「闊歩(かっぽ)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「闊歩(かっぽ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「闊歩」の意味をスッキリ理解!

闊歩(かっぽ):堂々と歩く様子、威張り好き勝手に行動する様子

「闊歩」の意味を詳しく

「闊歩」は、大股でゆっくりと、堂々と道を歩く様子を表す熟語です。そこから転じて、威張った態度で好き勝手に行動する様子も表します。

「闊(かつ)」は訓読みでは「闊(ひろ)い」と読まれ、「広くゆとりがあること、間が空いていること」を表す漢字です。

ここから、広く間を空けて歩くこと、つまり堂々と威張った態度を取るという意味になりました。

「闊」

難しく見慣れない漢字のように思われますが、意外と使われる機会は多くあります。

うっかりしているという意味の「迂闊(うかつ)」や、細かいことにこだわらずのびのびしていることを表す「闊達自在(かったつじざい)」などに使われています。合わせて覚えておきましょう。

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「闊歩」の使い方

「闊歩」は文中では以下のように使われます。

  1. 町長が街を闊歩する様子を苦々しく見送る。
  2. 夜、すっかり人気のなくなった大通りを闊歩する。
  3. 元取締役は退陣した後も、我が物顔で社内を闊歩していた。

「闊歩」の類義語

「闊歩」には以下のような類義語があります。

  • 横行(おうこう):自由に歩き回ること、悪事がはびこること
  • 跋扈(ばっこ):我が物顔で振舞うこと
  • 肩で風を切る:胸を張って得意げであること、勢いがある様子

「横行」は自由に歩き回るという意味が転じて、「悪事が取り締まられることなく好き勝手に行われていること」を表しています。「組織の内部で汚職が横行していた」といったように使われます。

「跋扈」は「跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)」という四字熟語としても使われます。これは、「権威を無視し、悪人などが好き勝手にふるまうこと」を表します。

「肩で風を切る」は慣用句です。勢いに乗っている人物が、胸を張り得意げに歩く様子を表しています。

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「闊歩」の対義語

「闊歩」には以下のような対義語があります。

  • 謙虚(けんきょ):控えめなこと、つつましいこと
  • 敬虔(けいけん):つつしみ、他者を思う気持ちが深いこと
  • 恭謙(きょうけん):つつしみ深く、へりくだること
「闊歩」は堂々としていることを表すので、「ふてぶてしい」「自己を主張する」といったニュアンスを含んでいます。したがって、「控えめである」「他者を優先する」といった意味を表す言葉が対義語になります。

「闊歩」の英語訳

「闊歩」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • strut
    (もったいぶって歩く、見せびらかす)
  • swagger
    (いばりながら歩く、自慢する)
  • stride
    (いばりながら大またに歩く、元気に歩く)

strut は名詞になると「いばった歩き方」という動詞を名詞化した意味の他に「支柱、突っ張り」という意味も持ちます。

例文
  • The investigator strutted around.

    (調査員はもったいぶりながらあたりを歩き回った。)

  • The student walked with a swagger because he got a good score on the test.

    (その生徒はテストで良い点を取ったため、自慢げに歩き回った。)

  • She walked with rapid strides.

    (彼女は大またで素早く歩いて行った。)

ここでは swagger , stride を名詞として使いましたが、どちらも動詞としても使うことのできる英単語です。

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まとめ

以上、この記事では「闊歩」について解説しました。

読み方闊歩(かっぽ)
意味堂々と歩く様子、威張って好き勝手に行動する様子
類義語横行、跋扈、肩で風を切る
対義語謙虚、敬虔、恭謙
英語訳strut、swagger、stride

日常的に使われることの多い熟語なので、意味や使い方をしっかり覚えておきましょう。

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