「当職(とうしょく)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「当職」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「当職」の意味をスッキリ理解!

当職(とうしょく):特定の職業が使う一人称・現在の職業・この職業

「当職」の意味を詳しく

「当職」とは、特定の職業が使う一人称・現在の職業・この職業の意味です。

「当職」は、「一人称」としての意味と、「職業」を表す意味のふたつに分かれます。それぞれを詳しく見ていきましょう。

「一人称」としての意味

「当職」とは、特定の職業の人の一人称として使われることがあります。

具体的には、「仕業」と言われる専門的な資格を必要とする職業の者のみが使える一人称です。

「仕業」には、以下のような職業が含まれます。

  • 弁護士
  • 行政書士
  • 土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)
  • 税理士
  • 弁理士
  • 社会保険労務士
  • 司法書士
  • 海事代理士

そのため、普通の会社員などは、仕事をしていても一人称として「当職」を使うことはできません。

「職業」を表す意味

「当職」は、「この職業」「私の職業」「現在の職業」という意味で使われることがあります。

こちらの意味では、職業に関係なく誰でも使うことができます。普通の会社員などの「仕業」ではない人が「当職」を使った場合には、こちらの意味になります。

「当職」の使い方

  1. 当職は、中央大学法学部を卒業した後、この事務所に所属しております。
  2. こちらの店主の方から、当職が依頼を受けております。
  3. 当職では、大学で学んだ知識を生かして仕事ができていると思います。
  4. 当職では、優秀な人材が揃っており、良い環境で仕事ができると考えています。

➊の「当職」は、一人称の意味で使われています。「当職」という一人称を使っていることや、法学部卒業」と言っていることから、弁護士などの職業であることが予想できます。

➋の「当職」も、一人称の意味で使われます。

➌の「当職」は、「現在の職業」という意味で使われています。

➍の「当職」は、「この職業」もしくは「この会社」という意味で使われています。

「当職」の由来

「当」には、以下のような意味があります。

  • ちょうどその
  • 当てはまる

「そのときに問題になっていたり、焦点が当てられている人や物事を指す」という意味があります。

「その本人」という意味の「当人」や「ちょうどそのとき」という意味の「当時」に使われていることからもわかると思います。

「職」は、漢字の通り「職業」や「職務」を表します。

「当職」の類義語

「当職」には以下のような類義語があります。

「当職」と「小職」の違い

「小職」は、自分自身のことをへりくだって言う表現です。ある程度高い地位にいる人物が、自分のことをへりくだって使います。

もともとは、公務員が使う一人称でしたが、一般企業でも使われるようになりました。その場合にも、部長などの役職がある人が使います。

「当職」のように、「職業」を表す意味はありません。

「当職」の対義語

「当職」には以下のような対義語があります。

  • 貴職(きしょく):相手に敬意を示す丁寧な二人称

「私」を表す「当職」に対して、「あなた」を丁寧に表す「貴職」は対義語であると言えます。

「当職」の英語訳

「当職」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • this job
    (この仕事)

また、英語に一人称の敬語はないので、一人称として使う場合には、単純に “I” になります。

まとめ

以上、この記事では「当職」について解説しました。

読み方当職(とうしょく)
意味特定の職業が使う一人称・現在の職業・この職業
由来「ちょうどその」という意味の漢字から
類義語小職
対義語貴職
英語訳this job(この仕事)

「当職」は、使うことのできる人に条件などがあるので注意しましょう。