四字熟語「遮二無二(しゃにむに)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「遮二無二(しゃにむに)」です。

言葉の意味、使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「遮二無二」の意味をスッキリ理解!

遮二無二(しゃにむに):ただひたすら、1つのことに全力を注ぐこと。

「遮二無二」の意味を詳しく

「遮二無二」は、「他のことを考えずに、ただひたすら1つの物事に集中し全力で取り組む様子」を表す四字熟語です。つまり、がむしゃらな様子を指しているのです。

「遮二」とは「2」を「遮る」こと、つまり「1つの物事に集中すること」を表しています。また「無二」は「2」が「無い」、つまり「後先のことを考えない」という意味です。これら2つの熟語が合体することで、「後先のことを考えず、ひたすらに1つの物事に集中すること」という意味の四字熟語となりました。

漢字が意味を端的に示してくれていますね。

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「遮二無二」の使い方

「遮二無二」の使い方として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 夏休みの宿題を全くやっていなかったので、夏休み後半に遮二無二取り組むことになった。
  2. 苦しい戦いだったが、遮二無二ぶつかって勝利を得ることができた。
  3. 若い頃は目標に向かって遮二無二突き進むのが良い。

先述の通り、「遮二無二」はがむしゃらな様子を表します。ここから分かるように、この四字熟語を使う場合、「必死さ」や「強引さ」を表現することができるのです。

集中は集中でも、こういったニュアンスを含まない場合はあまり「遮二無二」という言葉は使いません。

「遮二無二」の由来

「遮二無二」の由来は2つ考えられています。前述したような「遮二」と「無二」が組み合わさることで生まれたとする説と、17世紀ごろに存在した「しゃりむり」という言葉から転じて生まれたという説です。

どちらが正しい由来なのか、はたまたどちらも正しいのかということは定かではありません。

しかし、記憶に留めておくとすれば、「遮二」と「無二」が組み合わさって生まれた、というエピソードを覚えておくと良いです。そうすれば、たとえ意味を忘れてしまったとしても漢字から意味を推測できますよね。

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「遮二無二」の類義語

遮二無二には以下のような類義語があります。

  • 一心不乱(いっしんふらん):他のことに注意を向けず、1つのことに集中している様子。
  • 猪突猛進(ちょとつもうしん):ある目標に向かって向こう見ずに突き進むこと。
  • 無二無三(むにむさん):ひたすらに1つの物事を行うこと。
  • 一意専心(いちいせんしん):ある物事だけに意識を集中させること。
  • 真一文字(まいちもんじ):1つのことに全力を傾けること。

「一意専心」や「真一文字」などは、物事を行う際の心構えとして、座右の銘にする人もいます。その一方で同じ「遮二無二」の類義語であっても、「猪突猛進」のように場合によってはマイナスのイメージを与えるようなものもあります。

状況に合わせて、適切な四字熟語を使用できると良いですね。

「遮二無二」の対義語

遮二無二には以下のような対義語があります。

  • 熟慮断行(じゅくりょだんこう):考えに考えた上で行動に移すこと。
  • 余裕綽々(よゆうしゃくしゃく):とてもゆったりとしていて、余裕がある様子。

「遮二無二」は「脇目も振らず突き進む」「ひたすらに集中する」といった意味ですから、その対義語としては「じっくりと考える様子」や「余裕がある様子」を表す四字熟語が当てはまります。

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「遮二無二」の英語訳

遮二無二を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • like mad
    (狂ったように)
  • like thunder
    (稲妻のように)
  • recklessly
    (向こう見ずに)

英語の単語を見るだけで、「遮二無二」の含むイメージが伝わってきますね。 “mad” の代わりに “crazy” や “the devil” を当てはめる場合もあります。英語の方が日本語よりも多くの表現がありますね。

まとめ

以上、この記事では「遮二無二」について解説しました。

読み方 遮二無二(しゃにむに)
意味 ただひたすら、1つのことに全力を注ぐこと。
由来 熟語の「遮二」と「無二」から。諸説あり。
類義語 一心不乱、猪突猛進、無二無三など
対義語 熟慮断行、余裕綽々など
英語訳 “like mad” (狂ったように), “like thunder” (稲妻のように), “recklessly” (向こう見ずに)など

1つの物事に集中するのは素晴らしいことです。自身の掲げる目標を達成するためには不可欠な姿勢ですよね。しかし、1つのことばかりに気を取られ、他のことが全く見えなくなってしまうのも考えものです。

「遮二無二」努力するのも良いですが、同時に他のことにも注意を向けることができれば良いですね。

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