「真摯(しんし)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「真摯(しんし)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「真摯」の意味をスッキリ理解!

真摯(しんし):まじめで熱心なこと

「真摯」の意味を詳しく

「真摯」とは、「まじめで熱心なこと」という意味です。他にも「ある一つのことに対して集中して取り組む」という意味も持っています。

「真摯」の「」という漢字はあまり見慣れないものですね。この字にも「まじめの」「手厚い」という意味があります。「真剣なこと」という意味の「真」と合わせて「真摯」の意味を形作っています。

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「真摯」の使い方

「真摯」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 彼の練習に対する真摯な姿勢は見習うべきである。
  2. 状況が分かっていなかった私に対して、スタッフは真摯な対応を取ってくれた。
  3. その政治家は街頭に立ち、人々の声に真摯に耳を傾けていた。

上記の例文のように「真摯」は「真摯な」という形容詞として、加えて「真摯に」という副詞として使われるのが一般的です。「真摯」が名詞として用いられることは、あまりありません。

また、「真摯」は「真摯な人」というように、人柄を表す際には使われません。例文にあるように、まじめで熱心な「行動」や「態度」を表現するのに用いられる熟語なのです。

 

「皆様方よりご指摘を頂いていることを、真摯に受け止めております」というフレーズを聞いたことはないでしょうか。「批判を受け止め、真面目に取り組んでいくこと」という意味です。

このように「真摯」は、企業などによる公式な謝罪の際によく用いられる言葉です。

しかし、決して「真摯」という熟語自体にネガティブなイメージはないため注意しましょう。

「真摯」の類義語

真摯には以下のような類義語があります。

  • 誠実:自分の欲を考えずに、真心をもって人や物事に対すること
  • 篤実(とくじつ):情が深く誠実なこと
  • 忠実:真心をこめて、よくつとめること
  • 至誠(しせい):きわめて誠実なこと

これらの熟語の意味は、「真心がこもっていること」を表してるという点で「真摯」と共通しています。ですが、ニュアンスと使い方が異なっています。

 

まず「誠実」は、「相手の気持ちを裏切らない」という意味に重点が置かれています。「真摯」と違い「誠実」は、まじめな人柄を表すことができるのも特徴です。

次に「篤実」という言葉を用いると「人情に厚い」「親切である」という意味が強調されます。対して「忠実」は、「言いつけ」に対してまじめであるさまを表すのに使われる熟語です。

最後に「至誠」は、これらの熟語の中で誠実さの度合いが最も高い言葉です。ですが、書き言葉であるため一般的な場面では用いられません。

 

これらの熟語の違いを理解して、上手く使い分けられるようにしましょう。

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「真摯」の英語訳

真摯を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • sincerity
    (正直、表裏がないこと)
  • diligent
    (勤勉な)

「真摯な」という形容詞の形は、sincere になります。例えば「彼の真摯な態度に、私は感銘を受けました」は、“I was impressed by his sincere manner.” と英訳することができます。

「真摯に」という副詞の形で用いるには、副詞形の sincerely か in sincerity という言い回しを使います。「我々は真摯に反省し、事故の再発防止に努める」は、“We will sincerely reflect on this and make efforts for prevention of recurrence of the accident.” となります。

diligent は「勤勉な」「誠実な」というニュアンスを持っています。ひたむきなさまを表現する場合に適している英単語です。

まとめ

以上、この記事では「真摯」について解説しました。

読み方 真摯(しんし)
意味 まじめで熱心なこと
類義語 誠実、篤実、忠実、至誠
英語訳 sincerity(正直、表裏がないこと)、diligent(勤勉な)

何事に対しても真摯に向き合える人は素敵ですよね。そのような人になるためにも真摯な姿勢で努力を続けていきたいものです。

「真摯」は改まった場面で「まじめに取り組むこと」を表すことができる便利な言葉です。いざ使う場面が来た時のために、しっかりと意味と使い方を理解しておきましょう。

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