「横行(おうこう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「横行(おうこう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「横行」の意味をスッキリ理解!

横行(おうこう):自由気ままにふるまうこと。悪事がはびこること。

「横行」の意味を詳しく

「横行」は、「自由気ままにふるまうこと」を意味する熟語です。これが転じて、日常生活では「悪事がはびこること」の意味で使われることが多いです。「おうぎょう」と読まれることもあります。

「横」という漢字には、「勝手気まま」という意味や「心のまま」という意味があります。もうひとつの「行」という漢字は、「行い」と書いて「おこない」と読むように、「振る舞い」を意味します。

したがって、「横行」というのは「勝手気ままな振る舞い」だと解釈することができますね。この熟語は、一つ目の漢字が二つ目の漢字を修飾するという関係にあります。

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「横行」の使い方

  1. 転校先の学校では、不良が横行していると噂があり、とても不安だ。
  2. 近頃、漫画などの海賊版を配信するサイトの横行が問題となっている。
  3. 汚職の横行を見逃すなど、私の正義感が許さない。
  4. この街では盗みが横行しており、注意をするに越したことはない。
  5. 娘はカニの横行を、じっと見つめていた。

①の例文では、「自由気ままにふるまうこと」という意味で「横行」が使われています。「悪事がはびこること」という意味で使われているのは、②〜④の例文です。

また「横行」は、⑤の例文のように「横向きに進むこと」の意味で使われることもあります。

「横行」の語源

「横行」はもともと、「横向きに進むこと」や「勝手気ままにのし歩くこと」を意味する漢語でした。日本でもこの意味で使われていましたが、10世紀ごろに、その用法が変わりました。

その当時、貴族たちが私的に所有していた土地は、荘園(しょうえん)と呼ばれていました。荘園の持ち主である貴族の命令に従わず、自分のことばかりを考えて勝手なふるまいをする役人を指して、「横行人(おうぎょうにん)」と呼ぶようになったのです。

これが広く使われるようになり、「横行」は現在のように「悪事がはびこること」という意味を持つようになりました。

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「横行」の類義語

横行には以下のような類義語があります。

  • 氾濫(はんらん):好ましくないことが、広まること
  • 跋扈(ばっこ):好ましくないことが、はびこること
  • 蔓延(まんえん):好ましくないことが、広まること
  • 跳梁(ちょうりょう):悪人などが、好き勝手にふるまうこと
どれも「横行」の「悪事がはびこること」という意味と類似した熟語です。

「横行」の英語訳

横行を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • rampant
    (犯罪などが猛威を振るうこと)
  • prevalent
    (蔓延している)
  • widespread
    (広く行き渡る)
  • walking sideways
    (横向きに歩くこと)
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まとめ

以上、この記事では「横行」について解説しました。

読み方 横行(おうこう)
意味 自由気ままにふるまうこと。悪事がはびこること。
語源 漢語の意味が転じたもの
類義語 氾濫、跋扈、蔓延など
英語訳 rampant(犯罪などが猛威を振るうこと)など

日常生活でよく用いられる「横行」には、一般的に広く認識されているもの以外にも意味があります。こちらもあわせて理解しておきましょう。

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