間の職でも「小職」と使うことはあります。ただ、主に管理職以上の人が使うため、目上の人に対して使うと少し偉そうな印象を持たれてしまうことがあります。注意が必要です。

「小職」の類義語

小職には以下のような類義語があります。

  • 当職(とうしょく):弁護士や、行政書士などの「士業」が使う一人称。または、職務や職業を表す言葉。
  • 小生(しょうせい):男性が、自分のことを謙遜して指す一人称。
  • 弊職(へいしょく):その職についている自分自身をへりくだって指す言葉。
  • 当方(とうほう):自分の属している方のこと。
  • 下名(かめい):以下に示した氏名。またはその者。

「小職」に最も近い言葉で「小生」があります。どちらも自分をへりくだって指す時の一人称ですが、女性が使うか使わないか以外にも違いがあります。

「小生」は、「まだまだ勉強の身である」として、スキルや知識においてへりくだる時に使われます。一方で、「小職」は、自分の職をへりくだって使う言葉です。

 

「弊職」は、「小職」と、自分の会社を示す「弊社」が合わさってできた言葉です。まだビジネスシーンでもあまり浸透はしていないようです。

「小職」の英語訳

小職を使った例文を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • I would appreciate your prompt reply.
    (小職まですぐにお返事をいただけるとありがたいです。)

英語圏では、ビジネスシーンにおいても、自分の役職をへりくだる文化があまりありません。したがって、英語で「小職」という意味の単語はありません。「小職」から謙譲の意味を抜くと ” I ” と表されますが、ビジネスシーンでは、” would “を用いるなど、丁寧な言い回しをします。

まとめ

以上、この記事では「小職」について解説しました。

読み方小職(しょうしょく)
意味官職についている人が、自分をへりくだって指すときの一人称。
類義語当職・小生・弊職・当方・下名
英語訳なし

日本語において自分をへりくだって指す一人称はさまざまな種類がありますね。業種や、何をへりくだるかによって、使う言葉も変わります。ビジネスシーンにおいて良い人間関係を築けるようにこれらをしっかりと使い分けていきたいですね。